金魚の白いできものに悩む人「金魚の白いできものがなにか知りたい。金魚に白いできものができているんだよね。病気だったら治療しないといけないし、そうじゃないならどんな理由で白いものができるんだろう?見分け方などがわかるとうれしいな」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
金魚に白いできものができた場合、どんな可能性があるか、そして見分け方について書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の身体には、ときどき白いできものができることがあります。
なれないうちはすべて病気かと心配し、右往左往することになりますが、中には病気でないものもあります。
白いできものができた場合の可能性としては、次のようなものが考えられます。
白いできものができる原因
- 白点病
- ツリガネムシ
- イカリムシ
- 水カビ病
- 追星
- 脂肪
- ニキビ
これらを見分けられるよう、それぞれの特徴について書いていきます。
というわけで、今回は金魚に白いできものができた場合の見分け方について、掘り下げていきます。
金魚に白いできものができた原因はなに?
金魚に白いできものができた場合、どんな可能性があるかについて書いていきます。
病気の場合もあれば、ニキビや脂肪と呼ばれる、特に害のないものもあります。
また、興奮している証である場合も・・・・では具体的に見ていきます。
白点病
白いできもので心配するのが、白点病の可能性ではないでしょうか。
金魚の病気ではもっともメジャーな病気のひとつですからね。
白点病の白点の特徴は次の通りです。
白点病の特徴
- 白点の輪郭がぼやけている
- 身体全体に白い点ができる
- 不規則にできる
その他、背びれをたたんでいたり、身体を砂利にこすりつける仕草をするなどの行動が見られます。
そのあたりが白点病の確定診断の要素となりますね。
詳しくは金魚の白点病の初期症状の見分け方【画像付きで説明します】の記事をご覧ください。
ツリガネムシ
ツリガネムシも金魚の身体に白いものができる病気です。
ツリガネムシの場合は次のような特徴があります。
ツリガネムシの特徴
- 白点病の白点よりも大きい
- 進行すると白点の周囲に充血が起こる
ツリガネムシは悪化するとうろこがはがれたり、ひれが溶けたりすることがある病気です。
早期の判断によって、薬浴などの治療を実施してください。
ツリガネムシの詳しい情報については【金魚の病気】ツリガネムシの原因や症状、治療方法を解説の記事をご覧ください。
イカリムシ
イカリムシが寄生した場合も、白いものが見られることがあります。
寄生した場合、次のような症状が見られます。
イカリムシノ特徴
- ひも状のものが付着しているように見える
- 付着している周囲が充血する
イカリムシの場合、多くは細い針というか、枝状のものが刺さっているのがわかりますが、金魚によっては白いひも状のものが身体についているように見えることがあります。
また、付着している周囲に充血が見られます。
イカリムシの詳しい情報については、【金魚の病気】イカリムシの原因や抜き方などの治療方法を解説の記事をご覧ください。
水カビ病
水カビ病の場合、白いできものというよりは、白いものが付着しているように見えます。
なので、後述する肉瘤とまちがえないようにしてください。
特徴としては次のようなことがあげられます。
水カビ病の特徴
- 綿がかぶっているように見える
- 肉瘤以外にもできる
水カビ病の場合は、別名綿かぶり病とも呼ばれるように、白い綿がかぶさっているように見えます。
また、肉瘤だけでなく、体表にもあらわれるので、そのあたりで見分けることができます。
水カビ病の原因や治療方法などは、金魚の水カビ病(綿かぶり病)の原因や症状、治療方法とはの記事をご参照ください。
追星
金魚の繁殖行動のサインとなるのが追星です。
繁殖時期になると、雄の身体に追星という白い点があらわれるのです。
病気ではなく、ある意味元気な証拠と言えるものですね。
追星の特徴は以下の通りです。
追星の特徴
- 白点より硬い質感
- 胸びれ、えらぶた、頭部にできる
- 規則的に並んでいる
金魚は通常、冬の低水温を越えて春、水温が20℃を上回ると追星が発生し、繁殖行動を開始します。
ただし、季節関係なく発情する勢力旺盛な金魚ちゃんもいますので、ご注意ください。
なお、できものが追星の場合は、追尾行動といって、雌の金魚(勘違いして雄の場合もある)を追い回すので、そこでも見分けることが可能です。
追星の詳細は金魚の追星とは?【画像付きで説明します】を見ていただけるとうれしいです。
脂肪
らんちゅうやオランダ獅子頭の肉瘤にできる白いできものです。
肉瘤とは、頭部のでこぼこと盛り上がっている部分を指します。
肉瘤は脂肪でできていて、その脂肪が固まったものが、白く表れることがあります。
特に肉流が発達するときに見られるようですね。
こちらも病気ではないので、なにもする必要がありません。
放っておくとそのうちなくなります。
くれぐれも手で取ろうとしないでください。
脂肪を手で取ると、肉瘤がもげることがあります。
そのまま放置でお願いします。
ニキビ
こちらも肉瘤にできる白いものです。
脂肪とよく似ていますが、脂肪のようにべたっとした形ではなく、吹き出もののように出てきます。
場合によっては周囲が充血することもありますが、脂肪の場合はしばらくすると治まり、消えてなくなります。
ただし、前述のイカリムシの可能性もあるので、注意が必要です。
金魚に白いできものができた原因はなに?【病気?ニキビ?脂肪?】まとめ
金魚にできる白いできものについて書きました。
病気で対処が必要な場合もあれば、そのまま放置でなんら問題がない場合もあります。
最初、どうしても見分けがつかないようであれば、とりあえず塩水浴を実施することをおすすめします。
それを繰り返しているうちに、いずれかの病気か、そうでないかが把握できていくと思います。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。