
金魚を飼っている人「金魚が餌を吐きだすんだよね。なぜなんだろう?ちゃんと食べているのかな?病気じゃないか心配。食べるようにするにはどうしたらいいんだろう?」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
金魚に餌をあげたときに、食べなかったり、口に入れたと思ったら吐き出してしまうことってありますよね。
食べられなくなるときはどういうときなんでしょう。
考えられる原因としては次のようなものがあがられます。
- 環境の変化によるストレス
- 水質の悪化によるストレス
- 水温が低下して食欲がない
- 水温が高すぎて食欲がない
- 病気によって食べられない
- 餌が古いもしくは好みの餌ではない
- お腹がいっぱい
- 糞や砂利を口に入れている
これらの原因について掘り下げていきます。
金魚が餌を食べない、吐き出すのはなぜ?考えられる原因は?
では、金魚が餌を食べなかったり、吐き出す原因について書いていきます。
環境の変化によるストレス
金魚は環境の変化に敏感な生き物です。
水質が変わったり、水槽などの環境が変わるとストレスを感じます。
そして、適用しようとして頑張ります。
適用しようと頑張っている間は、水槽の底でじっとしています。
この間に餌をあげると、食べないか、もしくは食べたとしても体調をくずす場合が多いです。
なので、新しく金魚を飼うときや、環境を大きく変えた場合は、3日~7日間、餌をあげずにそっとしておいてあげましょう。
3日して元気に泳いでいたら、餌をあげても食べるようになるはずです。
水質の悪化によるストレス
繰り返しになりますが、金魚は水質にも敏感な生き物です。
餌の食べ残しや、糞や尿などによって水が汚れ、水質が悪化すると、餌を食べなくなることがあります。
水温が低下して食欲がない
金魚は変温動物なので、水温によって活動量が変化します。
水温が10℃を下回ると、活動量が低下して、餌をあまり食べなくなります。
活動量が低下するということは、消化能力が低下しましすし、またエネルギーも必要としなくなるので、食欲がなくなります。
あげても食べ残して水を汚すだけになるので、餌をあげないようにしましょう。
水温が高すぎて食欲がない
逆に水温が高すぎても、金魚の食欲は低下します。
35℃を越えると、餌食いが落ちますね。
なので、餌を食べさせるためには、水温を下げてあげる必要があります。
病気によって食べられない
金魚が餌を食べない、吐き出す行為は、病気によるものである可能性もあります。
病気によって体調が悪くなると、餌を食べようと思っても食べられなくなるのです。

でも、これといって金魚の身体には異常が見られないよ
そういった場合は、エラ病の可能性が考えられます。
エラ病は、いろいろな理由でエラの内側がやられてしまう病気で、外からは症状がわからず、気づきにくい病気なのです。
エラ病によってエラがおかされていると、金魚は餌を食べなくなります。
病気の治療に当たる必要があります。
餌が古いもしくは好みの餌ではない
餌が古かったり、金魚の嗜好に合わない可能性も考えられます。
古い餌は酸化して、食べると病気の原因にもなります。
なので、与えないようにしましょう。
お腹がいっぱい
金魚は満腹中枢がない、もしくは鈍い生き物です。
なので、餌をあたえたらいくらでも食べようとします。
しかし、食べられる量には限界があります。
お腹が満腹になれば、食べようと思っても物理的に入っていかなくなるからです。
ですから、結果的に吐き出す形になっていると考えれます。
糞や砂利を口に入れて居る
そもそも、餌ではないものを口に入れている場合、金魚は吐き出します。
金魚は水中にあるものを、なんでも口に入れる習性があります。
たとえそれが自分たちの糞であっても、金魚はいったん口に入れるのです。
しかし、食べ物でないことがわかると、すぐに吐き出します。
なお、砂利を口に入れて吐き出す行為もよくしますが、これは砂利についた苔をこそぎとって食べていると考えられます。
金魚が餌を食べるようになるには
さて、餌を食べてくれない金魚が、食べてくれるようになるにはどうしたらいいでしょうか。
ここからは改善する方法について書いていきます。
環境への適応を待つ
環境が大きく変わったことにより餌を食べないケースは、しばらくそっとして、様子を見てあげましょう。
新しく金魚を飼ってきた場合は、トリートメントを実施し、その間餌を上げないようにしてください。
環境に適応すれば、金魚は餌を食べるようになります。
水質を維持する
また、水質の悪化が原因の場合は、水換えのサイクルが合っていないか、バクテリアによる生物濾過の機能が、なんらかの原因により低下している可能性があります。
水換えを実施して水質を改善、維持するようにしましょう。
また、バクテリアについては、減少するようなことがなかったか、検討しましょう。
たとえば、水温が上がって水中の溶存酸素が減ると、バクテリアが減少します。
エアレーションを設置するなどして、改善しましょう。
水換えの頻度を増やす
金魚は水換えをすると、刺激を受けて活動的になります。
活動的になると、餌を食べる量も増えます。
なので、水換えによる刺激の回数を増やせば、餌を食べる量も増えるのです。
水換えによる活動量のアップは、水換えが産卵を促進することからも見て取れます。
水温を調節する
水温が低すぎたり、高すぎて餌を食べない場合は、ヒーターや水槽用のクーラー、もしくはファンを使って、水温を調節してあげてください。
20℃~30℃ぐらいが、餌をよく食べる水温になります。
餌の種類を見直す
金魚の餌が古かったり、思考が合わない場合は、餌を別のものに変えましょう。
餌にはいろいろなタイプがあります。
金魚がよろこんで食べる餌を見つけてあげてください。
いきなりたくさん入ったものを買うのではなく、まずは少なめの量を購入して、金魚が食べるかどうか試すようにしてください。
金魚が餌を食べない、吐き出すのは病気?考えられる原因は?
金魚が餌を食べなかったり、口に入れても吐き出すときの原因と対処方法について書きました。
金魚は大食漢で、食べることが大好きな生き物です。
健康であれば、四六時中餌を欲しがります。
そんな金魚が餌を食べなかったり、吐き出すというのはSOSのサインである場合が多いです。
なので、原因を考えて適切に対応してあげてください。
本記事がお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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