メダカの水流対策について知りたい人「メダカの水流対策について知りたい。メダカを飼育しているんだけれど、メダカって水流が強いと衰弱して死んでしまうって聞いた。水流をおさえるためには、どのような環境整備をしたらいいのかな。そのあたりを知りたい」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
メダカに水流対策が必要な理由と、対策方法について
こんな疑問を解決します
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、メダカを飼育する中で気をつけたいこととして、水流対策があります。
水流が強い環境だと、メダカが衰弱してしまうからです。そして、ひどい場合は死んでしまうこともあります。
では、メダカの水流対策には、どのような環境を整備する必要があるでしょうか?
というわけで、今回はメダカを飼育するにあたって、必要な水流対策について解説します。
メダカ水槽のフィルター(濾過器)による水流対策
では、メダカの水流対策について見ていきましょう。
メダカを飼育するには水流対策が必要ですが、いっぽうでまったく水流がない環境も、メダカにとってベストな環境とは言えません。
ベストな環境なのは、メダカに悪影響がない程度の水流がある環境です。
掘り下げて見ていきましょう。
メダカの水槽で水流対策が必要な理由
メダカは、本能的に水流に対して抗う習性を持っています。わかりやすくいうと、水流とは逆向きに泳ごうとするのです。
水流が弱ければ問題ありませんが、水流が強いと常に泳いでいる状況となり、メダカは体力を奪われていくことになります。
そして、やがて衰弱し、死んでしまうこともあるのです。
ですから、水流対策が重要になってくるんですね。
ところで、水流が発生する主な原因は、フィルターによるものです。なぜなら、フィルターは、飼育水を循環させることによって水を浄化するからです。
なので、フィルターを使用すると、大なり小なり水流は起こります。
逆に、完全に水流のない環境で飼育するには、フィルターを使用しないようにすればいいということになります。
水流がまったくないのも問題
では、フィルターを使わないで飼育することは可能か?というと、結論的には可能です。
なぜなら、メダカは身体が小さいために、それほど水を汚す魚ではないからです。
また、酸素の消費量もそれほど多くありません。ですから、こまめに水換えしたり、水草を入れることによって、フィルターを使わなくても飼育することができるのです。
ですが、屋内の水槽でメダカを飼育する場合、フィルターを使用した方が安全に、健康に飼育することができます。
飼育の手間においても、水換えの回数を減らすことができ、負担の軽減になります。
それに加えて、水流がほとんどない環境は、メダカにとっては過ごしやすい環境になりますが、飼育水にとっては良くない環境となります。
なぜなら、水流がないと、底などの水槽の一部分に汚れが滞留してしまうからです。ある程度の水流は、飼育水の汚れの滞留を防ぐことになるんですね。
他にも、水流はメダカに一定の運動をさせることになるため、健康に成長しやすいという考えもあります。
強すぎる水流だと、逆らって泳ぐことで弱ってしまうことになりますが、適度な水流であればメダカの運動機会となり、運動不足の解消や健康的な成長につながるということです。
メダカに悪影響がない程度の水流が理想
ですから、メダカを飼育する水槽には、水流がまったくない状況よりも、少しは水流がある環境の方が適している、ということになります。
つまり、フィルターを使用しつつも、めだかに負担にならない程度の水流におさえていく、ということがベストなわけですね。
では、メダカに負担にならないレベルの水流で使用できるフィルターには、どんな種類があるでしょうか。
水流の影響をおさえることができるフィルターとしては、底面フィルターがあります。
底面フィルターは、底砂利の下に敷いて使用し、底砂利を通して水を循環させる仕組みとなっています。
組み上げた水を飼育水に戻す際に、ある程度の水流をが発生しますが、メダカに悪影響をあたえるほどの水流にはなりません。
また、メダカはもちろん、稚魚でも吸い込んでしまうリスクがありません。これは環境整備として大事なポイントになります。
なぜなら、メダカの身体は小さいため、フィルターに吸い込まれて死んでしまう事故が起こる可能性があるからです。
特に、成魚よりもずっと小さい稚魚については、吸い込み事故対策は必須となります。
底面フィルターと同じく、メダカのフィルターに適しているものとして、スポンジフィルターがあります。
スポンジフィルターとは、フィルター全体がスポンジ状になっていて、そのスポンジで生物濾過と物理濾過を同時に発生させるフィルターです。
生物濾過とは、バクテリアの力によって汚れを分解する作用を言います。そして、物理濾過は、フンや食べ残しの餌を、綿などで濾し取る濾過を言います。
スポンジフィルターでは、スポンジ部分にバクテリアを棲みつかせ、生物濾過を発生させるのと同時に、同じくスポンジ部分でふんや食べ残しの餌を濾し取るんですね。
スポンジフィルターは、エアポンプにつないで稼働させます。エアポンプのエアの量を調節することで、水流の強さを調整しやすいため、メダカにとって適した環境を作りやすいのです。
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メダカ水槽のフィルター(濾過器)による水流対策:まとめ
メダカ水槽のフィルター(濾過器)による水流対策について書きました。
メダカは身体が小さい分、パワーも弱くなります。ですから、強い水流のある環境では、泳ぎの能力が追いつかずに、水流によって衰弱してしまうことがあるのです。
本記事を参考にしてもらうことで、フィルターの浄化作用を取り入れつつ、水流を弱め、めだかに適した環境を整えることができます。
参考になれば幸いです。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。