
金魚の水換えの方法が知りたいです。頻度や量、具体的な方法が知りたいです。できるだけ負担のないように、便利な道具も知りたいです。
こんな疑問を解決します
この記事の内容
水換えは金魚にとって元気に過ごすために欠かせないことです。
なぜなら、水槽内は人間でいう地球にあたるからです。
大気汚染で呼吸器の病気になったりする人が多くなるように、金魚にとって水槽内の環境が悪化することは命取りになります。
一方で、飼育する側にとって水換えは大変な作業です。
できるだけやりたくないのが本音ですよね。
なので、最後に少し楽ちんにできる方法を紹介します。
金魚の水換えの方法
では、金魚の水換えの方法を具体的に書いていきます。
手順としては次の通りです。
- 水槽の水を1/3~半分抜く
- 新しい水を用意し水槽に入れる
- 濾材や綿を飼育水で行う
- 水槽の底砂利の掃除をする
基本的には定期で1と2を実施すればOKです。
3と4については1~3ヶ月に1回程度で大丈夫です。
水換えをする際に、前提として押さえておかなければならないことがあります。
それは、金魚を健康に飼育するコツはバクテリアをうまく飼育すること、という言葉があるぐらい、水槽内にいるバクテリアに悪影響を与えないように水換えすることが重要と言うことです。
目には見えませんが、水槽内やフィルターの濾過槽には、たくさんのバクテリアが繁殖しています。
バクテリアは、金魚に有害となる物質を分解し、害の少ない物質にしてくれるのです。
しかし、害の少ない物質でも、増えると金魚に有害となります。
水換えはその物質を排出する目的で行うのです。
なお、バクテリアについての詳しい記事は後日アップします。
水槽の水を1/3~半分抜く
まず水槽の水をホースを使ってバケツに排出しましょう。
この際、各種フィルターの電源は切ってください。
量は1/3~半分ぐらいです。
大量の水を一気に換えてしまうと、水槽内のバクテリアの数が減ってしまい、汚れを浄化する作用が低下してしまいます。
病気の原因になるので、基本的には1/3~半分程度でOKです。
排水にはニッソーのコック付きホースポンプが便利です。
コックを閉めれば排水を途中で止めることができます。
楽天市場のチャームが5980円以上で送料無料となることも含めて安いかなと思います。
60㎝水槽であればショートタイプで大丈夫です。
45㎝水槽であればミニを、90㎝以上であればロングタイプを購入してください。
新しい水を用意し水槽に入れる
水槽内の水を抜いたら、次に抜いた分の水を補充します。
あらかじめ、バケツに新しい水を用意し、カルキ抜きをしておきます。
カルキ抜きには固形と水溶性のものがあります。
GEXのコロラインオフなら30ℓに対して6㏄なので、1本で84回ほど水換えすることができます。
400円弱で購入できるので、コスパがいいですね。
固形であればハイポがいいですね。
2粒ほどで30ℓの水のカルキを抜くことができます。
1kg購入すると、しばらく購入する必要がなくなりますね。
私も10年前に購入したきり買い足ししてないぐらいなので。
液体に比べると溶けるのを待たなければならないデメリットがありますが、5分ほどで溶けるので個人的には気になりません。
コスパを考えるとハイポがおすすめですね。
ちなみにバケツがそんなにたくさんないよ、という方は、排出後の水を捨てた後、バケツに新しい水を用意しても大丈夫です。
ここで注意してほしいのは、新しく入れる水と水槽の水温を合わせておくということです。
金魚は急激な水温の変化に弱いので、新しい水の水温が違い過ぎると、びっくりして体調を崩してしまいます。
水温計を使って水温を合わせるようにしてください。
個人的におすすめするのは、下記の商品です。
デジタル水温計4種類試しましたが、これがベストでした。
水温の変化に対して反応が良いので、水道水で温度を調整しながらバケツに交換用の水を準備しやすいのです。
たとえば、普通に水道水を出しただけでは、水槽より低い場合があります。
その時にお湯で調整するわけですが、反応が悪いと現在の水温を把握するまでに時間がかかりますし、お湯を足した後の水温の把握にも時間がかかります。
下記の商品は他のものよりその点がすぐれています。
また、通常使うにあたっても液晶が大きいし、最高、最低の水温が記録できるしで重宝します。
交換用の水が用意出来たら、水槽に入れていきましょう。
水槽に水を入れる際は、できるだけ穏やかに入れてあげてください。
勢いよく入れると、底砂利の汚れに潜む細菌などが舞い上がってしまいます。
病気になる可能性があるので、舞い上がらないようにゆっくり入れてあげてください。
私はGEXのラクラク水かえくんを使っています。
