メダカの病気など

メダカのお腹がふくらむ病気とは?

2021年11月26日

メダカがのお腹がふくらむことに悩む人「メダカのお腹がふくらんでいて悩んでいる。メダカを飼っているんだけれど、なんだかお腹がふくらんできているんだよね。これって病気?」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

メダカのお腹がふくらむ原因や解決策について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカを飼育している中で、メダカのお腹がふくらんできて驚いたという人もいるのではないでしょうか。

メダカは、複数の理由でお腹がふくらんでくることがあります。お腹がふくらんでくると、原因によっては死んでしまうことがあります。

ですから、きちんと原因を突き止め対処してあげなければなりません。

というわけで、今回はメダカのお腹がふくらむ原因と解決策について解説します。

メダカのお腹がふくらむ病気とは?

では、メダカのお腹がふくらむ原因について見ていきましょう。

原因をまとめると、次のようになります。

メダカのお腹がふくれる原因

  • 過抱卵
  • 松かさ病
  • 餌の食べ過ぎ
  • ふん詰まり

それぞれを掘り下げていきます。

卵が溜まることでふくらむ過抱卵

メダカのお腹がふくらむ原因として考えられるひとつ目が、過抱卵です。

過抱卵とは、メダカのお腹に卵が溜まり過ぎるトラブルです。

なんらかの理由で、メスがお腹の中に抱えている卵を産むことができないと、だんだんと卵が溜まっていき、パンパンになるほどふくらんでいくんですね。

メダカが産卵できない原因としては、次のようなものがあります。

メスが過抱卵になる原因

  • オスと相性が悪く交尾が成立しない
  • 卵詰まりを起こしている

オスとメスの相性で交尾が成立しない

メスのメダカはオスと交尾することによって産卵します。しかし、オスとメスの相性が悪いと交尾が成立しません。

交尾が成立しないと、メスは産卵できずお腹の中に抱えたままになるんですね。

なので、交尾が成立するようにしてあげることで、解消できます。

ちなみに、交尾が成立しない理由は、メスがオスを拒否するからです。

解決する方法としては、お見合いがあります。

交尾をさせる前にお見合いをすることで、スムーズに成立するようになるんですね。

詳細については、メダカのペアリングの方法や注意点とはをご覧ください。

卵詰まりを起こしている

また、産卵しようと思っても生殖孔が詰まっていて、できないことがあります。

この場合は、交尾が成立する、しないの問題ではなくなってきます。

詰まりが取れずに卵がどんどん増えていくと、死んでしまう可能性もあります。ですから、早期に解消してあげなければなりません。

卵詰まりを解消するには、生殖孔を刺激する方法があります。

やり方の詳細については、メダカのお腹がパンパン!過抱卵の症状や原因、治療方法についてをご覧ください。

参考記事
メダカのお腹がパンパン!過抱卵の症状や原因、治療方法について

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うろこが逆立つ松かさ病

お腹のふくらみが、松かさ病による可能性もあります。松かさ病は、末期になるとお腹に水が溜まっていく病気だからです。

松かさ病とは、メダカの病気の中でも難治性の病気です。

細菌感染によって発症し、うろこが逆立つという症状があらわれます。

そのうろこの様子が、まるで松ぼっくりのように見えることから、松かさ病と呼ばれるんですね。

初期症状の時点では、お腹がふくらむというよりも全身がふくらんだようになります。

全身のうろこが逆立つことにより、大きく見えるようになるからです。

そして、症状が進行していくと内臓がやられてしまい、浸透圧によってメダカの体内に入ってくる水を排出できなくなります。

その結果、お腹に水が溜まってふくらんでいくのです。

改善する方法としては、松かさ病を治療する必要があります。詳細については、メダカのうろこが逆立つ病気!松かさ病の原因や症状、治療方法とは?をご覧ください。

参考記事
メダカのうろこが逆立つ病気!松かさ病の原因や症状、治療方法とは?

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餌の食べ過ぎ

餌の食べ過ぎによっても、メダカのお腹がふくらみます。たくさんの餌を食べ過ぎてしまうことが、お腹のふくらみとなってあらわれるのです。

ただ、メダカに餌を食べさせ過ぎるのは注意が必要です。なぜなら、メダカは消化不良を起こしやすいからです。

消化不良を起こすと、最悪死んでしまうことがあります。ですから、メダカの餌やりには注意が必要なんですね。

人間でも腹八分目が健康に良いといいますが、メダカでも同様のことが言えます。

餌を食べ過ぎると、次のような病気や問題が発生する可能性があります。

食べ過ぎによるトラブル

  • 下痢を起こす
  • 便秘を起こす
  • 転覆病を発症する

下痢を起こすことで、メダカは白いふんをするようになります。これは非常に危険なサインで、そのままにしておくと死んでしまう可能性が高くなります。

すぐに餌を止めるなど、対策を実施しなければなりません。

詳細については、要注意!メダカが白いふんをする原因と対策とはをご覧ください。

参考記事
要注意!メダカが白いふんをする原因と対策とは

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ふん詰まり

前述したように、餌の食べ過ぎによって便秘を起こすことがあります。便秘を起こすと、お腹の中に便が溜まり、お腹がふくらんでいきます。

便秘は転覆病の原因になったり、ストレスによる免疫力の低下をまねく恐れがあります。

腸内環境が健康に影響をあたえるのは、人間もメダカも同じです。ですから、腸内環境の改善に取り組んであげてください。

ふん詰まり、便秘の具体的な解消方法については、メダカの便秘の原因や症状、解消方法についてをご覧ください。

参考記事
メダカの便秘の原因や症状、解消方法について

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メダカのお腹がふくらむ病気とは?:まとめ

メダカのお腹がふくらむ病気について書きました。

本記事をまとめます。

この記事のまとめ

  • メダカのお腹がふくらむのは、過抱卵や松かさ病、餌の食べ過ぎによる消化不良
  • そのままにしておくとメダカが死ぬリスク高い
  • 解決策については、各リンクを参照

メダカの病気は、いずれも早期発見、早期治療が重要になります。普段の観察を怠らないようにしてくださいね。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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