金魚の餌の調整について知りたい人「金魚を飼育していて一番楽しい時間が、金魚に餌をあげるときだよね。大喜びして餌を食べる姿はとてもかわいい。いくらでもあげたくなるんだよね。でも、1年中同じように餌をあげていたら、金魚が死んでしまうって聞いた。水温によって調整しなければいけないって。大切な金魚なので、死なない餌のやり方を知りたいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
水温によって餌の量や種類の調整の仕方について書いています
こんにちは、せいじです。
今回は、金魚の餌やりで、水温との関係について書いていきます。
金魚が死んでしまう原因の第1位はまちがった餌やりによる消化不良です。
季節ごとにうまく調整して、金魚が元気に過ごしてくれるようにしましょう。
金魚は水温によって餌の調整が必要
金魚は水温によって体温が変わる変温動物です。
水温が高くなると活動が活発になり、低くなると低下します。
特に消化機能について大きな影響があるので、餌やりには注意が必要です。
なぜなら、金魚は胃がないので、元々消化能力が弱いからです。
なので、水温の変化によって、餌の量や回数を調節しなければならないのです。
たとえば、水温が低く、活動が低下している状態なのに、いつもどおりの量や回数、餌をあたえていると、たちまち体調をくずすことになります。
だから、餌やりは慎重に行う必要があるのです。
まちがった餌やりによって金魚が病気になったり、死んでしまうことがよくあるので、ぜひこの記事を参考にしていただけたらうれしいです。
金魚が生活する適正温度は18~28℃
金魚がもっとも活動的に過ごせる水温は、18℃〜28℃とされています。
この水温の範囲であれば、通常通り餌をあげて大丈夫です。
通常通りの餌とは、1回あたり5分程度で食べきれる量ですね。
金魚には胃がないので、一度に大量の餌を食べることができないからです。
ただ、個人的には、これよりもさらに1回の餌の量を少なめにしています。
まだまだ食べられるだろうな、と思う程度の量でおさえていますね。
というのも、食べ過ぎによる弊害が大きいからです。
餌をあげすぎると、かんたんに体調をくずしてしまいます。
それに、食べきれなかった餌は水を汚す原因になるので、結果として金魚に害を与えることになります。
なので、1回の量は少なめにして、回数を増やすようにしましょう。
とはいえ、仕事をしていると一日に何回も餌をあげるのは不可能ですよね。
そんな環境で便利なのがフードタイマーです。
あらかじめ時間を設定しておけば、自動で給餌してくれます。
ありがたいですね。
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水温が低い場合は、餌の量や回数を減らす
水温が18℃を切ったら、餌の量や回数を減らさなければなりません。
10℃〜17℃であれば、5分程度で食べきれる量を1日1回にしましょう。
それ以上あたえると、体調不良を起こす可能性があります。
ちなみに、金魚は餌を食べなくても簡単に死ぬことはありません。
大食漢ではありますが、消耗するエネルギーが少ないので、生命を維持するのにそれほど食事を必要としないのです。
個人的な経験としては、冬場以外の春先から夏にかけてでも、3ヶ月ほど餌をやらずに飼育したことがあります。
それでも餓死することはありませんでした。
ただ、さすがにここまで餌をあげないのはかわいそうですので、マネしないでくださいね。
10℃以下になったら餌切りをする
水温が10℃を切ったら、餌切りをしましょう。
餌切りとは、餌を一切やらないことです。
10℃以下になるど、金魚は冬眠状態になるので、餌を必要としなくなるからです。
本当に餌をあたえなくても大丈夫?活動は低下しているけれど、たまに動くし、何も食べないのはかわいそうじゃないか?と思う人もいるかもしれません。
でも、逆に餌をあたえることで、次のようなデメリットが起こります。
デメリット
- 金魚が餌を食べず、食べ残しにより水が汚れる
- 餌を食べてしまうと、消化不良を起こす
どちらも金魚に害をあたえることにあるので、餌をやらないようにしてください。
水温によって餌は変えたほうがいい
水温によって金魚の消化能力が変化すると書きました。
なので、餌もそれにあわせて変えてあげるのがベストです。
ここからは、水温によってどのような餌を選べばいいのかを書いていきます。
金魚を大きくしたいときは高たんぱくな餌
水温が18℃以上あって、金魚を大きくしたいときは、高たんぱくな餌を選びましょう。
たんぱく質の多い餌は、金魚を大きく成長させる効果があります。
18℃以上の場合はこの餌の量を調節しつつ、金魚を育てていけばOKです。
ちなみに、金魚を大きくするために私が愛用しているのは、ミシロ彩金魚増体用です。
たんぱく質が51%以上含まれている商品です。
この餌をあたえるようになってから、金魚の成長が目に見えて早くなりました。
個人的にはかなりおすすめですね。
ミシロ彩金魚増体用は、稚魚用もあるので、まちがえないようにご注意ください。
あと、粒の大きさがA、B、Cと3種類あります。
Aがもっとも小粒でですね。
金魚の大きさに合わせて選んであげてください。
水温が低いときは低たんぱくな餌
水温が低い場合は、消化に良い餌にしたほうがいいですね。
金魚にとって消化に良い餌とは、たんぱく質が少ない餌です。
なので、成分にたんぱく質が少ないものを選びましょう。
金魚の餌メーカーから、低水温用の餌が販売されています。
それをあたえてあげるといいですね。
金魚の冬用の餌については【金魚】冬の餌やりをわかりやすく解説【おすすめの餌も紹介】をご覧いただけるとうれしいです。
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水温のちがいによる金魚の餌の量や回数、餌の種類ついて書きました。
金魚が死んでしまう原因の1番はまちがった餌やりのしかたである、とよく言われます。
いろいろな病気の原因になるので、正しい餌やりをして、金魚を元気に飼育してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。