![](https://happy-life.happy-act.net/wp-content/uploads/2019/12/face_smile_man2.png)
スポンジフィルターについて知りたい人「スポンジフィルターについて知りたい。金魚の水槽で用いるフィルターに、スポンジフィルターってあるよね。どんな特徴があって、どんなときに使うのがいいのかな?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
スポンジフィルターの特徴やメリット、デメリットについて書いていきます
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、水槽のフィルターのひとつに、スポンジフィルターがあります。
スポンジフィルターは、その名の通り本体がほぼすべてスポンジでできています。
このスポンジが物理濾過、そして生物濾過の役割を担うようになっているのです。
特徴であるスポンジにバクテリアが棲み着くことができるため、投げ込み式フィルターよりも生物濾過の威力を発揮してくれます。
また、むき出しのスポンジを洗うだけで済むので、メンテナンスが楽という特徴もあります。
スポンジフィルターと一口に言っても、エアポンプとつないで単体で濾過を発揮するタイプと、上部フィルターの吸水パイプにくっつけて使用するタイプに大きく分かれます。
コストパフォーマンスにすぐれ、金魚の水槽に手軽に設置できるのも魅力ですね。
というわけで、今回はスポンジフィルターについて書いていきます。
【金魚】スポンジフィルターの使い方や効果、おすすめの商品を解説
では、スポンジフィルターの使い方などについて書いていきます。
スポンジフィルターは2種類に分かれる
スポンジフィルターは、大きく2種類に分かれます。
スポンジフィルターの種類
- 投げ込み式フィルターのように単体で使用するタイプ
- 上部フィルターなどの吸水パイプにつなぐタイプ
2つとも、スポンジに飼育水を通すことによって、濾過の機能を働かせる形となります。
スポンジフィルターの効果
スポンジフィルターが発生させる濾過は、次の2つです。
スポンジフィルターの濾過
- 物理濾過・・・スポンジでフンや餌を絡みとる
- 生物濾過・・・バクテリアによって水を浄化する
本体全体がフィルターの役割をするため、投げ込み式フィルターとくらべて、物理濾過はもちろんですが、強力な生物濾過を発揮することができます。
スポンジ全体がバクテリアの棲処になるからですね。
-
-
金魚水槽のバクテリアの効果をわかりやすく解説
こんな疑問を解決します この記事の内容 金魚の飼育におけるバクテリアの必要性と、効果について書いています こんにちは、せいじです。金魚の飼育を10年以上しており、きんぎょのふるさと奈良県大和郡山市より ...
続きを見る
スポンジフィルターの使い方
スポンジフィルターの使い方についても見ていきましょう。
投げ込み式フィルタータイプ
投げ込み式フィルタータイプは、その名の通り、投げ込み式フィルターと同様に本体を水槽に入れ、エアポンプで空気を送り込むことによってフィルター内に水の流れを起こします。
そして、濾過の作用を起こすわけですね。
吸水タイプにつなぐタイプ
外掛けフィルターや、上部フィルター、外部フィルターといったフィルターの、吸水パイプに装着して使うタイプです。
メインフィルターを強化する役割を果たします。
ポンプによって組み上げられる水がスポンジフィルターを通ることによって、濾過作用が発生します。
濾過の強化の他に、メインフィルターの掃除の頻度を軽減できる効果があります。
なぜなら、先にスポンジフィルターによって物理濾過が行われるからですね。
スポンジフィルターの掃除の仕方
スポンジフィルターの掃除は、とてもかんたんです。
本体を飼育水で何度かもみ洗いする、以上終了です。
投げ込み式フィルターのように、濾材を取り出して洗い、さらに本体を洗い、という手間がありません。
スポンジフィルターのメリット、デメリット
![](https://happy-life.happy-act.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_2739.jpg)
次に、スポンジフィルターのメリット、デメリットを見ていきたいと思います。
なかなかメリットの多いフィルターですよ。
スポンジフィルターのメリット
濾過能力の割に価格が安い
スポンジフィルターのメリットのひとつ目は、コストパフォーマンスです。
投げ込み式フィルターや外掛けフィルターよりも値段は高いですが、その分濾過能力も高いです。
そして、上部フィルターよりも安く手に入ります。
ランニングコストがかからない
そして、ランニングコストがかかりません。
たとえば、投げ込み式フィルターなどでは約1ヶ月に1回、濾材を交換する必要があります。
しかし、スポンジフィルターはその必要がありません。
スポンジを掃除すれば、濾過能力が復活します。
掃除がかんたん
その掃除もとてもかんたん、前述したように、本体を取り出して飼育水でもみ洗いするだけです。
投げ込み式フィルターのように、ケースをはずしたり、そのケースを洗ったりといった手間がありません。
