金魚の飼い方

どんぶり金魚はかわいそう?賛否について考える

どんぶり金魚に悩む人「どんぶり金魚で金魚の飼育をしてみたいと思うんだけれど、賛否が分かれているよね?金魚がとてもなついて良い飼い方だっていう人もいれば、どんぶり鉢で飼うなんて金魚を虐待しているのと同じ、なんていう意見もある。どんぶり金魚では金魚がかわいそうなのかな?」

こんな悩みを解決します

この記事の内容
どんぶり金魚での飼育は、金魚がかわいそうなのかどうか、その理由やメリットについて書いています。本記事を読むことで、どのような場面でどんぶり金魚を楽しむのが良いのかがわかります

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上しており、日々、金魚の新しい飼いかたを模索しています。

さて、金魚の新しい飼いかたとして、どんぶり金魚があります。

一般的な水槽飼育ではなく、どんぶり鉢を使って飼育するという方法です。

どんぶり鉢を使うことによって、金魚を手元に置いて飼うことができ、直接ふれあうことができて親しみや愛着がわくんですね。

金魚のなつき度も強くなります。

そのどんぶり金魚、世界でいちばん身近な金魚の飼育方法といわれるいっぽうで、どんぶり鉢での飼育は金魚を虐待しているのと同じ、という否定的な意見もあります。

否定的な意見の根拠は、あまりにも水量が少なすぎるし、容器もせまいため、金魚にとって非常に過酷な生活環境になっている、というものです。

というわけで、今回はどんぶり金魚は金魚にとってかわいそうな飼いかたなのか?について掘り下げていきます。

本記事をご覧いただくことで、金魚の負担をおさえながらどんぶり金魚を楽しんでいただけるはずです。

なお、どんぶり金魚の飼育方法を網羅的に知りたいかたは、【かんたん】どんぶり金魚の飼い方を解説【失敗しないように】をご覧ください。

どんぶり金魚はかわいそう?その理由は?

では、まずどんぶり金魚はかわいそう、という元になっている、金魚にとって過酷な環境の原因について書いていきます。

また、金魚の習性から見てのどんぶり金魚を解説していきます。

どんぶり金魚は過酷な環境

どんぶり鉢での飼育は、金魚にとって過酷な環境となります。

なぜなら、容器がとても小さく、水量が極端に少ないからです。

量が少ないと、水が汚れやすくなります。

汚れの原因は、金魚の排泄物に含まれるアンモニアが主ですが、アンモニアは金魚にとって猛毒となります。

どんぶり鉢の水量では、アンモニアが分散されないので、濃度がすぐにあがって金魚に致命傷になる可能性が高いのです。

また、水量が少ないことは、水温の変化にも影響します。

室温の変化に水温が影響を受けやすいからです。

水量が多いと、少々の室温の変化では影響がありません。

仮に室温が大きく変化しても、変化はゆるやかです。

しかし、水量が少ないと、室温の変化の影響を受けやすくなり、また急激な変化を起こしやすくなります。

金魚は急激な水温の変化に弱いため、衰弱して病気になってしまいます。

また、せまい容器では運動不足になり、ストレスの原因になります。

どんぶり金魚の寿命は短い?長生きさせる方法は?

1匹飼いでは金魚は寂しい

どんぶり金魚だと、前述したように水量が少ないため、飼育できる金魚は1匹のみです。

それ以上の数を飼育すると、水の汚れが強すぎて金魚が耐えられないからです。

しかし、金魚は本来集団行動をする生き物です。

ですから、1匹で飼育する環境はあまり適切ではありません。

孤独感から、ストレスを感じる可能性があります。

もちろん、絶対に1匹で飼育してはいけない、というわけではありませんが、どちらかというと集団生活できる環境のほうが、金魚にとっては心地よいのです。

どんぶり金魚の寿命は短くなる

容器が小さく水量が少ない、そして1匹で飼育する環境から、金魚はどうしてもストレスにさらされてしまいます。

ですから、世話によってそのストレスを下げてあげる必要があります。

しかし、飼育方法がむずかしいので、相応の知識と手間をかけなければなりません。

うまく飼育しないと、死なせてしまうことになります。

くわえて、どんぶり金魚では毎日すべての水を交換します。

飼育水の汚れを排出し、酸素を供給するためです。

新しい水は金魚を活性化させる刺激になります。

活動が活性化するということは、それだけ命を削ることでもあります。

ですから、どんぶり金魚では、水槽飼育よりも寿命が短くなります。

【お手軽】どんぶり金魚の水換え方法【たった3分です】

どんぶり金魚のメリット

 

