金魚の水槽の置き場所に悩む人「金魚の水槽を置く場所に悩んでいる。水槽って一度置いたらなかなか移動できないので、慎重に場所を選びたいと思うんだけれど、どういったところに注意して置いたらいいのかな?」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
金魚の水槽を設置する場所選びのポイントについて書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、金魚の水槽を置く際に、必要なチェックポイントをご存知でしょうか?
金魚の水槽はどこに置いてもいいわけではありません。
適切な場所に置く必要があります。
なぜなら、設置する環境が金魚の健康にかかわるからです。
また、飼育の手間にも影響します。
大きな水槽だと、一度稼働させるとかんたんに移動することはできません。
ですから、事前に適した場所かどうかチェックする必要があるのです。
というわけで、金魚水槽の設置場所を決める5つのチェックポイントについて解説していきます。
金魚水槽の置き場所を決める5個のチェックポイントとは
では、金魚水槽の置き場所を決めるポイントについて書いていきます。
具体的には次の5点になります。
水槽を置く際のチェックポイント
- 冷暖房器具の影響を受けない
- 直射日光があたらない
- 電化製品から離れている
- 騒音が少ない
- 排水、給水がしやすい
では、それぞれ掘り下げていきますね。
冷暖房器具の影響を受けない
部屋の温度が激しく変わる場所は、金魚の水槽を置くのに適していません。
なぜなら、金魚は水温の急激な変化に弱い生き物だからです。
金魚は1日に5℃以上の水温の変化がつづくと、ストレスによって免疫力が低下します。
免疫力が低下すると、白点病をはじめさまざまな病気にかかるリスクが高くなります。
リビングなど人がよくいる場所で、冷暖房器具を使う部屋の場合、冷暖房器具を作動しているときとそうでないときの温度に極端の差がでますよね。
室温の影響によって水温は変化するので、急激に変化することになります。
たとえば、人が起きている間と寝たあとの部屋の温度の変化です。
ですから、金魚の水槽を置く場合は、部屋の温度があまり変わらない場所を選んでください。
「せっかく金魚を飼育するのに、人があまりいないところに置いたら意味がないじゃないか!」
そんな声もあるかもしれません。
できるだけ目に入るようなところに置きたいと思う人も多いでしょうね。
どうしてもリビングなど冷暖房器具の影響がある部屋に水槽を置きたい場合は、水槽用のヒーターやクーラーを使用して水温を一定に保つようにしてください。
そうすれば、金魚の健康をそこなうことなく飼育することができます。
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直射日光があたらない
直射日光があたらない場所に置くことも重要です。
金魚にとってデメリットが大きいからです。
まとめると次のようになります。
直射日光が当たるデメリット
- 水温が急激に変化する
- 苔が大量に発生する
水槽に直射日光があたると、水温が急激に変化します。
それだけ日光の威力は強力だからです。
真夏の日差しの強い時期だと、温度変化だけでなく金魚が耐えられる水温を超えてしまう可能性があります。
また、水温の上昇は酸欠もまねきます。
水の温度が上がると、水に溶け込む酸素の量が低下するからです。
他にも、苔が発生しやすくなるデメリットがあります。
苔は光合成により成長するからです。
つまり、光が強いほど苔は発生しやすくなるということです。
苔は観賞の邪魔になるので、掃除が大変になります。
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電化製品から離れている
水槽を電化製品、たとえばテレビなどの近くに置くのはやめたほうがいいですね。
水で故障の原因になる可能性があるからです。
単に水槽を置くだけなら大きな問題になりませんが、水がはねたり、万が一水漏れなどのトラブルが起こった場合に取り返しのつかない被害が発生します。
ですから、水に濡れると故障するものの近くには置かないほうがいいでしょう。
ただ、同じ部屋に置く程度であれば問題は発生しません。
私はパソコンのある6畳の部屋に水槽を設置していますが、パソコンは7年以上問題なく動いています。
騒音が少ない
テレビの近くに置かないほうが良い理由は、騒音の問題もあります。
長時間テレビの音にさらされるのは、金魚にとってストレスだからです。
他にも、音が発せられるオーディオのスピーカーの近くもさけたほうがいいですね。
人間にとっては娯楽であるテレビや音楽も、金魚にとっては不快な音を出す機械以外のなにものでもありません。
それが長い時間つづくと、ストレスから免疫力が低下する可能性があります。
また、テレビの発する光の変化も、金魚にとってはストレスとなります。
ですから、そういった意味でもテレビの近くに水槽を置かないほうがいいのです。
排水、給水がしやすい
水換えがしやすい場所を選ぶことも重要です。
水換えに余計な手間がかかると、ついおろそかになってしまう可能性があるからです。
金魚を水槽で飼育する場合、だいたい1~2週間に1回のペースで水換えをする必要があります。
たとえば、水換えをするのに重いバケツを持って何往復もしないといけない、そんな環境だと大変ですよね。
ですから、できるだけ手軽に水換えができるようにしておいたほうがいいのです。
どうしても排水や給水できるところから離れて設置する場合は、電動ポンプと長いビニールホースを使用することで水の運搬をなくすことができます。
私は10mのビニールホースを使って、水槽から直接外の排水溝に排水しています。
そして、浴室にバケツを置いていったん水道水を汲み置き、カルキ抜きをしてから電動ポンプで水槽に給水しています。
こうすれば、バケツをいっさい運ぶことなく水換えができます。
水換えは日常的な世話になるので、できるだけ負担を軽減できる方法を考えましょう。
水槽は水槽台に置きましょう
金魚の水槽を置くためのチェックポイントについて書いていきました。
いよいよ水槽を置く場所も決まったところで、最後に重要なことがあります。
それは、水槽は水槽台に置きましょう、ということです。
タンスの上やシューズケースの上に水槽を置く人がいるかもしれませんが、やめたほうがいいです。
というのも、水槽や家具が破損するリスクが高いからです。
水槽は平坦で頑丈な場所に置く必要があります。
なぜなら、水を入れて機材を設置した水槽の重量は、かなり重たいからです。
水槽台のように専用で作られたものでないと、最初のうちは大丈夫でも、長期間の重量に耐えることができず、たわんだり変形したりする可能性があります。
それがさらなる水槽への負担につながり、破損してしまうのです。
水槽が破損すると、金魚が死んでしまうのはもちろん部屋の中が水浸しになってしまいます。
かなりの被害を被ることになるので、安全のために水槽台を使用してください。
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金魚水槽の置き場所を決める5個のチェックポイントとは:まとめ
金魚の水槽を置く場所を決める際のチェックポイントについて書きました。
これから水槽を設置する人はもちろんですが、すでに設置していて、きちんと飼育しているのに金魚がすぐに体調をくずしてしまうという人も、まちがった置き場所による影響がないか確認してみてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。