金魚水槽の高水温対策に悩む人「水槽の水温を下げたい。真夏になると、水槽の水温が高くなりすぎるよね。高くなると金魚に悪影響があるんでしょ?水温を何とか下げたいんだけど、良い方法が知りたいな」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
- 金魚水槽の水温が上がると出てくる問題がわかる
- 金魚水槽の水温を下げる方法がわかる
こんにちは、せいじです。
金魚飼育を10年以上しています。
金魚の水槽の水温が上がるの、心配ですよね。
水温が30℃を越えると、金魚の食欲が低下してきますし、さらに上がると、下手したら死んでしまうことだってあります。
水温が上がることによって水槽内の酸素濃度が下がり、酸欠が起こることによっていろいろなマイナスが生まれるんですね。
なので、水槽の水温が高くなりすぎるのは良くないのです。
というわけで、今回の記事は水温が上がることによる弊害と、水温を下げる方法について書いていきます。
夏の暑さ対策!金魚水槽の水温を下げる方法10個を動画で見る
水温が高くなることで起こり得る水槽内の問題
金魚水槽の水温が高くなりすぎると、次のような問題に発展していきます。
高水温で起こる問題
- 水中の酸素濃度が低下する
- 水槽内の生き物が酸欠になる(金魚やバクテリア)
- バクテリアが減って水質が悪化しやすくなる
- 酸欠と水質の悪化で金魚のストレスが大きくなる
金魚は0℃~40℃程度まで対応できる生き物なので、急激な水温の上昇でない限り、直接的な害を及ぼすことはほとんどありません。
しかし、水温が上がることによって起こる酸欠や水質の悪化といった、間接的な害を受けます。
それによって餌を食べる量が減ったり、体調を崩したり、最悪の場合死んでしまうこともあります。
もし、水温を下げるのがむずかしいようであれば、エアレーションを設置したり、金魚の量を減らすなどして、酸欠にならないようにしてください。
夏の暑さ対策はこれ!金魚水槽の水温を下げる方法10個
金魚が元気に過ごせる環境を作るために、水温は25℃~30℃ぐらいになるよう対策をしましょう。
具体的な対策として、10個あげられます。
掘り下げていきます。
①水槽の設置場所を涼しいところに変更する
水槽の設置場所を変更することで、水温の上昇を避けることができる可能性があります。
設置場所のポイント
- 直射日光が当たる場所を避ける
- 照り返しのある場所を避ける
- 風通しの良い場所に設置する
日光の影響を直接受ける環境を避け、風通しの良い場所に設置するようにしましょう。
②水槽のサイズを大きくする
水槽のサイズを大きくすると、水量が増えることになります。
水量が増えれば、気温による水温への影響が小さくなります。
もし可能であれば、水槽をワンサイズ大きくするとよいでしょう。
ちなみに60㎝以上の水槽であれば、水温が高くなりすぎる心配は少ないですね。
③断熱シートや発泡スチロールによって熱を遮断する
水量を増やす代わりに、断熱材によって気温の影響を緩和する方法です。
インターネットやホームセンターに水槽専用の断熱材が売られているので、それを使うと便利です。
また、発泡スチロールを水槽の側面に設置するなどして、断熱する方法もあります。
④扇風機で水温を下げる
家庭用の扇風機を水槽に当てて水温を下げる方法です。
人がいる間は、水槽の前に座ることによって、人も水槽も涼むことができます。
日中については人が部屋から出る際も稼働させて、水温が上昇しすぎないようにしましょう。
⑤クーラーを常時つけ、室内の温度を下げて一定に保つ
人がいる、いないに関わらず、水槽を設置している部屋のエアコンを常時つけっぱなしにしておくという方法です。
そうすることで、水温を一定に保つことができます。
エアコンはオン、オフをこまめにするより、つけっぱなしのほうが電気代が安く済むと言われています。
設定温度まで下げるのときに電力を使うからです。
ただ、エアコンをつけっぱなしにして、ずっとその部屋にいると、温度は一定でも体感温度がだんだん寒く感じるようになりますよね。
そこを耐えなければならないのはデメリットですね。
まぁ、なにがなんでもずっとつけておかなければならないわけではなく、室温差を極力ないようにすればいいので、そのあたりはうまく調整してください。
⑥水槽用のクーラーを設置する
手っ取り早くて効果的なのは水槽用のクーラーを設置することですね。
そうすれば確実に水温を下げることができます。
ただ、それなりの金額(1万円以上)を投資しなければならないのと、電気代というランニングコストがかかるようになります。
⑦水槽用のファンを設置する
水槽用のクーラーまではちょっと、というかたには、大幅にコストを下げて水槽用のファンを使うという手があります。
水槽用の扇風機を設置するイメージですね。
クーラーとくらべて、購入時もランニングコストもかなり抑えることができます。
ファンのデメリットは、飼育水の蒸発が激しくなってしまうことです。
水が減りすぎないよう管理する必要がありますね。
⑧LEDライト製の照明を使用する
室内の水槽で飼育する場合、水槽用のライトを使う人がほとんどだと思います。
このライト、意外と水温に影響します。
蛍光灯のライトでだいたい2℃程度水温が上昇しますね。
それをおさえるためには、蛍光灯からLEDライトに変えてしまうのが効果的です。
蛍光灯ライトとくらべると購入コストは上がりますが、電気代やライトの交換という点でコストが抑えられるので、長い目で見ればそれほど負担が増えることにはならないはずです。
⑨水槽用ライトの点灯時間を短くする
LEDライトの購入がむずかしいかたは、照明の点灯時間を短くして、水温の上昇を緩和するといいですね。
たとえば、毎日8時間転倒している人は、5時間程度に抑えるといった感じです。
仕事でスイッチのオン、オフができない人は、タイマーを使うといいでしょう。
⑩青水で飼育する
飼育水を青水にするというのも、水温の上昇による金魚への影響を緩和できる可能性があります。
ただし、青水は金魚が見えにくくなって、鑑賞に適さないのと、青水が濃くなりすぎると、病気の原因にもなるので、注意が必要です。
夏の暑さ対策はこれ!金魚水槽の水温を下げる方法10個まとめ
金魚の水槽における夏の暑さ対策、水温を下げる方法10個あげてみました。
水温が上がりすぎることによって、金魚の体調が崩れないよう、しっかりと管理していきたいですね。
個人的には35℃ぐらいまで上がっても、エアレーションさえしっかりとしておけば、それほど体調が落ちることはないとう印象です。
ただ、最近の日本はびっくりするぐらい気温が上昇することもあるので、想定外で金魚がダメになってしまわないよう、早めに手を打っておいてください。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。