金魚の寄生虫による病気を完全網羅【原因・症状・治療方法】

金魚の病気など

金魚の寄生虫について知りたい人「金魚の寄生虫による病気を知りたい。金魚の病気の原因として、寄生虫があるよね。寄生虫にもいろいろな種類や症状があると思うんだけど、どんなものがあるのかな?予防する方法も知りたいな」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
金魚の寄生虫による病気の原因や症状、治療方法について書いています。また、予防する方法についても書いています

こんにちは、せいじです。

金魚飼育を10年以上楽しんでいます。

さて、金魚飼育で頭を悩ませるのが病気ですよね。

病気の原因はさまざまですが、その中で寄生虫によるものがあります。

寄生虫が金魚に寄生することによって起こる病気ですが、治療に当たって注意点があります。

基本的に治療薬は寄生虫が金魚に寄生している間や、孵化する前の卵には効果がない、という点ですね。

ですから、薬剤を使用して駆除する場合、薬浴を実施する期間が非常に重要となってきます。

ここをまちがえると、駆除ができたと思ってもまた再発してしまった、ということになりかねません。

というわけで、今回は寄生虫が原因となって起こる病気をまとめていきます。

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金魚の寄生虫による病気を完全網羅【原因・症状・治療方法】

金魚に寄生して悪さをする寄生虫は、数種類あります。

これらの寄生虫に共通している部分として、治療薬が効かない時期がある、という点です。

寄生虫に治療薬の効果がない状態

  • 金魚に寄生している状態
  • 孵化する前の卵の状態

これらの状態では、薬剤の効果がありません。

薬剤が効果を発揮する対象となるのは、金魚の身体を離れて水中を浮遊しているときや、卵から孵化した幼虫の状態で、この点はほぼすべての寄生虫に共通します。

それを前提にして、各寄生虫による病気について掘り下げていきます。

繊毛中イクチオフティリウス寄生症(ウオノカイセンチュウ)

繊毛中イクチオフティリウス寄生症とは、俗にいう白点病のことですね。

白点病も寄生症のひとつで、一般的な名前としてはウオノカイセンチュウ(白点虫)が金魚に寄生することによって、白点病が発生します。

イクチオフティリウス寄生症の特徴と症状

イクチオフティリウス寄生症、つまりウオノカイセンチュウの特徴と症状は次の通りです。

ウオノカイセンチュウの特徴と症状

  • サイズ:0.5~0.8mm
  • 適性水温:6~25℃
  • 金魚の身体に白い点々ができる
  • 金魚の表面を削り取って食べる
  • 7~8日で成熟後、金魚から離れて産卵

イクチオフティリウス寄生症の治療方法

イクチオフティリウス寄生症の治療方法は次の通りです。

イクチオフティリウス寄生症の治療方法

  • 0.5%の塩水浴を実施
  • 水温を28℃まであげる
  • メチレンブルーなどで薬浴を実施
  • 治療に必要な期間は10~12日

 

イカリムシ寄生症

イカリムシは淡水性の甲殻類です。

頭がイカリ状になっており、頭部から金魚に突き刺さる形で寄生します。

金魚は寄生されると、養分を吸い取られ弱っていきます。

イカリムシ寄生症の特徴と症状

イカリムシ寄生症の特徴と症状

  • サイズ:5~8mm
  • 身体にひも状のものが見られる
  • 刺さっている周囲が充血する

イカリムシ寄生症の治療方法

イカリムシ寄生症の治療方法

  • ピンセットでイカリムシを抜く
  • 塩水浴を実施する
  • デミリンで薬浴実施

 

ツリガネムシ寄生症(エピスチリス症)

ツリガネムシは釣鐘の形をしている原生動物です。

水温が上昇する初夏にかけて発生しやすい寄生症ですね。

ツリガネムシ寄生症の特徴と症状

ツリガネムシ寄生症の特徴と症状

  • 釣鐘状の形をしている
  • 12℃以上で発生、20℃以上で活性化
  • 白点病より大きい白点ができる
  • 患部周辺が充血したりうろこがはがれる
  • 二次感染に注意が必要

ツリガネムシ寄生症の治療方法

ツリガネムシ寄生症の治療方法

  • マラカイトグリーンによる薬浴
  • 2週間~1ヶ月の治療が必要
  • 10日に1回、水換え&薬投与

 

ウオジラミ寄生症(アルグルス症)

ウオジラミはチョウとも呼ばれる淡水生甲殻類の生物です。

腹部の吸盤で金魚に張り付きます。

そして針を突き刺し血液を吸います。

大量に寄生されると、金魚はショックで死んでしまうことがあります。

ウオジラミ寄生症の特徴と症状

ウオジラミ寄生症の特徴と症状

  • サイズ:2~5mm
  • カブトガニを小さくしたような形
  • 金魚が砂や壁面に身体をこすりつける仕草をする

ウオジラミ寄生症の治療方法

ウオジラミ寄生症の治療方法

  • ピンセットで除去
  • デミリンで薬浴実施
  • 塩水浴を実施

 

