メダカの飼い方

メダカの屋外飼育で必要な雨対策!雨水はメダカに悪影響です

2021年8月10日

メダカの雨対策について知りたい人「メダカの雨対策について知りたい。メダカを屋外で飼育する場合、雨が降り込む可能性があるよね?容器に雨が降り込んでも大丈夫?それともなにか対策が必要なのかな?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

メダカを屋外で飼育する場合に、雨が容器に降り込むことによる弊害と、対策について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーなど、水中で生活するペットを主に飼育しています。

さて、メダカを屋外で飼育する場合に注意したいのが、雨水の降り込みです。

雨水が飼育水に降り込むと、メダカに悪影響が発生するからです。

雨水によるメダカへの悪影響をまとめると、次のようになります。

雨水によるメダカへの悪影響

  • 水温が急激に低下する
  • 水質が急激に変化する
  • 水が汚れる
  • メダカが流れ出す

というわけで、今回はメダカを屋外で飼育した場合の雨水の悪影響と、対策について解説していきます。

メダカの屋外飼育で必要な雨対策!雨水はメダカに悪影響です

では、メダカの屋外飼育における雨水の悪影響について書いていきます。

雨水が入るとメダカは死ぬ?

メダカの飼育容器に雨水が振り込んだ場合、メダカがすぐに死んでしまうかというと、そこまでの悪影響はありません。

環境によっては、飼育水の足し水になったりもします。

しかし、それは大気がきれいで、少量の雨水が降り込んだ場合であって、たいての場合はメダカに悪影響が発生します。

すぐに死ななくても、長い目で見ると体調をくずす原因になったり、病気になるリスクを高めることになるのです。

そのあたりについて、詳しく掘り下げていきます。

雨水の影響①:水温が急激に低下する

雨水が降り込むことによる悪影響のひとつ目は、水温の急激な低下です。

雨水が多量に降り込むと、飼育水の温度が急に下がってしまうんですね。

なぜ水温の変化が発生するかというと、雨水のほうが飼育水よりも冷たいからです。

雨水は地上より遥か高いところから降ってきます。ですから、地上の気温と比べるとずっと低いんですね。

降っている途中にある程度温められますが、それでもメダカが過ごしている飼育水の水よりも温度は低くなります。

そんな雨水が大量に飼育水に降り込むと、水温が一気に下がってしまいます。

急激な水温の低下はメダカにとって大きなストレスとなり、体調をくずしたり、病気の原因となります。

雨水の影響②:水質が急激に変化する

雨水の降り込みは、飼育水の急激な変化をもたらす可能性もあります。

飼育水と雨水の水質がちがうからですね。

飼育水で使用する水は、水道水を使用する人が多いと思います。水道水は中性になっていますから、飼育水も基本は中性となっています。

しかし、雨水は酸性雨と呼ばれるように、水質が弱酸性です。

ですから、雨水が降り込むことによって、飼育水が弱酸性に傾いてしまうことになるのです。

この急激な変化がメダカにとってストレスとなり、体調をくずす原因となるんですね。

ちなみに、メダカに適した水質は、弱アルカリ性〜弱酸性となっています。

ですから、ゆるやかな変化であれば、弱酸性でもメダカは適応することができるのです。

しかし、雨の降り込みのように、急激な水質の変化が起こると、適応できずに体調をくずしてしまうことになるということです。

雨水の影響③:水が汚れる

雨水は、飼育水の汚れの原因にもなります。

なぜなら、雨は大気に浮かんでいる汚れを取り込みながら降ってくるからです。

ですから、飼育水にメダカにとって有害となる物質が入る可能性があるわけです。

雨上がりなど、車がドロドロに汚れてしまうことがありますよね。

元から車が汚れているから、という理由の場合もありますが、雨水にふくまれている物質によって汚れてしまうケースも少なくありません。

たとえば、黄砂による汚れなんかはわかりやすいですよね。

同じように、メダカの容器にもその汚れが入ってしまうことになるというわけです。

雨水の影響④:メダカが流れ出す

たくさんの雨水が容器に降り込んでしまい、飼育水があふれてしまった場合、流れ出る飼育水といっしょにメダカが流出してしまう可能性があります。

流出したメダカは、死んでしまう可能性が高いです。

メダカの屋外飼育の雨水対策をご紹介

ここからは、メダカの水槽に雨水が入り込まないようにする方法について書いていきます。

また、どうしても雨水の降り込みが避けられない場合に、水があふれ出してしまうオーバーフローとともに、メダカが流出しないようにする対策についても書いていきます。

波板をかぶせる

雨対策として、手軽で確実に降り込みを防ぐ手段としては、波板をかぶせるという方法があります。

プラ舟やコンテナで飼育している場合は、容器の上に置くだけで雨よけになります。

ビニールシートをかぶせる

ビニールシートをかぶせることでも、雨よけになります。

ただし、長時間かぶせてしまうと、日照不足になるのと、蒸れにつながります。

ですから、雨がやんだらシートを外すようにしてください。

すだれをかぶせる

完全な雨対策にはなりませんが、すだれをかぶせることでも雨水の降り込みを減らすことができます。

屋外飼育している場合は、夏の暑さ対策でもすだれが重宝しますが、雨にも有効なんですね。

睡蓮鉢などのオーバーフロー対策

睡蓮鉢などから水があふれる、オーバーフロー状態からメダカが流出してしまうのをさける手段として、軍手を使う方法があります。

容器の淵に、内側と外側をまたぐような形で軍手を置いておくと、軍手を伝って水が外に出ていくようになります。

流れ出る勢いが軽減され、メダカがいっしょに流れ出てしまうのを防ぐことができます。

軍手の置き場所として効果的なのは、水があふれ出しやすい場所です。

事前に注水して、最初にどこから水があふれ出すかを把握しておきましょう。

その場所に軍手を置いておくといいですね。

メダカの屋外飼育で必要な雨対策!雨水はメダカに悪影響です:まとめ

メダカを屋外で飼育する場合に必要な雨対策について書きました。

この記事のポイントをまとめると、次のようになります。

この記事のまとめ

  • 雨水が飼育水に入ると、メダカが体調をくずしたり、病気になるリスクが高まる。
  • 波板、ビニールシート、すだれなどを使って雨よけをする。
  • 水があふれだ出すことによるメダカの流出を防ぐ方法として、軍手の設置がある

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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