らんちゅうの寿命が知りたい人「らんちゅうの寿命が知りたい。らんちゅうってどれぐらい生きるの?金魚の王様って言われるぐらいだから、とても価値が高いと思うんだけど、その分長く生きてくれるのかな?また死んでしまう理由も知りたいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
らんちゅうの寿命がについて書いています。またらんちゅうが死んでしまう原因についても書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の王様といわれ、高額なものだと何万円もするらんちゅうですが、どれぐらいの寿命かご存知ですか?
らんちゅうは5~10年の寿命だと言われています。
いっぽうで、らんちゅうの寿命にかかわらず、飼育方法の失敗によりらんちゅうを死なせてしまうケースも少なくありません。
というわけで、今回はらんちゅうの寿命と、寿命をまっとうできずに死んでしまう原因について書いていきます。
らんちゅうの寿命はどれぐらい?
では、まずらんちゅうの寿命について掘り下げていきます。
らんちゅうの寿命は5~10年
らんちゅうの寿命は、だいたい5~10年ほどですね。
中には10年以上生きる個体もいます。
飼い方次第で前後する感じですね。
飼育環境によって寿命は変わる
ただ、金魚全般的に、生物的に持っている寿命をまっとうできることが少ないのが現実です。
その上での寿命と言えなくはないですが。
寿命をまっとうできない原因としては、次のようなことがあげられます。
寿命をまっとうできない原因
- 金魚の生態がまだ明確になっていない
- まちがった飼育方法により死なせてしまう
- 無理に成長を促し、寿命を縮めてしまう
これらの理由により、らんちゅうが本来持っている生き物としての寿命よりも早く死んでしまう可能性が高いのではないでしょうか。
死んでしまう理由については、記事の後半でさらに掘り下げていきます
上手に育てれば10年以上生きる力はある
とはいえ、上手に飼育することによって、らんちゅうは10年前後、もしくはもっと生きる可能性があります。
というのも、同じ金魚である和金のギネス記録として、43年生きた個体がいるからです。
祖先のフナにもっとも近い和金は、金魚の品種の中でもっとも強い品種です。
しかし、環境によっては、すぐに死んでしまうこともありますよね。
たとえば、金魚すくいの金魚を持ち帰ったら、すぐに死んでしまった、なんて声をよく聞きます。
つまり、飼い方によっては丈夫な和金でさえ、すぐに死んでしまうことがあるということです。
らんちゅうにおいては、人の手により祖先のフナからずいぶん違う見た目になりました。
その分どうしても寿命は短くなってしまいますが、それでも長生きできる可能性は秘めているはずです。
また、医学の発展によって人間の寿命が伸びているように、今後、金魚の生態がもっとあきらかになったり、病気の治療方法が確立されると、さらに長生きさせられるようになる可能性は十分にあります。
らんちゅうが死んでしまう原因とは?
ここからは、らんちゅうが死んでしまう原因について掘り下げていきます。
まちがった飼育方法による病気
らんちゅうは、飼育環境によって大きなストレスを抱えることになります。
ストレスは病気の原因になります。
ストレスの原因としては、次のようなことがあげられます。
らんちゅうのストレスの原因
- 水合わせやトリートメントの失敗
- 過密飼育
- 水質の悪化
- 餌やりの失敗
- 設置場所の問題
それぞれの理由をもう少し見ておきます。
水合わせやトリートメントの失敗
らんちゅうを新しくつれて帰ってきたときには、水槽や飼育容器に入れる前に、必ず水温合わせや水合わせをしなくてはいけません。
これをせずにいきなり飼育水に入れてしまうと、急激な水温、水質の変化に身体がダメージを受け、病気になったり、すぐに死んでしまうリスクが高くなります。
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過密飼育
らんちゅうは大きな容器に、ゆったりと飼育する必要があります。
60ℓの水槽で3~4匹ぐらいに留めておくぐらい、余裕を持って飼育したほうがいいのです。
少ないスペースにたくさんのらんちゅうを飼育すると、らんちゅうはストレスを感じ、体調をくずすことになります。
水質の悪化
らんちゅうにとって水質の悪化は命取りになります。
定期的な水換え、飼育容器、フィルターの掃除をすることにより、適切な環境を整えてあげなくてはいけません。
過密飼育になると、水質が悪化しやすくなるので、その点でも避けたほうがいいですね。
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餌やりの失敗
らんちゅうも含めた金魚の飼育において、もっとも失敗しやすいのが餌のあたえかたです。
金魚は消化能力が低く、また水温によっても餌の量を調整してあげなくてはいけません。
時にはしばらく餌をあたえないようにしないと、病気になってしまうこともあります。
健康に育てるためには、そのあたりを理解して餌の調整をする必要があるのです。
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飼育容器の設置場所の問題
飼育容器の設置場所によっても、過度のストレスを受ける場合があります。
室内で設置を避けた方が良い場所
- エアコンなどの影響により、水温が激しく変化する場所
- テレビの横など、騒音が激しいところ
屋外で設置を避けた方が良い場所
- 直射日光が1日中あたり続ける環境
- 雨水が入り込む環境
- 害獣から守られていない環境
これらの環境を避けて、水槽や容器を設置するようにしてください。
無理に大きく成長させたことによる副作用
らんちゅうを大きく育てたいと思って、短期間に無理やり大きく成長させると、その反動で病気になりやすくなったり、寿命が短くなるリスクがあります。
なぜなら、身体の外側の成長に、内臓や精神面がついていけないからです。
ですから、免疫力の弱い個体となり、病気への抵抗力が十分でなくなってしまうのです。
とはいえ、品評会で賞を目指す場合、どうしても短期間で大きくする必要性があります。
なので、なにがなんでも大きくするのは良くないというわけではありません。
長生きさせるという視点で考えると、無理な成長はマイナスになるということですね。
先天的な個体の弱さ
らんちゅうは金魚の祖先であるフナから、突然変異や人の手が入って誕生しました。
人が意図的に形を作ってきたので、生き物としてどうしても弱くなってしまいます。
中には、生まれてしばらくは表面化しなくても、成長するにつれて内臓の疾患が発生してしまうものもいます。
このあたりはどうしようもないところですね。
らんちゅうの寿命はどれぐらい?死んでしまう原因は?まとめ
らんちゅうの寿命がどれぐらいなのかと、らんちゅうが死んでしまう原因について書きました。
らんちゅうを長生きさせたいかたは、死んでしまう原因をできるだけ排除して飼育するようにしてください。
うまく飼育すれば、十年を越えて長生きする個体も誕生するはずです。
なかなか見ることができない、らんちゅうの老化した姿を拝めるかもしれません。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。