メダカ水槽の水質を改善したい人「メダカ水槽の水質を改善する方法が知りたい。メダカ水槽の水質がすぐに悪化してしまうんだよね。どうすれば水質を改善することができるかな。すぐに汚れないようにしたいんだけれど」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、メダカを飼育していて、すぐに水質が悪化してしまう、水が汚れてしまって困っている、なんて人もいるでしょう。
どうしてすぐに水質が悪化してしまうのでしょうか。
そして、水質がすぐに悪化しないようにするためには、どうすればいいでしょうか。
というわけで、今回はメダカ水槽の水質悪化を改善する方法について解説します。
メダカ水槽の水質が悪化する原因とは?
では、メダカ水槽の水質が悪化する原因から見ていきましょう。
基本的に、メダカを飼育していると水が汚れますし、水質は悪化していきます。水の汚れの原因が、メダカの排泄物や餌の食べ残しだからです。
ですから、メダカが生きている限り、水は悪くなっていくんですね。
しかし、水槽で水の浄化作用が正常に機能していれば、水の汚れは軽減できます。そして、2週間に1回ほどの頻度で水換えをすれば、メダカの健康は守れます。
もし、頻繁に水換えをしないといけないほど、飼育水が汚れてしまうのであれば、それはなにかしらの原因があるからです。
考えられる原因をまとめると、次のようになります。
飼育水の汚れがひどくなる原因
- 生物濾過が機能していない
- メダカが多すぎる
- 餌をたくさんあたえ過ぎている
それぞれ掘り下げていきます。
生物濾過が機能していない
飼育水の汚れがひどくなる原因のひとつ目は、生物濾過が正常に機能していない問題です。
生物濾過が正しく機能しないのは、バクテリアがうまく働いていなかったり、そもそもきちんと定着できていないからです。
その原因としては、次のようなことがあげられます。
バクテリアが機能しない原因
- 棲みつける場所が足りない
- フィルターが目詰まりを起こしている
- まちがったメンテナンスで減ってしまった
バクテリアが水槽内で浄化作用を発揮するためには、バクテリアが相応にいなくてはいけません。
バクテリアを増やすためには、水槽内にバクテリアが棲みつける環境を用意する必要があります。
具体的には、フィルターの濾材の量や質であったり、底砂利の有無、酸素の量といったところです。
濾材については、量が多いほど棲みつける場所が増えますし、濾材が多孔性であるほど、たくさんのバクテリアが棲みつくことができます。
詳細については、メダカ水槽に必要なバクテリア、新しい水槽を早く安定させるには?をご覧ください。
仮にバクテリアがきちんと棲みついても、フィルターが目詰まりを起こしていると、生物濾過が機能しなくなります。
なぜなら、濾材に水が流れなくなるからです。
生物濾過が機能するためには、濾材に水が流れて、バクテリアが飼育水に触れる必要があります。目詰まりすると、水流が滞ってしまい、浄化作用が発揮されなくなるんですね。
また、急に水の汚れがひどくなった場合は、濾材などのメンテナンスの仕方をまちがえている可能性があります。
たとえば、濾材を水道水で洗ったり、飼育水を全部入れ換えてしまったりといったことです。
水道水で濾材を洗うと、バクテリアが全滅してしまい、生物濾過が機能しなくなります。また、飼育水を全換水すると、水中のバクテリアをすべて捨ててしまうことになるため、生物濾過の機能が大幅に減少してしまいます。
メンテナンスや水換えの仕方については、メダカ水槽の掃除、メンテナンスについてをご覧ください。
メダカが多すぎる
水槽やフィルターの大きさに対して、メダカが多過ぎると水が汚れやすくなります。なぜなら、排泄物がたくさん発生するからです。
ですから、生物濾過によって浄化できる量を超えてしまい、飼育水が汚れやすくなります。
過密飼育になると、水の汚れだけでなく、メダカがストレスを感じやすくなります。その結果、病気になってしまうなどの問題が発生します。
くれぐれも、余裕を持って飼育するようにしてください。
餌をたくさんあたえ過ぎている
餌をたくさんあたえ過ぎることでも、飼育水は汚れやすくなります。なぜなら、食べた分、排泄物が増えるからです。
餌の量は、フィルターの能力にあわせて増やすようにしてください。
メダカ水槽の水質を改善する方法
ここからは、メダカ水槽の水質を改善する方法について見ていきましょう。
水質浄化作用をアップさせることで、飼育水の汚れを軽減することができます。
その分、水換えの回数を減らすことができ、メダカに安定した環境を提供することができます。
方法をまとめると次のようになります。
水質を改善する方法
- 生物濾過をアップする
- 水草を入れる
- 水質改善効果のある石を入れる
- タニシを入れる
掘り下げていきます。
生物濾過をアップする
水槽で発生する汚れを浄化してくれる生物濾過の機能をアップさせることで、水質を維持することができます。
生物濾過の機能をアップする方法としては、次のようなものがあります。
生物濾過をアップする方法
- フィルターをアップグレードする
- サブフィルターを追加する
- フィルターの濾材を見直す
まずはフィルターをアップグレードする方法です。
たとえば、投げ込み式フィルターよりも、スポンジフィルターや外掛けフィルターの方が生物濾過はアップします。
さらに、外掛けフィルターのサブフィルターとして投げ込み式フィルターを使用すれば、生物濾過をアップさせることができます。
また、フィルターを変えなくても、フィルターの中の濾材を多孔質のものに変更すれば、浄化作用がアップします。
水草を入れる
水草を入れることでも、水質を維持する効果があります。なぜなら、水草が飼育水の汚れを除去してくれるからです。
メダカが出す排泄物にはアンモニアが含まれています。アンモニアは生物濾過によって、硝酸塩という物質に分解されます。
硝酸塩は、メダカにとって大きな害になりませんが、飼育水に溜まっていくと水質が酸性に傾く原因となります。
水換えは硝酸塩を除去し、新しい水に入れ換えることによって中性に戻すために行います。
しかし、水草があれば硝酸塩が消費されるため、水換えの頻度を少なくでき、バランスがうまく整えば長期間水換えをしなくてもよい環境になります。
水質改善交換のある石を入れる
水槽に入れる石によっても、水質を維持することができます。その代表的なものとして、麦飯石があります。
麦飯石には、次のような効果があります。
麦飯石の効果
- 水の浄化作用
- ミネラルを放出する
- 水質調整
- 酸素の供給
- カルキを分解する
水の浄化作用以外にも、メダカにとってプラスの効果が得られます。底砂利に使用するなどして、水質改善をアップしてください。
麦飯石の効果の詳細を知りたい方は、金魚の水槽に麦飯石を入れるとどんな効果があるの?をご覧ください。
タイトルが金魚になっていますが、メダカでも効果は同じです。
タニシを入れる
生き物を入れることでも、水質の改善を図ることができます。具体的にはタニシなどの貝類ですね。
タニシは、水槽に発生した苔や餌の食べ残しなどを食べてくれます。その結果、水が汚れにくくなるんですね。
メダカの健康に役に立つ仲間なので、ぜひ入れてあげてください。
メダカ水槽の水質悪化を改善する方法とは:まとめ
メダカ水槽の水質悪化を改善する方法について書きました。
メダカを飼育する手間のひとつに、水換えがあります。その水換えを減らせたら、もっと快適にメダカの飼育を楽しむことができますよね。
今回ご紹介した内容を実践していただくことで、水の汚れを軽減し、水質を維持することができます。
ぜひ、試してみてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。