
ピンポンパールを飼いたい人「ピンポンパールを飼いたい。ピンポンパールってかわいいよね。飼ってみたいと思うんだけど、飼育がむずかしいって聞いた。ピンポンパールの飼い方、育て方が知りたいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
金魚の中でも非常に人気の高い品種のひとつであるピンポンパール。
とはいえ、うまく育てられなかった人も多いようですね。
たしかに、ピンポンパールは飼い方がむずかしい品種になります。
金魚すくいの金魚のように、なんとなく餌をやっていたらいつのまにか巨大化した、なんて容易にはいきません。
なので、ピンポンパールの飼育方法、上手に育てる方法をまとめました。
みなさまの参考になれば幸いです。
【金魚】ピンポンパールの飼い方、育て方【飼育方法を完全網羅】
まずはピンポンパールの飼い方、育て方について解説していきます。
他の品種の金魚と基本的には同じです。
ただ、体質が弱い傾向にあるのと、消化不良になりやすいので、そのあたりに注意が必要ですね。
必要な道具は?
ピンポンパールを飼育するのに必要な道具としては、次のようなものです。
ピンポンパールを飼育する場合も、一般的な金魚の道具と変わりありません。
水槽の大きさは、45cm以上、できれば60cmほどの大きさがあったほうが飼育しやすいですね。
なお、その他にもあったほうが便利な道具などがあります。
金魚の飼い方や必要な道具などを初心者向けにわかりやすく解説!!に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
水温は何度にしたらいいの?
ピンポンパールが対応できる水温は18℃~40℃です。
そのうち、活動的に生活できるのが、20℃~28℃になります。
餌をたくさん食べさせて大きく育てたいのであれば、25℃~30℃がいいでしょう。
餌はなにをあげたらいい?
ピンポンパールの餌としては、一般的に販売している人工餌で問題ありません。
ただし、沈下性の餌が適しています。
というのも、ピンポンパールは泳ぎが苦手だからです。
浮上性の餌だと、フィルターなどの水流に流されて、なかなか餌をとらえることができなかったりします。
なので、水底に沈んで、落ち着いて食べることができる沈下性の餌が向いているのです。
なお、よりピンポンパールに適した餌をあたえたい方は、下記の記事をごらんください。
餌の量はどれぐらい?
ピンポンパールにあたえる餌の量や頻度は、次のようになります。
- 1回5分ほどで食べきれる量
- 1日1~2回程度
1回の量をたくさん与えすぎると、食べ過ぎによる消化不良のリスクが高まります。
餌の量を増やしたければ、あたえる回数を増やすようにしてください。
ここで注意したいのが、餌をあたえる間隔です。
餌のあげる間隔を3時間程度あけるようにしてください。
そうすれば餌の量を増やしつつ、消化不良のリスクをおさえることができます。
他の金魚や生き物と混泳できる?
ピンポンパールは泳ぎが苦手なので、熱帯魚やちがう品種の金魚と混泳するのには向いていません。
なぜなら、他の魚やちがう品種の金魚に餌をとられてなかなか食べられなかったり、つつかれるなどのちょっかいを出されて、うろこはがれなど身体が傷ついたりするからです。
ピンポンパールにはストレスになるので、免疫力の低下により体調をくずしたり、病気になったりします。
ただ、ピンポンパールと同じように泳ぎの不得意な品種であれば、混泳も不可能ではありません。
ピンポンパールがなりやすい病気
次に、ピンポンパールがなりやすい病気について書きます。
ピンポンパール特有の病気もあるので、注意が必要です。
転覆病
ピンポンパールはその体型もあって、転覆病になりやすい品種です。
その原因のひとつである、餌を食べることによる消化不良については、他の品種よりも注意が必要です。
転覆病が悪化すると完治が難しいので、くれぐれも予防に努めてください。
パールうろこの充血
ピンポンパールはパールうろこと呼ばれる特殊なうろこを持っています。
それもあってか、うろこ周辺に充血を起こしやすい特徴があります。
特に水温が低いときに発症しやすいので、日々の観察をしっかりと行うようにしてください。
充血が見られた場合は、塩水浴や薬浴を実施して、治療してあげてください。
水泡症
パールうろこを持つ金魚の病気として、水泡症というものがあります。
他の品種では松かさ病と呼ばれますが、松かさ病がうろこが逆立つのに対して、ピンポンパールの場合はうろこに水ぶくれができます。
松かさ病と同じく、難治性の病気なので、原因となる水の汚れやストレスを予防するようにしてください。
ピンポンパールとは?
最後に、ピンポンパールの特徴や値段、種類などについて書いていきます。
ピンポンパールの特徴
ピンポンパールには、次のような特徴があります。
名前の由来にもなっているピンポン玉のような丸い体型と、ちょこんとついた尾びれ、そして非常に特徴的なパールうろこを持っています。
中国ではその特徴的なうろこから、ピンポンパールを珍種鱗と名付けています。
小さな体でちょこまか泳ぐ姿は、とてもかわいく、愛らしいですね。
ピンポンパールはどこで販売している?
さて、そんなかわいらしいピンポンパールですが、どこに行けば手に入るのでしょうか?
特殊な形をしているものの人気のある品種なので、販売しているお店はたくさんあり、比較的かんたんに手に入れることができます。
次のようなお店で購入してください。
ピンポンパールを販売しているところ
- ホーセンターのペットコーナー
- ペットショップのアクアリウムコーナー
- 金魚専門店
- ピンポンパール専門店
- ネットショップ
ピンポンパールの値段は?
ホームセンターや金魚の専門店で販売されているピンポンパールのほとんどは、ピンポン玉よりも一回りほど小さいサイズで、値段がだいたい600円~800円のものが多いですね。
テニスボール大ぐらいの大きさになると、2000円前後の価格が付きます。
あとはうろこの具合や身体の丸み、柄、大きさによって値段が変わってきます。
高いものであれば1~5万円の値段がつく個体もいます。
どんな種類があるの?
ひとくちにピンポンパールと言っても、いろいろな色や柄があります。
また、一部特徴的な体型を持つ種類があります。
寿命は?どれぐらい生きるの?
ピンポンパールの寿命は、平均で5~6年になります。
一般的な金魚の寿命は10~15年とされているので、約半分ぐらいとなります。
ただ、ピンポンパールでも、10年以上生きる個体がいます。
大きさは?どこまで大きくなる?
ピンポンパールでもしっかりと餌をあたえていくと大きく成長します。
最大でソフトボール大ぐらいまで成長するんですよ。
テニスボール大ぐらいまでなら、比較的かんたんに育てることができます。
【金魚】ピンポンパールの飼い方、育て方【飼育方法を完全網羅】まとめ
ピンポンパールの飼い方、育て方について書きました。
ピンポンパールは体質が弱く、飼育がむずかしい品種とされています。
しかし、水質の維持、ストレスを避けた環境で飼育すれば、それほどむずかしいわけではありません。
きちんとした飼育方法、また注意点をしっかりと把握しておき、普段の飼育で病気を予防するようにしてください。
きっと家庭に大きな癒しをもたらしてくれるはずです。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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