金魚がアンモニア中毒かも?症状や原因、治療、予防方法を解説します

金魚の病気

金魚のアンモニア中毒について知りたい人「金魚の調子が悪いんだよね。身体には大きな異常が見られないんだけど、なぜか元気がない。これってアンモニア中毒ってやつかな?アンモニア中毒ってどんな病気なのか詳しく知りたいな」

こんな悩みを解決します

この記事の内容
金魚のアンモニア中毒の原因、症状、治療、予防方法について書いています

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚が高確率で死に至る病気として、アンモニア中毒があります。

アンモニア濃度が高い水で飼育することにより、発生します。

回復がむずかしい病気のひとつです。

とはいえ、正しい環境で正しく飼育していればなかなか発生する病気ではありません。

つまり、予防が大切だということです。

というわけで、今回は金魚のアンモニア中毒について書いていきます。

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金魚がアンモニア中毒かも?症状や原因、治療、予防方法を解説します

では、金魚のアンモニア中毒の症状、原因を見ていきたいと思います。

アンモニア中毒は、主に金魚の内部が冒される病気で、体表に目立った症状があまりあらわれません。

また、原因となるアンモニア自体、目で確認することができません。

ですから、非常にやっかいな病気と言えます。

アンモニア中毒とは?

アンモニア中毒とは、飼育水のアンモニア濃度があがることによって発生する病気です。

金魚にとってアンモニアは猛毒で、少しの量でも有害となります。

免疫力の低下や、病気になるリスクが高くなります。

そして、中毒を起こす状態にまでなると、高い確率で死に至ります。

ですから、なにかしら症状が出る前に防止することが重要です。

とはいえ、前述したようにアンモニアは目で確認することができません。

なので、知らないうちにアンモニア濃度が高くなって、アンモニア中毒を発症してしまうケースが起こりえます。

ただし、臭いで判断することは可能です。

飼育水からどぶのような臭いがするようであれば、アンモニア濃度があがっている証拠です。

アンモニア中毒の症状

アンモニア中毒を発症した場合の、金魚の症状についてまとめておきます。

アンモニア中毒の症状

  • エラの動きに異常が見られる
  • 鼻上げをする
  • 水槽の底でじっとしている
  • ふらふらと泳ぐ
  • 目が白濁する
  • 尾びれに血の筋が入る

