ピンポンパールを飼いたい人「ピンポンパールに最適な水温が知りたい。ピンポンパールって熱帯魚と同じような温度管理が必要って聞いた。高い水温をじゃないと飼えないよって。ヒーターを設置しないと飼えないのかなぁ」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
ピンポンパールを飼育できる水温域と、適した水温について解説しています
こんにちは、せいじです。
ピンポンパールの飼育を10年以上しています。
さて、ピンポンパールをお店で買う際、「ピンポンパールは熱帯魚と同じようなものだから、水温を26℃ぐらいに設定してあげて」と店員さんに言われたことがありませんか?
てことは、ヒーターを設置しないと飼えないわけで、同じ金魚でも出目金などとはずいぶんちがうんだなと思いますよね。
私も金魚店の店員さんに言われたのを信じて、ピンポンパールにはヒーターが必要なんだと思い込んでいました。
しかし、水槽用のヒーターってけっこう電気代がかかるんですよね。
そこで、しかたなくヒーターなしで飼育をはじめたところ、特に問題なく飼育できるではありませんか!
実はピンポンパールも、ヒーターを使わずに、季節ごとの水温で飼うことが可能です。
そして、ピンポンパールの最適な水温は、他の金魚と同じく18℃~28℃ぐらいです。
というわけで、今回はピンポンパールの最適な水温について解説していきます。
【金魚】ピンポンパールの水温は何度が適温か?徹底解説
ピンポンパールが過ごせる水温はどれぐらいでしょうか。
そして、適した水温は何度なのでしょう?
ホームセンターや金魚店で進められるのは、次のような設定温度です。
内外国産による水温の違い
- 国内産・・・・金魚が過ごせるのと同じ0〜40度
- 外国産・・・・熱帯魚のように、25〜30度ぐらい
ピンポンパールは東南アジアからの輸入が多く、それらについては水温が高くないと飼育できないと言われています。
一方、国内産であれば、自然の水温に合わせて飼育することが可能とされてきました。
果たして実際はどうなのでしょう?
ピンポンパールの最適温は他の金魚と同じ
結論から言うと、外国産であっても、国内産であっても、ピンポンパールはほかの金魚と同じく0度〜40度の間で生きることができます。
適正温度も同じく18度〜28度の間ですね。
ただし、珍種鱗(パールウロコ)と呼ばれる、特殊なうろこを持っているせいか、水温が低くなると、うろこに充血が起こりやすい傾向があります。
なので、その辺りは注意が必要ですね。
実際に外国産のピンポンパールをヒーターなしで飼育した話し
ところが、いざ外国産のピンポンパールを購入しようと思うと、店員さんから「熱帯魚並みの水温じゃないと飼育できないですよ」って言われます。
「冬はヒーターの設置が必須です」って断言されるのです。
「まじか、ヒーター代きついな」と思いつつ、でもピンポンパールの可愛さに負けて、つい購入。
しかし、お金がなかった私は、毎月かかってくるヒーターの電気代、1000円が苦しい・・・・。
ということで、マレーシア産のピンポンパールを、ヒーターなしで冬越しさせたのです。
その結果、無事冬越しができたので、今度は調子に乗って屋外での冬越しにチャレンジしてみました。
すると、なんと屋外でも問題なく冬を越え、春を迎えてくれたのです。
しかも、青水作りに失敗し、冬の間ずっとさら水の状態であったにもかかわらずです。
もちろん、日によっては0℃を下回る気温の中でした。
この実績をもとに、私はピンポンパールの飼育にヒーターを使わなくなりました。
ピンポンパールには高水温の方が良いとされた根拠は?
では、どうして外国産のピンポンパールは高水温じゃないと飼えない、とされているのか。
その理由は、主な生産国である東南アジアの気候が根拠となっているようです。
つまり、年中暖かい気候で過ごしているため、日本の夏以外の気候、特に冬の水温は適応できないと考えられているようですね。
繰り返しになりますが、実際に飼育してみると、見事に冬を乗り切ってくれます。
ですから、たとえ東南アジアの外国産ピンポンパールであっても、日本の四季に適応することは可能ということですね。
ピンポンパールは水温が合わないと突然死する?
しかし、ピンポンパール他の品種とくらべて、「飼いはじめの突然死」の頻度が高いです。
これは、特に外国産のピンポンパールで発生しやすいですね。
「それが日本の気候の水温が合わないとされる所以では?」
という見方もできますが、どうやらそうではないようです。
というのも、真夏に買ってきたピンポンパールでも、突然死は発生するからです。
どうやら突然死の原因は、水温ではなく、日本の水質に合わなかった可能性が考えられます。
つまり、ペーハーなどの急激な変化によってえらがやられてしまい、突然死んでしまうようですね。
私の経験上も、3匹購入したうちの1匹だけ、翌日にえらから出血して死んでしまったことがあります。
前日までは元気に過ごしていたので、水質の変化によってえらがやられてしまった可能性が考えられます。
ほかにも、開店直後の金魚店を訪問したとき、大きな水槽にたくさん入っていたピンポンパールが、一晩にして大量に死んでいるのを目にしました。
この点では国内産のピンポンパールの方が、安全ではあります。
国産と外国産のピンポンパールの水温について
これまで書いてきた通り、国内産は日本の四季に対応できるが、外国産は対応できない、という説は誤りと言えます。
国内産しかヒーターなしで飼育できない、と思っていた方には朗報ではないでしょうか。
というのも、国内産は外国産とくらべて、身体の丸みが少ない個体が多いですからね。
ピンポンパールの特徴である真ん丸に近い体型ではなく、細長い体型の子が多く見られます。
外国産を国内で繁殖させることにより、少しずつ真ん丸の国内産が増えてきてはいますがね。
でも、国内産でも外国産でもヒーターなしで飼育できれば、選ぶ際の悩みがなくなりますよね。
【金魚】ピンポンパールの水温は何度が適温か?まとめ
ピンポンパールが適応できる水温、そして適している水温についてかきました。
ピンポンパールであっても、ほかの金魚同じように、幅広い水温に適応することができます。
ただし、程水温時のうろこの充血は、ほかの品種よりも起こりやすいため、注意が必要ですね。というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。