メダカの飼い方

メダカの飼育に適した水質(pH)や水の状態とは?

メダカに適した水について知りたい人「メダカに適した水を知りたい。メダカを飼育しているんだけれど、メダカに適した水ってどんな水なのかな?水質や水の状態など、詳しく知りたいな」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
メダカに適した水質やメダカが好む水の状態について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカは水の中で生活する生き物です。ですから、水の状態がダイレクトに健康に影響を及ぼします。

良い水であればメダカは元気に健康に過ごしてくれますし、逆に水が悪くなると死んでしまうことになります。

ですから、水はとても大切なんですね。

では、具体的にどのような水が適しているのでしょうか。

まとめると、次のような水になります。

メダカに適した水

  • 中性〜弱酸性の水質
  • 植物プランクトンが繁殖した水(青水)

というわけで、今回はメダカに適した水について解説します。

メダカの飼育に適した水質(pH)や水の状態とは?

では、メダカの飼育に適した水質(pH)や水の状態について見ていきましょう。

まずは、水質からおさえておきたいと思います。

メダカが好む水質(pH)とは?

水は、pHの数値によって、アルカリ性、中性、酸性に分けることができます。

7.0である中性を軸に、数字が上がるほどアルカリ性に、そして数字が下がるにつれて酸性になります。

メダカが好む水質は、中性〜弱酸性です。

ですから、中性~弱酸性の水質を維持してあげることで、生活の中でのストレスを軽減することができます。

飼育には水道水が適している

メダカを飼育する場合は、水道水を使用するのがベストです。なぜなら、日本の水道水は中性に調整されているからです。

メダカには最適な水質になっているわけですね。

水道水はカルキ抜きをして使う

ただし、水道水はそのまま使用することはできません。なぜなら、水道水にはカルキがふくまれているからです。

カルキはメダカにとって猛毒となります。ですから、メダカを水道水で飼育するには、事前にカルキを抜く必要があります。

カルキを抜くには、市販のカルキ抜きを使用するか、汲み置きして太陽の光にあてることで抜くことができます。

カルキ抜きの詳細については、メダカの水換えに必要な水道水のカルキ抜きの方法やかかる時間とは?をご覧ください。

定期的に水質チェックをしよう

もし、川の水や井戸水などを使用する場合は、あらかじめ水質をチェックするようにしてください。水道水とちがって、中性ではない可能性があるからです。

また、水道水を使って飼育をしても、飼育している中で徐々に水質は変化していきます。

なぜなら、飼育水は、メダカが出す排泄物などの汚れが溜まっていくと、水質が酸性に傾いていくからです。

その水質を改善するために水換えをするわけですが、水質をチェックすることによって、適切な水換えのタイミングやペースを把握することができます。

水質をチェックするにあたっては、水質検査薬が販売されています。手軽にチェックできるので、ぜひ活用してみてください。

青水(グリーンウォーター)

水質以外でのメダカに適した水の条件として、青水(グリーンウォーター)があります。

青水とは、緑色に変色した水で、緑色の正体は植物プランクトンです。

植物プランクトンは、メダカの自然食になります。植物プランクトンを食べることによって、メダカは色つやがよくなり、健康になるんですね。

青水で生活することで、メダカはいつでも好きなときに植物プランクトンを摂取することができるため、成長の促進にもつながります。

たくさんのメリットがある青水ですが、デメリットも存在します。青水の詳細については、メダカをグリーンウォーター(青水)で飼育するメリット、デメリットをご覧ください。

メダカに適した水にする方法

ここまでは、メダカに適した水質や水の状態について見てきました。

ここからは、その水質を維持する方法や、青水を作る方法について見ていきましょう。

カキガラで水質を維持する

メダカに適した水質を維持するのに効果的なものとして、カキガラがあります。

カキガラとは、貝のカキの殻のことですね。カキガラは水をアルカリ性に傾ける性質があります。

前述したように、飼育水はメダカが出す排泄物などの汚れによって、水質が酸性に傾いていきます。

水質が酸性に傾きすぎると、メダカにとっては住みにくい水になってしまいます。

カキガラを水槽に入れておくと、酸性に傾いていく水質を維持することができるのです。

また、カキガラは多孔質なので、生物濾過に必要なバクテリアが棲みつきやすいという効果があります。

バクテリアが棲みつきやすいと、生物濾過による浄化作用が強化されて、きれいな水を維持することができるんですね。

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ただし、カキガラの入れすぎに注意してください。アルカリ性に傾きすぎると、それはそれでメダカにとってストレスになってしまうので。

クロレラで青水(グリーンウォーター)を作る

青水(グリーンウォーター)がメダカにとって適した水であると書きました。では、飼育水を青水にするためには、どうしたらいいのでしょうか。

太陽の光がしっかりとあたる屋外であれば、放っておいても勝手に青水になっていきます。

日差しが強い真夏では、1週間もしないうちに濃い緑色に変色していきますからね。

しかし、屋内では太陽の光ほどの強力な光を得ることができないため、なかなか青水にすることはむずかしいです。

そこで利用できるのが、クロレラですね。クロレラの成分には青水と同じ植物プランクトンがふくまれているため、クロレラを飼育水に入れることによって青水と同じ環境を作ることができます。

観賞魚用のクロレラが販売されているので、ぜひ活用してみてください。

メダカの飼育に適した水質(pH)や水の状態とは?:まとめ

メダカの飼育に適した水質や水の状態について書きました。

この記事をまとめます。

この記事のポイント

  • メダカに適した水質は中性~弱アルカリ性
  • 水道水は中性なのでメダカ飼育に最適
  • ただし、水道水はカルキ抜きをしてから使用する
  • 水質以外では青水がメダカを健康にする
  • カキガラは水質維持に効果的
  • 青水を屋内で作るには、クロレラが有効

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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