
白点病の薬が知りたい人「金魚の白点病の治療薬が知りたい。金魚が白点病になってしまった。治療するのに約浴をしようと思うんだけど、どんな薬を使ったらいいのかな?種類がいろいろあるので悩んでしまう。確実に効果のある薬が知りたいなぁ」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より、金魚マイスターの認定を受けています。
さて、今回は金魚の白点病の薬についてです。
白点病を治療するには、水換え、塩水浴、薬浴、水温を上げる、というのが王道です。
その中で、白点病の原因虫を駆除するには、薬浴が効果的です。
ところが、いろいろな薬が販売されていて、どれを選べば良いか、悩む人もいるかもしれません。
というわけで、今回は白点病の治療の為に、どの薬を使えばよいかについて書いていきます。
金魚の白点病の薬はどれがいい?【環境によって使い分け】
白点病の治療は、初期であれば水換えと塩水浴で可能です。
ただし、金魚の飼育や白点病治療にまだなれていないかた、不安のあるかたは、薬浴することをおすすめします。
なぜなら、初期かどうかの見極めや、治療経過によって柔軟に対応することがむずかしいからです。
白点病は、金魚の病気の中では比較的治療がかんたんな病気ですが、治療のしかた次第では重症化することがあります。
重症化すると、水槽の金魚が全滅してしまう可能性が高くなります。
新規導入した金魚の持ち込みによって、大切に飼っていた金魚が全滅してしまった、というのもよくある話しです。
私も初心者のころ、本当に大切にしていたキャリコ出目金を白点病で亡くした経験があります。
なので、そうならないように、治療方法が自分の中で確立できるまできちんと薬浴を実施するようにしてください。
白点病の治療で効果がうたわれているのは、次の薬です。
金魚にとってメジャーな病気なだけに、効果のある薬の種類も豊富です。
ただ、最近多くの観賞魚病薬の流通が滞っています。
というのも、薬品を作るための原材料が、非常に手に入りにくい状況になっているんだとか。
日本動物薬品のホームページでそのような説明されています(令和2年10月現在)
その影響もあって、一部の薬剤の売り切れ状態が続いているのです。
上記の薬の中でも、すでに流通が止まり、手に入りにくくなっているものがあります。
それらも踏まえて、白点病の治療に用いるべき薬を紹介していきます。
メチレンブルー水溶液
金魚の白点病薬の定番として、長く重宝されているのがメチレンブルー水溶液です。
ちょっと金魚飼育を経験した人ならば、白点病といえばメチレンブルーがすぐに連想されると思います。
また、金魚が産卵した際に、卵にカビがつかないよう守ってくれるのもメチレンブルーです。
金魚飼育には欠かせないともいえるメチレンブルーですが、令和元年10月から生産が止まっているようです。
白点病や卵のカビ予防には抜群の効果を発揮してくれるので、とても残念ですね。
ただ、今なら一部、1000mlサイズを取り扱っているお店があります。
大容量ですが、これだけあればしばらくは治療に困らないでしょう。
サイトでは残り個数を表示されているため、売り切れ次第、しばらく手に入らなくなる可能性が考えられます。
生産がいつ再開されるかはわかりません。
必要な人は早めに購入してください。
さて、メチレンブルーの使用方法は、水量に対して規定量を入れ、10~12日ほどの薬浴の実施です。
薬を投与すると、飼育水が青に染まります。
毒々しい色になりますが、日がたつごとに徐々に薄くなっていきます。
薬の効果は色素が残っている間だけなので、薄くなってきたら必要に応じて追加してください。
だいたいの目安は1回の投与につき3~6日の効果です。
薬浴は10~12日必要になるので、最低でも2回の投与が必要ですね。
白点病には非常に効果的ですが、ひとつ問題があります。
色素が水槽のパッキン、砂利などを青く染めてしまうことです。
それに、あやまって衣服やじゅうたんなどの家財に付着すると、取れなくなります。
あと、水草を枯らしてしまう可能性があるので、水草水槽にも使用できません。
そのうえで購入を検討してください。
残念ながらAmazonでの取り扱いはありません。
楽天かYahooショッピングでの購入となります。
グリーンFリキッド
メチレンブルーとほぼ同等の効果が得られると考えられるのが、グリーンFリキッドです。
というのも、主な内容分がメチレンブルーだからです。
ただし、メチレンブルーほどではありませんが、グリーンFリキッドも品切れのお店が増えてきています。
値段が高騰している傾向もありますね。
メチレンブルー同様手に入らなくなる可能性が高いため、購入できるうちにしておいたほうがよいかもしれませんね。
実際、手に入るサイズは10mlのものばかりで、100~200mlはほとんど欠品です。
Amazonであればまだ購入できるので、検討してみてください。
ニューグリーンF
上記2つは水溶薬ですが、ニューグリーンFは粉状の薬となります。
粉状の薬のほうを好む人は、ニューグリーンFをおすすめします。
5gで一包化されており、一袋でスタンダードな60cm水槽の水量に近い、50ℓ分となります。
ただ、それ以下の大きさの水槽では、薬の量をはかるのが少しややこしいですね。
水溶液であれば、水量に合わせて量を調節するのが比較的かんたんです。
しかし、粉末状になると、目分量で合わせて行く必要があります。
グリーンFクリア
水溶液タイプの薬で、青く染まらない白点病薬が良いかたは、グリーンFクリアがおすすめです。
これなら、色付を心配しないで使用することができます。
ただし、メチレンブルーなどとくらべると、値段が高いですね。
あと、こちらもかなり品薄になっているので、早急に購入したほうがよいですよ。
ヒコサンZマラカイトグリーン
マラカイトグリーンがおすすめのケースとしては、水草を水槽に入れて居るケースです。
他の薬剤だと水草が枯れてしまうため、水槽から出す必要があります。
しかし、マラカイトグリーンであれば、水草はそのままで約浴を実施することができるのです。
ただし、こちらもメチレンブルーよりは値段が高くなります。
金魚の白点病の薬はどれがいい?【環境によって使い分け】:まとめ
金魚の白点病の薬について書きました。
白点病は金魚では完治させやすい病気です。
初期であれば水換えと塩水浴での治療も可能ですが、確実に治すのであれば約浴を実施したほうがいいでしょう。
白点病に効く薬は、種類が豊富にあります。
メチレンブルーがもっともスタンダードですが、自分の飼育環境や好みによって選ぶことも可能です。
本記事をご覧いただき、ぜひともベストな薬を見つけてください。
あらためて薬をまとめておきます。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。