アンモニア中毒を発症すると、呼吸障害や意識障害が発生する場合があります。

呼吸障害の具体的な症状としては、エラの動きの異常や鼻上げです。

水槽の環境が変化していないにもかかわらず、金魚のエラの動きに異常が出たり、鼻上げをするようであれば、アンモニア濃度が高くなっている可能性があります。

また、意識障害については、底でじっとしていたり、泳ぎがふらふらになったり、くるくると回るような動作をしたりします。

ふらふらと泳いだり、くるくる回るような動きをする場合、重度のアンモニア中毒であると考えられます。

ここまでくると非常に厳しい状況と言わざるを得ません。

その他にも目に見える症状としては、目の白濁、尾びれの血の筋があります。

他の病気でも見られる症状なので、これだけをとってアンモニア中毒と判断することはできませんが、ひとつの可能性として頭に入れておく必要があります。

治療にあたっては病気を原因を特定することが重要です。

水質検査薬を使用して、ぜひアンモニア濃度のをチェックをしてください。

アンモニア中毒の原因

アンモニア中毒は、飼育水内のアンモニア濃度があがることによって発症します。

金魚は飼育水を身体に取り込みながら呼吸などをするため、水質の悪化がダイレクトに影響します。

また、アンモニアは金魚にとって非常に毒性が強いため、少しでもあると健康を損なう可能性が高くなります。

理想的には、アンモニアが0の状態を保ちたいところです。

とはいえ、アンモニアは金魚の排泄物の成分であり、0にすることは現実的に不可能です。

ただ、水槽の環境整備によって限りなく0に近づけることは可能です。

さて、アンモニアの濃度があがるのは、次のようなケースが考えられます。

飼育水のアンモニア濃度があがるケース

  • 水槽を立ち上げたばかり
  • 金魚の数を極端に増やした
  • 餌の量を極端に増やした
  • 水換えや掃除を失敗した

金魚を水槽で飼育する場合、たいていフィルターを使用します。

フィルターのメインの役割は、生物濾過を発生させることです。

生物濾過とは、バクテリアによってアンモニアを分解し、無害化することです。

飼育水の中のアンモニア濃度があがるのは、バクテリアの数が不十分なときです。

たとえば、水槽を新しく立ち上げた場合、最初の1ヶ月はバクテリアがきちんと発生していません。

また、金魚の数や餌の量を増やすと、排出されるアンモニアの量が増えるため、バクテリアの数が一時的に足りなくなります。

他にも、水換えや掃除のしかたをまちがえるとバクテリアを激減させることになり、アンモニアの分解が追いつかなくなります。

アンモニアをできる限り少ない状態にするためには、バクテリアが安定して活動できるようにしておう必要があるということです。

その方法については、後で詳しく解説します。

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アンモニア中毒の治療方法

アンモニア中毒の症状が見られる場合は、早期の対応が必要です。

水換えをしてアンモニアを排出する

アンモニア中毒の症状が見られた場合は、すぐに水換えを行ってください。

飼育水のアンモニアの濃度を下げるためです。

アンモニアの濃度を下げることができれば、それ以上アンモニアを身体に取り込んでしまうのを防ぐことができます。

水換えの量としては、できればすべての水を換えたほうがいいでしょう。

しかし、金魚の状態によっては、全換水すると体力が持たないことが考えられます。

その場合は、半分〜3分の2ぐらいの量にとどめてください。

水換えをしてもアンモニア臭がおさまらない場合は、こまめに水換えを繰り返してください。

塩水浴を実施する

水換えをしたら、0.5%の塩水浴を実施してください。

塩水浴を実施することで、金魚の体内に水が入り込むのを軽減できます。

水が入り込むのが軽減できれば、アンモニアを体内に取り込んでしまう量も減ります。

また、自然治癒力の向上が期待できるので、アンモニア中毒から回復できる可能性があります。

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アンモニア中毒を防止する方法

最後に、アンモニア中毒を防止する方法について書いていきます。

アンモニア中毒になるのは、前述したように水槽内の生物濾過の作用がくずれているからです。

くずれないようにするために必要なことを掘り下げていきます。

適切に水換え、濾過槽の掃除をする

生物濾過がくずれる原因として、まちがった水換え、濾過槽の掃除があります。

まちがった水換え、濾過槽の掃除

  • 全換水を頻繁にする
  • 水道水で濾材や濾過槽の掃除をする

すべての水を入れ換えることを全換水といいますが、全換水を頻繁にすると生物濾過のバランスがくずれます。

なぜなら、飼育水の中にいるバクテリアをすべて捨てることになるからです。

バクテリアは時間の経過とともに復活しますが、それまでの間アンモニアを分解する作用が低下します。

ですから、1回の水換は半分〜3分の2ぐらいまでの量におさえてください。

そして、もっともやってはいけないことは、バクテリアが棲み着いている濾材や濾過槽を水道水で洗うことです。

バクテリアはカルキに弱いため、水道水をそのまま使って洗うと全滅してしまいます。

全滅すると、当然アンモニアの分解ができなくなります。

新しく立ち上げた水槽と同様に、一からバクテリアが増えるのを待つしかありません。

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濾材や濾過槽の掃除をする場合は、飼育水でゆすぐか、カルキ抜きをした水道水を使ってください。

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餌をあたえすぎない

餌をあたえすぎることによっても、生物濾過のバランスがくずれます。

なぜなら、餌を食べることによって金魚の排泄物が増えるからです。

排泄物が増えるということは、飼育水に排出されるアンモニアの量が増えるということになります。

アンモニアを分解するために、より多くのバクテリアが必要になるということです。

ですから、バクテリアの数が増えるまでの間、アンモニアが分解しきれずに飼育水に残ることになります。

餌の量を増やすのであれば、一気に増やすのではなく徐々に増やすようにしてください。

そうすれば、アンモニアが増える量に合わせて、バクテリアも増えていきます。

過密飼育をさける

過密飼育でも、アンモニア中毒になるリスクが高くなります。

なぜなら、金魚の数が多いほど一度に放出されるアンモニアの量が増えるからです。

一度に大量のアンモニアが放出されてしまうと、バクテリアが対応しきれなくなるのです。

その他にも、過密飼育は金魚のストレスになるなど、デメリットが多い飼育方法です。

健康に飼育するために、過密飼育は避けるようにしてください。

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金魚がアンモニア中毒かも?症状や原因、治療、予防方法を解説します:まとめ

金魚のアンモニア中毒の症状、原因、治療方法、予防方法について書きました。

アンモニア中毒になるかどうかは、生物濾過が大きく影響します。

適切な生物濾過を維持して、アンモニアの害が金魚に及ばないようにしてください。

たとえアンモニア中毒までにはならなくても、金魚にとってアンモニアは猛毒です。

目に見えて影響がなくても、長期的には寿命が縮むなどの悪影響が出てきます。

ですから、日々の管理をしっかりとしていくことが大切になります。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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