弊害について書いてきましたが、どんぶり金魚には良いところもたくさんあります。

ここからはどんぶり金魚のメリットについて掘り下げていきます。

初心者でも手軽にはじめられる

どんぶり金魚の良いところひとつ目は、飼育用具を持たない初心者であっても、手軽に金魚飼育をはじめられることです。

本格的に金魚を飼育しようとすると、水槽やフィルターなど、それなりにそろえないといけない道具があります。

上手に飼育できればいいですが、すぐに死んでしまったら、その道具はすべて無駄になってしまいますよね。

そのうえ、水槽は保管に場所を取るので、大変です。

ですから、とりあえず飼育してみようか、となりにくいのです。

しかし、どんぶり金魚であれば、飼育に必要なのはどんぶり鉢2個とカルキ抜きだけで済みます。

場所も取りませんし、うまく飼育できなければいつでもやめることができます。

なので、飼育をはじめるハードルを下げることができるのです。

金魚へのふれあい度が高い

どんぶり金魚のもっとも良いところは、金魚と密にふれあえることです。

水槽を使った飼育では不可能な、身近で直接的なふれあいをもつことができます。

たとえば、金魚がなれてくれば、手から直接餌をあたえられます。

水槽飼育では物足りなく感じる部分が、どんぶり金魚では可能になるのです。

金魚への愛着が強くなる

前述したようなふれあいを持つことができると、金魚に対しての愛着が強くなります。

どんぶり金魚は水槽とはちがって、かんたんに持ち運ぶことができるので、家にいるときはどこの部屋でもつれて歩くことができますしね。

生活の中に、金魚が欠かせないものになるはずです。

どんぶり金魚のおすすめシチュエーション

 

これまで書いたように、どんぶり金魚にはメリットもデメリットもあります。

ひとつ言えるのは、永続的にどんぶり金魚で飼育するのではなく、一時的な飼育方法として用いるのが良いということですね。

では、どのような場面でどんぶり金魚をするのが良いのかについて書いていきます。

水槽飼育をはじめるつなぎ

まずははじめて金魚の飼育をするときですね。

いきなり用具をそろえて飼育をはじめるよりも、ハードルを下げることができるからです。

ですから、まずはどんぶり鉢で金魚の飼育をはじめてみるといった形を作るのがいいでしょう。

そして、金魚の飼育になれてきたら、道具を本格的にそろえて、水槽飼育にうつるのがいいですね。

ただし、どんぶり金魚は水槽よりも管理がむずかしいです。

金魚が死んでしまいやすいので、きちんと飼育できる方法をおさえておく必要がありますね。

【かんたん】どんぶり金魚の飼い方を解説【失敗しないように】

金魚をときどき手元で飼育する

水槽での金魚飼育をスタートさせても、どんぶり金魚を楽しむことはできます。

一時的に水槽から金魚を取り出して、どんぶりで飼育する機会を作るのです。

普段は水槽で飼育し、ときどきどんぶり金魚を楽しめば、ずっとどんぶり鉢で飼育するよりも、金魚の負担をずいぶんと軽減することができます。

どんぶり金魚は一時的が良い

ということで、どんぶり金魚は永続的にするのではなく、一時的にしたほうがいいでしょう。

どんぶり金魚と水槽飼育を併用することで、より金魚飼育を楽しむことができるはずです。

少し手間がかかるのが難点ですが、せっかく金魚を飼うのですから、存分に金魚の魅力にふれていただけたらと思います。

どんぶり金魚はかわいそう?賛否について考える:まとめ

どんぶり金魚ではかわいそうかどうかについて書いてきました。

金魚をとても小さなどんぶり鉢で飼育するというのは、否定的な意見があります。

まともに金魚が生きていける環境ではない、とする見方ですね。

たしかにその通りですが、いっぽうで、水槽飼育も金魚池での飼育と比較すると、小さな容器に閉じ込めていることになります。

より広いスペースが良いのはまちがいないのですが、飼育を楽しめなければ金魚の存在価値も低下してしまいます。

ですから、常時どんぶりで飼育するのではなく、ポイントをしぼって楽しむようにしてください。

そうすれば、末永く金魚飼育を楽しむことができるはずです。

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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