ありがたいですね。
メインフィルターの強化に使える
また、各フィルターの強化にも使えます。
吸水パイプにくっつけるだけで、濾過能力をアップすることができるのです。
エアポンプを使って投げ込み式フィルターを追加するよりも、手軽に強化することができます。
稚魚のフィルターにも使える
スポンジフィルターは、稚魚の濾過にも重宝します。
稚魚の吸い込み事故を防ぐことができるからです。
投げ込み式フィルターだと、フィルターの目から稚魚が吸い込まれてしまいます。
しかし、スポンジフィルターは目がこまかいので、その心配がありません。
ただし、フィルターが吸い込む勢いが強いと、スポンジフィルターにくっついて死んでしまうので、そのあたりの調整は必要になります。
スポンジフィルターのデメリット
たくさんのメリットがあるスポンジフィルターですが、デメリットもあります。
ここからは、そのデメリットについて見ていきます。
大きな水槽で単体では濾過能力が低い
濾過能力が高いスポンジフィルターとはいえ、上部フィルターや外部フィルターとくらべると単体の濾過能力は低くなります。
とはいえ、投げ込み式フィルターや外掛けフィルターよりも能力は高く、大きな水槽でも単体で飼育できないわけではありません。
ただ、水換えの頻度をあげるなどの手間は発生しますね。
スポンジの自己主張が強く、目立つ
スポンジフィルターでもっとも気になるのは、その存在感かもしれません。
特に、吸水パイプにつけるタイプのものは、目立ちます。
投げ込み式タイプのものも、スポンジが大きい分気になりますね。
水槽の中でけっこう場所を取る
そして、目立つと同時に場所も取ります。
スポンジがなかなかの大きさになっているからですね。
だからこそ、濾過能力を発揮してくれるわけなのですが、気になる人は耐えられないかもしれません。
こまめな掃除が必要
こまめに掃除する必要があるのも、スポンジフィルターのデメリットになります。
スポンジが生物濾過だけでなく物理濾過も兼ねているため、どうしても目詰まりしやすくなるからです。
目詰まりを防止するために、もみ洗いで汚れを落とす必要があるわけです。
スポンジフィルターのおすすめ商品はこれ!
![](https://happy-life.happy-act.net/wp-content/uploads/2021/05/写真-2020-11-22-11-36-01.jpg)
最後に、おすすめのスポンジフィルターを紹介します。
最近はいろいろなメーカーがスポンジフィルターを販売していますが、今回紹介するのはスポンジフィルター界の老舗と呼ばれるメーカーの商品ばかりです。
安心して商品を購入することができると思います。
金魚のスポンジフィルターといえば「懐古堂」
金魚のスポンジフィルターで有名なお店と言えば、懐古堂です。
懐古堂は金魚屋さんでもあり、金魚に適したスポンジフィルターを研究、開発しています。
ですから、飼育水を汚しやすい金魚でも、十分な濾過能力を発揮してくれます。
スポンジは他のメーカーとくらべると粗目の作りになっています。
楽天での口コミ評価も非常に高く、効果はまちがいありません。
ただ、いっぽうでその大きさに驚く人も少なくないですね。
私は、稚魚用として30Sを購入、愛用しています。
交換用のスポンジも用意されていますが、耐久性が非常に高いので、長く使える商品ですね。
スポンジフィルターの目が細かい「LSS」
懐古堂と並んで評価が高いのが、LSSのスポンジフィルターです。
こちらは目がこまかいタイプが多いですね。
口コミからは、サブフィルターとしてだけでなく、上部、外部フィルターに代わる形でこちらのスポンジフィルターを導入している人も多いです。
それだけ、強力な濾過を発揮してくれるということですね。
ただし、やはり大きさにとまどう人が多いです(笑)
つい大は小を兼ねるという発想で、水槽の適合サイズよりも大きいスポンジフィルターに手を出してしまいがちですが、サイズに合ったものを購入したほうがいいですね。
それでも大きく感じるほどなので。
吸水パイプへの接続は「テトラ」のスポンジフィルター
吸水パイプに接続して、メインフィルターを強化する目的で使用するのであれば、テトラのツインブリラントフィルターがおすすめです。
サブフィルターにしては、かなり強力な効果を発揮してくれます。
メインのフィルターの汚れも大幅に軽減してくれるので、トータル的なメンテナンスの手間がはぶけます。
スポンジが丈夫で長持ちなのもうれしいですね。
私も使用していますが、超おすすめの商品です。
デメリットとしては、こちらも大きさです。
存在感が半端ないですね。
スポンジフィルターは、大きさを我慢できるかどうかが、ひとつのポイントになりますね。
金魚飼育の強い味方!スポンジフィルターの使い方やおすすめの商品を解説
スポンジフィルターの使い方やメリット、デメリット、おすすめの商品について紹介しました。
手軽で扱いやすく、コストパフォーマンスにも優れ、そのうえ濾過能力も高いスポンジフィルター、ぜひ導入してみてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。