金魚を屋外で飼育している人「屋外で飼っている金魚水槽にエアレーションしたい。金魚を屋外で飼育しているけれど、屋外には電源がなくてエアレーションできない。屋外でもエアレーションする方法はないかな?」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
- 屋外飼育でもエアレーションが必要な理由がわかる
- 電源のない屋外でエアレーションする方法がわかる
こんにちはせいじです。
金魚の屋外飼育を10年以上しています。
屋外で飼育する場合、困るのが電源です。
外にコンセントが付いていれば良いですが、ないところの方が多いのではないでしょうか。
屋外飼育の場合、夏場は水温が上がるので、エアレーションは必須です。
解決策としては
屋外でのエアレーションの方法
- 家の中からチューブを出す
- 電池式のエアポンプを使う
- ソーラーポンプを使う
この3点になります。
掘り下げて解説していきます。
屋外飼育の水槽でもエアレーションは必要?
屋内飼育の場合、投げ込み式フィルターや上部フィルターなど、フィルターを使用して飼育することがほとんどです。
なので、屋内ではエアレーション、ないしはエアレーションと同じ効果が得られる道具を使用して、飼育します。
では、屋外飼育ではどうでしょうか?
屋外飼育の場合、屋外よりも通気性が良く、水面から水中に酸素が溶けやすい環境です。
いっぽうで、天候や気候など、環境の変化に影響を受けやすい状態でもあります。
水中に溶け込む酸素の量は、水温によって変わりますし、飼育数によって必要量も変わります。
ですから、屋外飼育においては、絶対にエアレーションが必要なときと、なくても大丈夫な場合に分かれるのです。
というわけで、屋外飼育でエアレーションが必要な場合と、エアレーションがなくても大丈夫な環境について、まとめていきます。
夏場の高水温時は酸欠になるので必須
初夏から夏場の暑い時期にかけては、エアレーションは絶対に必要です。
水温が上がるにつれて、水中の溶存酸素量が低下するからです。
また、金魚は気温が低い時より、高い時の方が活動が活発になります。
活動が活発になるということは、それだけ酸素をたくさん消費するということです。
この環境下でエアレーションがない場合、酸素不足になって死んでしまう危険があります。
なので、夏場は絶対にエアレーションを設置しましょう。
たくさんの金魚を同じ容器で飼うときは必要
たくさんの金魚をひとつの容器で飼育する場合も、エアレーションは必須です。
金魚の数が増えれば増えるほど、酸素をたくさん必要とするからです。
エアレーションなしで飼育しようと思ったら、60ℓの容器に対して2匹程度におさえておいたほうがいいですね。
そして、間口の大きい容器で、水深を浅くして飼うようにしてください。
ただ、それでも、水温が上がると酸欠になるおそれがあります。
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冬場の低水温時はなくても大丈夫
高水温時とは逆に、冬に気温が下がり、低水温になると水中の溶存酸素量が増えます。
それに、水温が10℃を下回ると、金魚の活動が著しく低下します。
なので、真冬の金魚水槽は、酸素をそれほど必要としません。
なので、エアレーションなしでも飼育することができます。
逆に、エアレーションをすることで外気と水面のふれる面積が増え、水温が下がりやすくなります。
金魚は0℃まで適応することは可能ですが、低いほどストレスにはなるので、水温への影響を考えると、冬はエアレーションを止めたほうがいいですね。
ちなみに、水温0℃と40℃では、溶存酸素量に倍以上の差があります。
電気がない屋外飼育の水槽にエアレーションする方法は?
金魚を屋外飼育する場合もエアレーションが必要だということが分かっていただけたと思います。
では、屋外にコンセントがない環境でエアレーションをする方法について書いていきます。
室内から電気を取る
まずは室内の電気を使う方法です。
エアポンプを室内のコンセントにつなぎ、エアポンプに接続しているエアチューブを外の水槽に伸ばします。
エアチューブを室内から屋外に出すには、エアコンの排出口を使うのが良いですね。
おそらく、エアコンを設置している部屋には、各種配管を通すために壁に穴があけられているはずです。
そして、配管を通した後、隙間を埋めるために粘土などで穴埋めがされていると思います。
その穴埋めされた部分を少しあけ、配管の隙間を縫うようにしてエアチューブを外に出すのです。
こうすれば、屋外でもエアレーションをすることができます。
電池式のエアポンプを使う
エアポンプは、電気を使うタイプの他に、電池式のものがあります。
電池式であれば、コンセントに差さなくても使うことができます。
ただし、エアポンプはけっこう電池を食うため、24時間程度しか連続稼働することができません。
なので、途切れないように稼働させるためには、充電式の電池を2セット用意し、毎日交換するという手間をかける必要が出てきます。
ソーラー充電式のエアポンプ、ソーラーポンプを使う
電池式のエアポンプよりも便利なのが、ソーラー充電式のエアポンプですね。
ソーラー充電式のエアポンプは、太陽光パネルとエアポンプが一体となっていて、ソーラーパワーによって電気なしでエアレーションすることができます。
商品によっては、太陽光と電池のハイブリッド方式を採用していて、太陽の光が足りないときは、電池で稼働するようになっています。
気になるエアの吐出量ですが、金魚を飼育するには十分な量の空気を吐出してくれます。
電気が使えない屋外飼育の水槽にエアレーションする方法は?まとめ
電気が使えない屋外飼育の水槽にエアレーションする方法について書きました。
金魚は水槽で飼うのも楽しいですが、屋外の太陽の光を使いながら青水で育てることによって、その魅力はさらに高まります。
なので、本記事を参考にしていただき、屋外飼育にチャレンジしていただけたらと思います。
では、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。