金魚の丹頂の特徴などを知りたい人「金魚の丹頂について知りたい。金魚に丹頂という品種があるよね。どうして丹頂という名前になったのかな?また、どのような特徴や種類があるのか知りたい」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
金魚にふるさと、奈良県大和郡山市に住み、10年以上金魚の飼育を楽しんでいます。
さて、今回紹介するのは、金魚の品種のひとつ、丹頂についてです。
丹頂の特徴は、なんといっても頭の赤。
オランダ獅子頭体型で、丈夫な金魚です。
飼育もむずかしくありません。
それに、メジャーな品種なのでホームセンターでも手に入りやすく、値段も手ごろですね。
というわけで、丹頂について掘り下げていきます。
【金魚】丹頂の特徴や種類、値段を紹介します
では、金魚の品種のひとつである、丹頂について書いていきます。
丹頂の名前の由来
丹頂は、その色柄から、日本人になじみの深い丹頂鶴に見立てて命名されました。
作出国である中国では、紅頭(ホントウ)、英名はレッドキャップオランダと言います。
丹頂の名前からは、日本人のセンスの良さを感じますね。
だって、中国名も英名も、見たまんまですから(笑)
ちなみに、英名のレッドキャップオランダという名前からは、日本の金魚文化の影響を強く受けているのが感じられます。
なぜなら「赤い頭のオランダ」という名づけの前提として、オランダ獅子頭があるからです。
オランダ獅子頭という名前は、中国から日本に入ってきたときに、日本人がつけた名前です。
当時、日本は鎖国していましたが、オランダとは交易があり、外国から入ってくる珍しいものを「オランダもの」と呼んでいました。
中国からやってきたオランダ獅子頭も、外国からやってきたものとして「オランダもの」となり、正式名称にも入ってしまったのです。
さて、丹頂が日本にやってきたのは戦後のことです。
そして、1950年代後半から人気が高まっていきました。
丹頂の身体的特徴
丹頂の身体的特徴は次の通りです。
丹頂はオランダ獅子頭がベースとなっています。
そのベースに、丹頂の特徴である頭部のみの赤、そして体全体が白といったコントラストが魅力ですね。
丹頂は中国から入ってきた他の品種と同じく、日本で、日本人の好みに合うように手が加えられてきました。
なので、丹頂には中国タイプと日本タイプの2種類があります。
日本タイプの丹頂は、頭部の肉瘤がそれほど発達しません。
特に小さいころは、ほとんど盛り上がりがない状態です。
いっぽう、中国の丹頂は、ベレー帽をかぶったように盛り上がっています。
中国タイプの丹頂であれば、英名のレッドキャップオランダという名前がしっくりきますね。
丹頂の値段
丹頂はホームセンターにも必ずといっていいほど販売されている、メジャーな品種です。
なので、値段も高くありません。
4~6cmの大きさで、300~700円ほどとなっています。
ただし、中国タイプの丹頂はもうワンランク値段が上がる印象です。
1000円前後の価格帯ですね。
丹頂の種類と「丹頂」と名前のつく金魚を紹介
ここまでは、日本風に発展してきた丹頂を基本に紹介しました。
ここからは、中国タイプの丹頂や、出目タイプの丹頂など、丹頂の種類について書いていきます。
また、中には色彩や柄から丹頂という名が入っている金魚がいます。
そちらもあわせて紹介していきます。
高頭丹頂
高頭丹頂は中国タイプの丹頂です。
日本タイプは肉瘤の発達が控えめですが、中国タイプの丹頂はベレー帽をかぶったような印象を受けるぐらい、頭がしっかりと出ています。
日本のタイプは控えめで奥ゆかしい感じ、中国タイプは主張が強い感じというそれぞれの国民性を表しているような印象ですね。
頭がしっかり出ている丹頂の迫力はみごとですね。
ただ、頭が大きすぎて、少しバランスの悪い感じはあります。
このあたりは好みによって分かれるところでしょう。
丹頂竜眼
竜眼とは、竜の眼を持つ金魚という意味ですね。
日本ではオランダ獅子頭体型の出目を、竜眼と言います。
また、別名をドラゴンアイとも呼びます。
普通目から出目になるだけで、ずいぶん雰囲気が変わりますね。
なんだかとぼけた顔に見えるのは、私だけですかね(笑)
丹頂らんちゅう
まるで丹頂のような色彩のため、丹頂らんちゅうと呼ばれます。
丹頂らんちゅうはとても珍しい金魚になります。
それほど流通していません。
なので、どうしても値段は高めになりますね。
丹頂ライオンヘッド
丹頂ライオンヘッドとは、ライオンヘッドで丹頂のように頭が赤、それ以外が白の色彩となっている個体です。
ライオンヘッドとは、らんちゅうの体型で、頭の肉瘤がらんちゅうよりも格段に発達し、丸みを帯びた品種ですね。
巨大な頭がライオンのオスのように見えることから、ライオンヘッドと名付けられました。
【金魚】丹頂の特徴や種類、値段を紹介します
丹頂の特徴や値段、飼い方などについて書きました。
丹頂は、丹頂鶴が名前の由来となっている通り、日本らしい和の雰囲気を感じさせる金魚ですね。
オランダ型ではありますが、ちょっとしたちがいでがらっと印象が変わります。
それが金魚の品種の魅力でもありますね。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。