ウーパールーパーの水が汚れる原因を知りたい人「ウーパールーパーの水がすぐに汚れる原因が知りたい。ウーパールーパーの水がすぐに汚れるんだよね。フィルターも使っているし、水換えもしているんだけれど、どうして汚れてしまうのかな?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
ウーパールーパーの水がすぐに汚れる原因と対処方法について書いています
こんにちは、せいじです。
さて、ウーパールーパーの飼育で重要なのが、きれいな水を維持することです。なぜなら、ウーパールーパーにとって水は、人間にとって空気にあたるからですね。
ですから、水の汚れは、即ウーパールーパーの健康に影響を及ぼすのです。たとえ、すぐに目に見えて影響が出なかったとしても、確実にウーパールーパーの寿命は短くなります。
とはいえ、そう言われても、どうしてもすぐに水が汚れてしまう、と悩む人もいるかもしれません。
きちんと水換えをし、フィルターの掃除もして、清潔を保っているのにもかかわらずです。
その場合、もしかしたら掃除のやりかたなどに原因があるのかもしれません。
ウーパールーパーの水がすぐに汚れてしまう原因として考えられるのは、次の通りです。
水がすぐに汚れる原因
- 生物濾過が適切に機能していない
- 水換えの頻度が足りない
- 水量が少ない
- 水温が高い
というわけで、今回はウーパールーパーの水槽の水がすぐに汚れてしまう原因と、対処方法について解説していきます。
ウーパールーパーの水が汚い!すぐに汚れてしまう原因は?
では、ウーパールーパーの水がすぐに汚れる原因と、対処方法について見ていきましょう。
水が汚れるのは、水槽が安定した環境になっていないか、飼育方法のまちがいが影響している可能性があります。
そのあたりを明らかにしていきましょう。
生物濾過が適切に機能していない
ウーパールーパーを水槽で飼育する場合、フィルターを使用する人がほとんどだと思います。
水槽で用いられるフィルターでは、主に3つの濾過によって水を浄化しています。
水槽で用いられる3つの濾過
- 物理濾過:ウールでフンなどを漉しとる
- 生物濾過:バクテリアの働きによって有害物質を無害化
- 化学濾過:活性炭などで汚れを吸収
このうち、水槽でもっとも重要で強力な浄化作用を発揮するのが、生物濾過になります。
生物濾過は、バクテリアが必要不可欠です。しかし、まちがった飼育方法によって、バクテリアが足減少してしまうことがあります。
その原因として考えられるのは、次の通りです。
バクテリアが足りなくなる原因
- フィルターや濾材のまちがった掃除
- フィルターの能力以上に汚れが発生している
まちがった飼育で多いのは、フィルターや濾材の掃除のしかたです。
フィルターの中に設置されている濾材は、バクテリアの棲み処となります。その棲み処であるフィルターを頻繁に、また丁寧に掃除してしまうと、バクテリアが減少してしまうことになります。
また、洗う際に水道水をそのまま使用した場合、カルキによってバクテリアが全滅してしまいます。
バクテリアが減少したり全滅したりしてしまうと、生物濾過が働かなくなり、水が浄化されなくなります。
ですから、すぐに水が汚れてしまうことになるのです。
また、フィルターの能力以上に汚れが発生していると、フィルターの浄化作用が追いつかない場合があります。
フィルターには、投げ込み式フィルター、壁掛けフィルター、上部フィルター、外部フィルターといったものがありますが、フィルターによって濾過能力が変わってきます。
濾過槽の大きさと、その濾過槽に入れる濾材の量によって、濾過能力に差が出るからです。
対処方法
フィルターや濾材の掃除を適切に行いましょう。
ポイントをまとめると、次のようになります。
濾材の適切な掃除の仕方
- 飼育水で軽くゆすぐように洗う
- 頻度は1ヶ月に1回程度
- 水換えと同時には行わない
濾材を洗う際は、水道水を使用せずにウーパールーパーの水槽の飼育水を使うようにしましょう。一部バケツに取り出して、そこで軽くゆすぐように洗うだけでOKです。
また、頻度は1ヶ月に1回程度にとどめてください。頻繁にやりすぎると、バクテリアが減少してしまいます。
さらに、水換えのときに濾材を同時に洗うのを避けてください。
バクテリアは飼育水にも存在します。水換えと濾材の掃除を同時にしてしまうと、バクテリアが減りすぎて水の浄化作用を低下させてしまうことになります。
フィルターの能力が見合っていない場合は、フィルターを見直してください。
たとえば、投げ込み式フィルターや壁掛けフィルターで水が汚れやすい場合、上部フィルターや外部フィルターの導入を検討したほうがいいですね。
水換えの頻度が足りない
ウーパールーパーが出す汚れに対して、水換えの頻度が合っていないと、飼育水に汚れが溜まります。
ウーパールーパーはフンや尿によって水を汚します。その汚れに対して、フィルターによる浄化作用で水をきれいにしていきます。
しかし、生物濾過によって無害化された物質は、実は完全に無害になったわけではありません。
アンモニアや亜硝酸といった物質よりも害は少ないですが、それでも水槽に溜まると水の汚れとなり、ウーパールーパーに害が発生します。
ですから、水換えによって排出しなければならないのです。
対処方法
水換えの頻度を増やして汚れを排出してください。
その他に対策はありません。
水量が少ない
ウーパールーパーを飼育している水槽のサイズが小さく、水量が少ないと水が汚れやすくなります。
飼育水の中での汚れの濃度は、ウーパールーパーが出す汚れが変わらない場合、水量が少ないほど濃くなるからです。
対処方法
ウーパールーパーは、あまり活発に動く生き物ではないため、運動という観点からはそれほど大きな水槽を必要としません。
しかし、ウーパールーパーは水を汚しやすいタイプの生き物です。ですから、汚れという観点からは、水槽のサイズを大きめにするほうが健康を守りやすいですし、飼育もしやすくなります。
ウーパールーパーは、成長すると20cmぐらいにまで大きくなります。それを前提にして、最低でも45cm以上の水槽を準備してあげてください。
個人的には60cm水槽で飼育することをおすすめします。
水温が高い
水温が高くなると、水は汚れやすくなります。なぜなら、水の傷みが温度によって早くなるからです。
特に夏場はかなり高温になります。ウーパールーパーは高温に弱い生き物なので、高温対策が必要になりますが、それを実施しても水は汚れやすくなります。
対処方法
ウーパールーパーが生きていく上での適温は、15~28℃です。ですから、夏場にはファンやクーラーを使用して28℃まで水温を下げてあげる必要があります。
ですが、水の傷みを考えると、20℃ぐらいまで下げてあげるほうがいいでしょう。
ただし、ここまで水温を下げるためには、水槽用のクーラーが必要になってきます。
高コストになるので、お金をそこまでかけられない人は、水換えの頻度を高めて対処するようにしてください。
ウーパールーパーの水が汚い!すぐに汚れてしまう原因は?:まとめ
ウーパールーパーの水がすぐに汚れる原因と、対処方法について書きました。
本記事をまとめると、次のようになります。
この記事のまとめ
- 水が汚れる原因としては、生物濾過が不適切→適切な掃除と作用を維持する
- 水換えが足りない→水換えの頻度を高める
- 水量が少ない→水槽のサイズは大きめに
- 水温が高い→クーラーで水温を下げる、もしくは水換えを増やす
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。