メダカの病気など

メダカの水温(温度)ショックの原因や症状、治療、予防方法とは

汗をかく女の子

メダカの水温ショックについて知りたい人「メダカの水温ショックについて知りたい。メダカって水温が急激に変わることによってショックを起こすと聞いた。水温ショックってどんな症状なんだろう。また、どんな場面で起こりやすいのかな?注意する点などを知りたい」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
メダカの水温(温度)ショックの原因や症状、予防方法などについて書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、新しくメダカを買って帰ったときに起こりやすいこととして、水温(温度)ショックがあります。

水温ショックとは、水温差のある水にメダカを移したときに、メダカがショック状態になることを言います。

急激な温度変化に身体がついていけないからです。

水温ショックを起こすと、最悪死んでしまうこともあります。

というわけで、今回はメダカの水温(温度)ショックについて解説します。

メダカの水温(温度)ショックの原因や症状、治療、予防方法とは

では、メダカの水温(温度)ショックの原因や症状を見ていきましょう。

メダカが水温(温度)ショックを起こす原因

メダカが水温ショックを起こす原因は、水温が急激に変わることです。

水温が急激に変わると、メダカがそれに適応できずショック状態を起こすからです。

人間でも、プールに入るときは心臓のあたりを水で濡らしてから入りますよね。

そうしないと、心臓麻痺を起こす可能性があるからです。

また、熱いお風呂に入る際も、少しずつ身体をお湯につけていきます。

徐々になれさせることで、熱い湯温にも適応することができるからですね。

メダカも同様にしないと、ショック状態になってしまうわけです。

くわえて、メダカは人間よりも身体が小さく、ひ弱です。ですから、人以上に水温差を小さくしてあげないといけないんですね。

ショック状態を起こしたメダカは、水温差をなくすことで症状が改善することもありますが、そのまま死んでしまうことも少なくありません。

メダカの水温ショックが起こりやすい場面

メダカの水温ショックが起こりやすいのは、次のような場面です。

水温ショックが起こりやすい場面

  • 新しくメダカを導入するとき
  • 水換えをしたとき
  • 急激に気温が変わる環境に水槽があるとき

新しくメダカを導入するとき

新しくメダカを購入し、自宅に持ち帰ったときに、いきなり自宅の水槽に入れると水温ショックを起こす可能性があります。

なぜなら、お店の水槽の水温、また移動中に外気の影響を受けて変化したメダカの入った袋の水温と、自宅の水槽の水温が異なるからです。

この差が大きいほど、水温ショックが発生するリスクが高くなります。

自宅の水槽にメダカを入れる前に、必ず水温合わせをするようにしてください。

水槽の水に袋のまま浮かべて30分ほど置いておけば、水温差がなくなります。

きちんと温度差をなくしてから、自宅の水槽に移すようにしてください。

水温合わせの詳細については、超重要!メダカの水合わせの方法を解説しますをご覧ください。

水換えをしたとき

水換えの際に、水槽の水と新しい水に水温差が大きいと、水温ショックが起こる可能性があります。

特に、その状態で大量の水換えを行うと、リスクは高くなります。

なぜなら、水温が急激に変わるからです。

ですから、水換えをする際は、必ず水槽の水の温度に合わせて新しい水を用意するようにしてください。

デジタル水温計を使って、蛇口からの水にお湯を足しながら調整するといいですね。

私は、極力±0.5℃以内に水温差をおさえるようにしています。

ここまで神経質になる必要はないかもしれませんが、念には念を入れておいたほうがいいですからね。

急激に気温が変わる環境に水槽があるとき

急激に気温や室温が変わる環境に水槽を設置している場合も、水温ショックを起こす可能性があります。

気温や室温が変わると、それに影響されて水温も変わるからです。

特に水量の少ない小さな水槽で飼育している場合は、変化が激しくなります。

周囲の温度変化の影響を受けやすくなるからですね。

たとえば、エアコンを使用する部屋で飼育している場合、エアコンのオン、オフによって室温が変わり、水温も急激に変化することになります。

ですから、水温ショックのリスクとなるのです。

仮に水温ショックまでいかなくても、その環境が続くことでメダカは体調をくずしてしまいます。

水温ショックを起こしているメダカの症状

水温ショックを起こしているメダカには、次のような症状が見られます。

水温ショックを起こしているメダカの症状

  • 水槽の底でじっとしている
  • 水槽の中を激しく泳ぎ回る

水温ショックを起こしたメダカは、水槽の底でじっと動かなくなることがあります。

苦しくて動けないからですね。

ストレスに耐えてなんとか乗り越えようとするのです。

逆に、水槽の中を激しく泳ぎ回ることもあります。

こちらも苦しさにおどろいて、あたふたするからです。

メダカの水温ショックの治療方法

メダカが水温ショックを起こした場合、すぐに元の水温に戻してあげることで、水温ショックを改善できる可能性があります。

ただし、対応の甲斐もなく死んでしまうケースがほとんどです。

ですから、実際のところは治療方法はないと言ってもいいでしょう。

つまり、メダカが水温ショックを起こしてしまったら、ほとんど助からないということです。

しかし、前述したように、必要なことをきちんと行っていれば、水温ショックは十分防ぐことができます。

メダカの飼育の基本事項を、しっかりとおさえて飼育してあげてください。

メダカの水温(温度)ショックの原因や症状、治療、予防方法とは:まとめ

メダカの水温ショックの原因や症状、治療、予防方法について書きました。

この記事をまとめます。

メダカの水温ショックについて

  • 水温が大きく変わることで起こる
  • 新規導入、水換え、室温の変化など
  • 水槽でじっとしたり、泳ぎ回ったりといった症状
  • 治療方法はなく、死んでしまう可能性が高い
  • 基本的な飼育方法を実践することで防ぐことができる

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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