金魚の病気など

金魚の病気のサインにはどんなものがある?

金魚の病気のサインを知りたい人「金魚が病気になってしまったときのサインを知りたい。金魚の病気って、早期発見、早期治療が必要ってよく言うよね。そうじゃないと死んでしまうリスクが高いって。じゃあ、金魚の病気を早期に発見するために、なにかサインみたいなものってあるかな?それを知って早期に対応したいんだけど」

こんな悩みを解決します

この記事の内容
金魚が病気になっているときのサインについて書いています。この記事を読むことで、金魚の病気や体調不良にいち早く気づけるようになります

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より、金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚を飼育しているなかで、避けて通れないのが病気です。

金魚も生き物ですから、猫や犬、人間と同じように、時には体調をくずしたり、病気になったりすることがあります。

そして、金魚の病気で非常に大切なのが、早期発見、早期治療です。

治療が早ければ早いほど、完治する可能性が高くなるからです。

逆に、少しでも遅れると、死んでしまうことが多いですね。

このあたりはなかなかシビアです。

では、どのようなサインで金魚の病気に気づくことができるでしょうか。

金魚の病気のサイン

  • 体表の異常
  • ひれの異常
  • 鼻上げをしている
  • 水面でぼーっと浮いている
  • 水槽の底でじっとして動かない
  • 泳ぎかたがおかしい

金魚は言葉を話すことができません。

だから、様子を見ながら異変に気付く必要があるわけですね。

金魚が出すサインをしっかりと受け止めて、早く治療するようにしてあげてください。

というわけで、今回は金魚が病気になっている場合のサインについて解説していきます。

金魚の病気のサインにはどんなものがある?

では、金魚が体調不良や病気になりかけている、もしくはなっている場合のサインについて書いていきます。

前提として、金魚の異常に気づくためには、普段の様子を深く知っている必要があります。

普段の様子を深く知らないと、ちょっとした変化に気づくことができないからです。

つまり、微妙な変化に気づくことが、金魚の命を救うことにつながるということです。

体表に異常がある

金魚が体調不良や病気を起こしているときに、もっともわかりやすいサインとなるのが体表の異常です。

体表に次のような症状が出ていれば、病気の可能性があります。

病気時の体表の異常

  • 白点やできものがある
  • 付着物がある
  • 充血やただれがある

白点については白点病やツリガネムシ、イカリムシといった寄生虫による寄生症の可能性があります。

できものについてはボックス病の症状かもしれません。

付着物が見られる場合は、白雲病や水カビ病といったことが考えられます。

充血やただれについては、赤斑病や穴あき病に発展するかもしれません。

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ひれの異常

ひれの異常でも病気を早期に発見できる場合があります。

次のような異常が起こり得ます。

ひれの異常

  • 尾びれに赤い筋がある
  • 尾びれが白濁している
  • 背びれや胸びれの痙攣
  • 背びれをたたんでいる

尾びれの赤い筋や白濁は、お腐れ病の可能性があります。

背びれや胸びれの痙攣は、寄生虫による寄生、特に白点病のサインである場合が多いです。

白点病については、この時点で治療に入ることができれば、ほぼ塩水浴のみで完治する可能性が高いですね。

また、背びれをたたんでいる場合も注意が必要です。

金魚は、健康であれば背びれをピンっと張っています。

しかし、白点病などの病気になると、背びれをたたんでいる時間が長くなります。

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鼻上げをしている

水槽の中に酸素を十分に供給できているにもかかわらず、金魚が鼻上げする場合も病気のサインである可能性があります。

鼻上げとは、金魚が水面に口を出し、パクパクと動かす行為をいいます。
呼吸が苦しいサインでもあるのですが、酸素が不足していないのであれば、きちんと酸素を取り込めない状態になっていることが考えられます。
金魚はえらで呼吸する生き物なので、えらに異常が発生しているということです。

ですから、鼻上げが見られる場合はエラ病にかかっている可能性があります。

えらの中は外から見えにくいので、異常の発見がしにくいです。

鼻上げや食欲の低下などによって気づく必要があります。

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水面で浮いている

水面に浮いてぼーっとしているようであれば、金魚が体調を崩している可能性があります。

体表に異常がないのであれば、原因がえらにあることが多いです。
えら病を疑い、必要な治療を実施してあげてください。

水面で浮いて潜れないといった症状であれば、転覆病の可能性があります。

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水槽の底でじっとして動かない

水槽の底でじっとして動かないのも、病気のサインですね。

こちらも、体表に異常がないのであればエラ病の可能性が考えられます。

また、沈没病によって浮くことができない可能性もあります。

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泳ぎかたがおかしい

金魚の泳ぎかたがおかしい場合も病気のサインです。

たとえば、潜ろうとしても浮かんでしまうとか、浮こうとしても沈んでしまうといった場合は、転覆病、そして沈没病である可能性があります。

また、金魚が突然狂ったように泳いだり、砂利に身体をこすりつたりすることがあります。

この場合は、白点病などの寄生虫による寄生症の可能性があります。

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金魚の病気のサインにはどんなものがある?:まとめ

金魚の病気のサインについて書きました。

普段の様子とちがうようであれば、それは金魚が発する体調不良のサインかもしれません。

金魚は話しができないので、そういった情報をキャッチして、早期に対応するようにしてください。

そうすることで、病気から金魚を救える可能性が高くなります。

そのためにも、普段からの観察が大切になります。

普段の様子を深く知って、細かな変化に気づけるようになってください。

また、金魚を長生きさせるためには、病気の治療よりも予防をすることが重要です。

予防については、【重要】金魚の病気を予防する6つの方法とは【かんたんです】をご覧ください。

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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