
金魚にヒーターを購入したい人「金魚の飼育のためにヒーターを購入しようと思っているんだけど、いろいろ種類があってどれを買えばよいかわからない。どんなヒーターを買えばいいのなか?選びかたが知りたい」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
金魚飼育を10年以上していて、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
これまで10本程度、ヒーターを購入してきました。
さて、金魚は熱帯魚ではないので、ヒーターがないと生きていけないわけではありません。
しかし、ヒーターが非常に活躍してくれる場面があります。
冬の飼育や金魚が病気をしたとき、冬でもたくさん餌を食べさせて、大きく育てたいケースです。
ヒーターを購入する場合、必要な場面に応じた機能ををもつ商品を選ぶことが重要です。
とはいえ、ひと口に観賞魚用ヒーターといっても、実はいろいろな種類があります。
どれが必要な機能を持った商品なのか、選ぶのも一苦労でしょう。
せっかくお金を払って購入したのに自分が求めていた機能がついてなかった、となると、お金を無駄にしてしまうことになります。
観賞魚用ヒーターのタイプをまとめると、次のようになります。
固定式は温度調節できるタイプのものよりも、安く購入することができます。
しかし、温度調節できるタイプのものは、固定式のように使用する場面が限定されません。
コストはかかりますが、後述するあらゆる場面で使用することが可能です。
そのあたりを前提に、必要な場面に合わせて、必要なタイプ、商品を掘り下げていきます。
金魚の飼育におすすめのヒーターを紹介
では、観賞魚用ヒーターを紹介していきたいと思います。
その前に、金魚の飼育でヒーターが必要となる場面を整理しておきます。
ヒーターが必要な場面
- 冬でも元気な金魚を見たい
- 冬でも大きく成長させたい
- 病気が発症したときに治療に使いたい
だいたいこの3つの場面でヒーターを使うことになりますね。
水槽用ヒーターの種類は大きく分けて2種類
水槽用のヒーターは、大きく分けると2種類あります。
水温固定式は、決められた温度を維持します。
金魚に使えるものとしては、金魚用として売られている18℃固定と、熱帯魚用として売られている26℃固定があります。
温度調節可能なヒーターとくらべると、固定式のほうが値段は格段に安いですね。
値段の整理をしておくと、次のようになります。
上から値段が安い順番です。
固定式タイプは、18℃、26℃ともに同じぐらいの値段になります。
しかし、②<③<④の間では、約1000円ずつ値段が上がります。
ただし、固定式や温度調節器一体型な、パーツが壊れたらすべて買い替える必要がありますが、④の別タイプは、消耗品であるヒーターが壊れても、買い替えれば使用できます。
長期的に見ると、別タイプの方がコストが安くなる可能性があります。
水槽の水量によってワット数を選ぶ
ヒーターを選ぶ際は水槽のサイズ、つまり水がどれぐらい入るかによって、ワット数を選ぶ必要があります。
水量に合わせたワット数のヒーターを選ぶようにしてください。
ワット数別の適応水量は次の通りです。
水量(水槽サイズ)別ヒーターのワット数
10ℓ以下(~30cm):50W未満
20ℓ以下(~30cm):50W~
40ℓ以下(~45cm):120W~
60ℓ以下(~60cm):160W~
100ℓ前後(~70cm):220W~
150ℓ前後(~90cm):300W~
上記の数字を大体の目安にしていただけたらと思います。
温度固定式ヒーターのおすすめ商品
ここからは、温度固定式ヒーターのおすすめ商品を紹介します。
温度固定式のメリットとしては、導入コストが安く済むことです。
しかし、場面が限定されてしまうデメリットがあります。
18℃固定式ヒーター
18℃の固定式ヒーターは、冬も金魚が元気に泳いでる姿を見たい、と思うかた向けのヒーターです。
「金魚用」と書かれて売られていることが多いですね。
金魚が活動的になる水温は18~28℃です。
活動的に過ごせる水温域の中で、一番低い水温に固定することで電気代をおさえられます。
26℃固定式ヒーター
基本的に26℃の固定式ヒーターは、熱帯魚用として売られている場合が多いですね。
しかし、金魚でもこのヒーターを選択するケースがあります。
それは、冬でも金魚を大きく成長させたい場合です。
前述したように、金魚の活動性があがるのは、18~28℃の間の水温域となります。
この水温帯だと、水槽内を活発に泳ぎ回ります。
そして、消化能力も高くなります。
ただ、18℃ギリギリでは、泳ぎは活発になるものの、消化能力は心もとない状態で、たくさん餌をあ
たえると消化不良を起こす可能性が高くなります。
消化不良を起こすと、転覆病を代表としていろいろな病気になるリスクが高まります。
しっかり餌をあたえるのであれば、25℃ぐらいほしいところですね。
なので、26℃の固定式ヒーターを選ぶのが良いということになります。
温度調節可能なヒーターのおすすめ商品
ここまでは水温を固定しているタイプのヒーターを紹介しました。
次に紹介するのは、設定温度を調節できるタイプのものです。
水温の調節は、サーモスタットという機械で行います。
サーモスタットは、飼育水に熱を伝えるヒーター部分と一体型になっているタイプと、分離式になっているタイプに分かれます。
温度調節できるメリットをまとめると、次のようになります。
転覆病や白点病の治療では、水温を28℃まであげる必要があります。
固定式ヒーターでは、そこまで高温のタイプのものはありません。
ですから、病気の治療に使うためには温度調節できるタイプのものが必要なのです。
また、温度調節できれば、その他の目的であってもすべてまかなうことができます。
最初の投資金額はかかりますが、1台ですべての役割を果たしてくれるのです。
なので、金魚飼育では、固定式よりも調節できるタイプのヒーターをおすすめします。
水温調整器(サーモスタット&ヒーター)一体型
水温調節ができるタイプのヒーターで、まずご紹介するのは、サーモスタットとヒーターが一体型になっているタイプの商品です。
分離式に対するメリットとしては、次のようになります。
分離式と比較すると、一体型の方が1000円弱ほど安くなります。
あと、今回紹介するGEXのセーフカバーヒートナビでは、ヒーター部が水温を感知するセンサーになっているため、水槽内に入れるのはヒーターのみですっきり設置可能です。
本来であれば、別にセンサー部の設置が必要になるので、それがないのは見た目にも大きなメリットになります。
水温調整器(サーモスタット)とヒーターが別型
サーモスタットとヒーターを分離することができるタイプの商品です。
こちらのメリットは、一体型はサーモスタットもしくはヒーターのどちらが壊れてしまっても、商品自体使えなくなります。
しかし分離式だと、片方が壊れたとしても買い替えることで使用可能になります。
最初の値段は高いですが、長い目で見ると一体型よりもお得に使える可能性が高いですね。
金魚の飼育におすすめのヒーターを紹介:まとめ
金魚の飼育におすすめのヒーターについて書きました。
ヒーターのタイプは4種類あります。
固定式2種類と、水温調整ができるタイプ2種類です。
それぞれにメリットがあるので、自分の使いかたと照らし合わせて購入するようにしてください。
個人的なおすすめとしては、サーモスタッドとヒーターが分離しているタイプのものですね。
長期的に考えると、どんな場面でも使えることと、一体型とくらべてコストは安く済むはずです。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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