
メダカのストレスの原因を知りたい人「メダカのストレスの原因になることを知りたい。メダカもストレスを感じるって聞いた。人間でもストレスは万病の元って言われるけど、それってメダカでも同じだよね。メダカはどんなことがストレスになって、ストレスを感じているときはどんな症状を見せるのかな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、人間ではストレスって万病の元になりますよね。生活習慣病の原因になったり、脳梗塞などの大きな病気につながったりします。
ストレスフルになって精神を病んでしまうこともあります。
人間と同様に、メダカにとってもストレスは体調をくずす原因になります。
具体的に、ストレスがどのようなことにつながるかをまとめると、次のようになります。
ですから、人間と同様、できるだけストレスを排除してあげなければなりません。
というわけで、今回はメダカのストレスになる原因や症状について解説します。
メダカのストレスになる原因と感じているときの症状とは
では、メダカのストレスの原因について見ていきましょう。
原因をまとめると次のようになります。
メダカのストレスの原因
- 水質が悪化している
- 水温差が激しい
- 酸素が足りない
- 水温が高すぎる
- 水流が強い
- 餌のあたえすぎ
- 過密飼育になっている
それぞれ掘り下げていきます。
水質が悪化している
メダカのストレスの原因のひとつ目は、水質の悪化です。
水質が悪化していると、呼吸が苦しくなったり、身体に負担がかかるからです。
メダカは水の中で生活します。ですから、水は人間でいうところの空気と同じようなものになるんですね。
人間でも大気汚染があると、すぐに身体に不具合が出てしまいますよね。
メダカも同様で、水が汚れて水質が悪化すると、大きなストレスを感じ体調をくずすことになるのです。
とはいえ、水がきれいであれば過ごしやすいか、と言われるとそういうわけではありません。
新鮮できれいな水がメダカにとってベストな水ではないからです。
メダカにとって住みやすい水は、ある程度の微生物が繁殖し、生物濾過が機能している「こなれた水」ということになります。
つまり、あまり頻繁に水換えをしすぎても良くないということです。
適切な水換えや、フィルター、底砂利のメンテナンスによって、メダカが住みやすい環境を作ってあげる必要があるんですね。
水温が激しく変わる
水温が激しく変化する環境だと、メダカはストレスを感じます。変化に適応するために、エネルギーが必要になるからです。
人間も、季節の変わり目の不安定な気温の中では、風邪をひきやすかったり、疲れやすくなったりしますよね。
メダカも同じように、いや、人間以上に水温が激しく変化すると身体に大きな負担がかかるのです。
最悪、命にかかわるほどのダメージになります。
酸素が足りない
酸素が不足している環境も、ストレスになります。きちんと呼吸ができないからです。
水槽でフィルターを使って飼育していると、酸素が不足することは基本的にありません。
しかし、真夏になって水温が上昇すると、酸欠を起こすことがあります。
なぜなら、水に溶け込む酸素の量は、水温によって変化するからです。
水温が低いと溶け込む酸素量は増え、高いと減るんですね。
ですから、真夏などの高水温時期は、エアレーションを追加するなどしてあげてください。
屋外でフィルターやエアレーションをせずに飼育している場合は、間口が広く浅めの容器を使用し、水草を入れてあげると酸素不足のリスクを軽減することができます。
水温が高すぎる
水温が高すぎると、メダカには大きなストレスとなります。夏バテのような状態になるからです。
メダカが適応できる水温域は、0〜38℃です。しかし、35℃以上の水温が長期間続くと、餌をあまり食べなくなったり、泳ぎに元気がなくなってきます。
水槽用のファンやクーラーを使って、水温が上がりすぎないようにしてあげてください。
水流が強い
フィルターやエアレーションによる水流も、メダカにはストレスになります。水流に抵抗して泳ぎ続けなければならないからです。
ですから、強い水流が発生している環境では、メダカは衰弱してしまうのです。
メダカには、水流に対抗して泳ぐという性質があります。
水槽内で強い水流が発生していると、自らそれに対抗するように泳ぎます。長時間その状態が続くと、体力が失われていくんですね。
水流の影響をできるだけおさえてあげてください。
餌のあたえすぎ
餌の食べ過ぎによっても、メダカはストレスを感じます。消化不良を起こして、体調が悪くなるからです。
その結果、免疫力が低下して病気になるリスクが高くなります。
餌は腹8分目程度にして、あたえすぎないようにしてください。
また、メダカの消化能力は水温によって変化します。
水温が低いと消化能力が低下し、消化不良を起こしやすくなります。
ですから、水温の応じて餌の量やあたえる餌の種類を調節してあげてください。
過密飼育になっている
ひとつの水槽にメダカを入れすぎるとことでも、メダカのストレスは大きくなります。
人間が人混みの中でストレスを感じるように、思うように行動できないからです。
また、過密飼育は水質の悪化を招きやすかったり、酸欠を引き起こすことがあります。
過密飼育は、メダカにストレスがかかる要素が満載なんですね。
ですから、余裕を持ってメダカを飼育するようにしてください。
メダカを飼育するのに必要な水量の目安は、1匹あたり1ℓとされています。
個人的には、2ℓ程度の余裕があるほうが健康を維持しやすいと思います。
メダカがストレスを感じているときの症状
ここからは、メダカがストレスを感じているときの症状について見ていきましょう。
まとめると次のようになります。
メダカがストレスを感じているときの症状
- 水槽の底でじっとして動かない
- 落ち着きなく泳ぎ回っている
掘り下げていきます。
水槽の底でじっとして動かない
メダカはストレスを感じると、水槽の底で動かなくなることがあります。
ストレスにじっと我慢して耐えているからです。
苦しい環境になんとか適応しようとしているんですね。
そのような姿が見られるようになったら、原因を把握して解決してあげてください。
落ち着きなく泳ぎ回っている
水槽の中を落ち着きなく泳ぎ回るような状態も、ストレスを感じているサインです。
ストレスによる苦しみによって泳ぎ回るからです。
たとえば、水換え直後などは活発に泳ぎ回りますよね。
あれは水がきれいになって喜んでいるのではなく、環境が変わったことによってストレスを感じているのです。
メダカのストレスになる原因と感じているときの症状とは:まとめ
メダカのストレスになる原因と、ストレスを感じているときの症状について書きました。
水温や水質の急変、水質の悪化、水流による影響、過密飼育などの環境面や、餌のあたえかたなどの
飼育面によって、メダカはストレスを感じるようになります。
ストレス状態が続くと、メダカの体調不良や病気の原因となります。
できるだけストレスを排除した環境づくりに努めてあげてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。