ダクチロギルス病・ギロダクチルス病

ダクチロギルス、ギロダクチルスという吸虫が体表やえらに寄生する病気です。

春から夏にかけての時期、水質が悪化することによって発生します。

えらをやられるので死亡率も高く、下手すると水槽の金魚が全滅してしまう可能性もあります。

ダクチロギルス病・ギロダクチルス病の特徴と症状

ダクチロギルス・ギロダクチルス病の特徴と症状

  • 小さいので肉眼では確認できない
  • 体表、ひれ付け根、口周辺に紅斑ができる
  • 体表のつやがなくなり、粘液の異常分泌を起こす
  • えらに寄生されると死んでしまう

ダクチロギルス病・ギロダクチルス病の治療方法

ダクチロギルス病・ギロダクチルス病の治療方法

  • マゾテンによる薬浴の実施(水温30℃以下にする)
  • 塩水浴を実施

トリコディナ寄生症

繊毛虫であるトリコディナが寄生することによって発生します。

通常であればトリコディナは金魚の体表の代謝物を食べて生きています。

なので、普段なら特に問題ありません。

しかし、大量発生して寄生されると、金魚に害を及ぼすようになります。

トリコディナ寄生症の特徴と症状

トリコディナ寄生症の特徴と症状

  • ひれ、体表、えらに発赤
  • 進行すると鱗はがれやひれがボロボロになる
  • 粘液の異常分泌
  • えらぶたが腫れる

トリコディナ寄生症の治療方法

トリコディナ寄生症の治療方法

  • 薬浴の効果がうすい
  • 初期ならグリーンFゴールド顆粒がある程度有効
  • 塩水浴を実施する

ミクソボルス症

粘液胞子虫のミクソボルスがえらに寄生することによって発症します。

有効な治療薬がなく、完治がむずかしい病気です。

他の金魚に感染しないよう、対象魚を隔離、治療が必要です。

また、本水槽についても、水換えをして塩水浴を実施する必要があります。

ミクソボルス症の特徴と症状

ミクソボルス症の特徴と症状

  • えらの内部に白点ができる
  • 食欲がなくなる
  • えらの動きが不自然になる

ミクソボルス症の治療方法

ミクソボルス症の治療方法

  • 効果のある治療薬はなし
  • 塩水浴を実施
  • 金魚の自然治癒力に期待

キロドネラ病

繊毛虫類であるキロドネラによる寄生により発症します。

春先に水質の悪化とともに発症しやすい病気ですね。

キロドネラ病の特徴と症状

キロドネラ病の特徴と症状

  • 食欲が低下する
  • 体表のつやがなくなる
  • 粘液の異常分泌が起こる

キロドネラ病の治療方法

キロドネラ病の治療方法

  • 早期治療が重要
  • グリーンFゴールド顆粒による薬浴
  • 塩水浴の実施
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寄生虫による病気を予防する方法

寄生虫による病気を発症しやすい時期と場面についてまとめておきます。

このポイントをおさえるだけでも、寄生症を減らすことができるはずです。

金魚の新規導入時にしっかりと観察する

一部の寄生虫が水槽で発生する原因として、新しく迎えた金魚による持ち込みがあります。

金魚を新しく購入した場合、トリートメントが必要ですが、その際に寄生虫が身体についていないか観察するようにしてください。

ウオジラミやイカリムシ、ツリガネムシはわかりやすいので、観察によって発見しやすいです。

本水槽で蔓延する前に食い止めましょう。

季節の変わり目は特に注意

寄生虫による寄生が起こりやすいのは、季節の変わり目です。

季節の変わり目は、金魚が体調をくずしやすく、免疫力が低下して寄生されやすいのです。

免疫力が低下する理由としては、水温の変化が激しいことがあげられます。

また、金魚が冬眠明の時期は、まだ体調が万全ではないため、病気になりやすいですね。

日々の観察による早期発見、早期治療を行うようにしてください。

あまりにも気温差が激しいようであれば、ある程度安定するまでヒーターで一定の温度を保つのもひとつですね。

水質の悪化により発症しやすい

水質の悪化は寄生虫が増殖する原因となります。

また、金魚がストレスを感じ、免疫力の低下につながります。

なので、寄生されてしまう可能性が高くなります。

水質が悪化しないよう、定期的な水換えや掃除をするようにしてください。

金魚の水換えの方法【便利な道具も紹介します】

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金魚の寄生虫による病気を完全網羅【原因・症状・治療方法】:まとめ

金魚の寄生症の原因や症状、治療方法についてまとめました。

治療が確立されているものもあれば、完治がむずかしい寄生症もあります。

まずは寄生されないよう、予防が大切ですね。

また、なってしまった場合は、早期発見、早期治療が非常に重要です。

なので、日々の観察を怠らないようにしてください。

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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