ただ、以前は3000円台で購入できたのですが、現在高騰しているようです。
売り切れも続出しているようで、もしかしたら生産中止になったのかもしれません。
一応、購入ページを載せておきます。
GEXから販売されている、おそうじラクラク水換えポンプを使えば、飼育水の排出、新水を水槽に注ぐのがとても楽ですね。
値段も以前販売されていたラクラク水かえくんとくらべて、かなり安くなっています。
コスパに満足できる商品ですね。
濾材や綿を飼育水で行う
上部フィルターや投げ込みフィルターを使っている場合、濾過槽に綿や濾材が入っていると思います。
ここに水槽の水を浄化するバクテリアが住み着くので、頻繁に掃除をしてはいけません。
3ヶ月に1回程度で良いでしょう。
その際の注意点としては、排出した飼育水で掃除することです。
綿と濾材を飼育水でゆすぐ程度で大丈夫です。
水道水で洗うとバクテリアが死滅してしまうので、絶対にしないでください。
水槽の底砂利の掃除をする
水槽の底砂利にはけっこう汚れが溜まります。
具体的には餌の食べ残しや糞などの排せつ物です。それが汚泥となって沈殿するのです。
目で見ると汚れているようには見えませんが、掃除をするとかなり汚れが取れます。
1ヶ月~2ヶ月に1回程度、プロホースを使って底砂利の汚れを排出しましょう。
そして、年に1回、春ごろには大掃除をして、底砂利も洗いましょう。
底砂利の掃除の方法については、金魚水槽の砂利の掃除の方法【プロホースで楽ちん掃除】を見ていただけるとうれしいです。
金魚の水換えの留意点
金魚の水換えをするにあたって、留意点を書いておきます。
まとめると次のような内容になります。
- 金魚の水換えの頻度はどれぐらい?
- 水換えは午前中にする
- 水換えした当日は餌をあげない
- 水換え後、フィルターの再起動を忘れない
それぞれ説明していきます。
金魚の水換えの頻度はどれぐらい?
金魚の水換えにあたって頭を悩ませるのが頻度ですね。
結論から言うと、水槽の状況による、となります。
たとえば、飼っている金魚の数や大きさ、フィルターの設置状況が影響します。
なので一概に何日に1回と言いにくいのです。
厳密に水槽の状況を把握して決めるのであれば、一度水質検査をして決める、という方法がありますが、個人的にはそこまでする必要はないかなと思います。
ちなみに、私の環境と頻度で言うと、次のようになります。
- 水槽の大きさ:60cm水槽
- 金魚の数:約3~5匹程度
- 環境:上部フィルター
- 水換え頻度:2週間に1回
- 水換えの量:1/3~半分
これで通常であれば金魚が病気をせずに元気に過ごしてくれています。
参考にしていただけると嬉しいです。
水換えは午前中にする
金魚の水換えは、午前中にするのが良いですね。
なぜなら、水換えをするということは、金魚にとって環境が変わることになるので、適応する労力が必要になるからです。
金魚にも体内時計があり、太陽が上がって、沈むのに合わせて活動しています。
なので、活動している時間帯に適応する機会を与えてあげた方が負担が少なくなります。
ということで、夜に水換えをするのは避けた方がいいですね。
水換え当日は餌をあげない
先にも書いたように、水換えは環境の変化ということで金魚には負担のかかる行為です。
環境に適応するために体力を使うことになります。
なので、水換えをした日は餌をあげないようにしましょう。
消化と環境への適応のために体力を使うことになり、体調を崩したり消化不良の原因になったりします。
水換え後、フィルターの再起動を忘れない
水換えが終わったら、フィルターの電源を入れ忘れないようにしてください。
上部フィルターのみ設置の水槽だと、酸欠で金魚さんが死んでしまう可能性があります。
私は1度、うっかり電源を入れ忘れてしまい、金魚が体調を崩す結果となりました。
体調が戻るまでにしばらく時間がかかってしまった次第です。
なので、くれぐれも電源の入れ忘れにご注意ください。
まとめ:負担の少ない方法
金魚の水換えの方法について書きました。
金魚飼育をする上で欠かせない作業であり、また飼育者には一番負担のかかる作業です。
極力負担の少ないやり方を工夫するようにしてください。
私の場合、バケツに水を入れて運ぶのが大変なので、浴室の蛇口からバケツに水を入れつつ、ラクラク水かえくん(電動式ポンプ)で汲み上げ、水槽に直で水を入れられるようにしています。
ラクラク水かえくんに長めのビニールホースをつなぐわけです。
参考にしていただけると嬉しいです。
それではこのへんで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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