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メダカを屋外飼育する場合の高水温の影響と夏の水温対策

2021年8月11日

夏の屋外飼育の高水温対策を知りたい人「メダカを屋外で飼育している場合の、高水温対策について知りたい。メダカを屋外で飼育していると、真夏なんかは水温が高くなりすぎてやばいよね。やっぱりメダカにも悪影響があるんだよね?水温が高くなりすぎないようにするためには、どのようにしたらいいのかな?」

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この記事の内容

メダカを屋外で飼育している場合の、夏の高水温の影響と対策について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーなど、水中で生活するペットを主に飼育しています。

さて、メダカを屋外で飼育したいと思っている人は少なくないと思いますが、屋外で飼育する場合、注意するべきポイントがあります。

そのひとつが、真夏の高水温対策です。

メダカが生活する環境として、高すぎる水温はデメリットばかりなんですよね。

具体的な悪影響をまとめると、次のようになります。

高水温によるメダカへの影響

  • 高水温に耐えられず死んでしまう
  • 酸欠、酸素不足になる
  • 水が痛みやすくなる

いずれも、進行するとメダカが死んでしまうことになります。

というわけで、今回はメダカを屋外で飼育する場合の、高水温が及ぼす影響と対策についいて解説します。

メダカを屋外飼育する場合の高水温の影響と夏の水温対策

では、メダカを屋外で飼育する場合の、真夏の高水温による悪影響を掘り下げていきましょう。

メダカが高水温に耐えられずに死ぬ

高水温になる問題のひとつ目としては、メダカが耐えられずに死んでしまうことです。

メダカは、2℃〜38℃と幅広い水温域で生活することができます。しかし、水温が38℃を超えて40℃近くが続くようになると、耐えられなくなるのです。

とはいえ、真夏でも直射日光がずっと当たり続けるうえに、極端に水量が少ないといった環境でない限り、なかなか40℃に達することは少ないはずです。

日除けなどで対応することで、死んでしまうほどの高水温になることは防ぐことができるでしょう。

酸欠、酸素不足が発生する

高水温になることの問題の2つ目は、酸欠のリスクです。

なぜ高水温になると酸欠が起こるかというと、水に溶け込む酸素の量が低下するからです。

水に溶け込む酸素量のことを溶存酸素量といいますが、溶存酸素量は、水温が低いほど増え、逆に水温が高くなると減少します。

真夏のような高水温になると、溶存酸素量が低下し、それまで問題なく生活できていたメダカが酸素不足で死んでしまうことがあります。

水が痛みやすくなる

高水温で発生する問題の3つ目は、水が痛みやすくなることです。フンや食べ残しの餌が腐敗しやすいからです。

特に、あたえすぎによる餌の腐敗は、飼育水に大きなダメージをあたえます。

ですから、メダカが食べ切れる量をあたえるようにしてください。

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また、高水温になると、飼育水の浄化作用も低下します。なぜなら、浄化作用で活躍するバクテリアが減少するからです。

これは、飼育水の溶損酸素量が低下することが影響しています。飼育水を浄化してくれるバクテリアは、好気性バクテリアといって酸素を必要とするバクテリアです。

飼育水の酸素が減少してしまうと、バクテリアが生きていけなくなり減少してしまうのです。

バクテリアの減少は、水の浄化作用に直接影響をあたえることになります。

メダカの屋外飼育での夏の水温対策

ここからは、夏の水温対策について書いていきます。

メダカの生活における最適温は25℃〜28℃です。なるべく高水温になりすぎないような環境で飼育してあげてください。

軒下などに容器を設置する、置き場所を変える

屋外飼育での水温の上昇を避けるには、容器の設置場所が重要です。

1日中直射日光にさらされる場所だと、水温があがりすぎてしまう可能性があるからです。

理想的には、午前中の時間は陽の光を当たり、午後からは間接的な光の恩恵を受けられる場所に設置するのがいいですね。

すだれをなどの日除けをする

すだれなどを用いるのも効果的です。

すだれをかけておくと、水温があがりすぎるのを防いでくれるとともに、隙間から程よく太陽の光が差し込む形になります。

ですので、太陽の光の恩恵も受けつつ、高水温になることを防ぐことができます。

水草を浮かべる

水草を浮かべることでも、水温の上昇を防ぐ効果が得られます。また、メダカが水草の下に隠れることができるのもいいですね。

ただし、水草を入れすぎると、夜に酸素不足が発生する可能性があります。

というのも、水草は太陽の光を浴びているときは光合成によって飼育水に酸素を供給してくれますが、夜など光合成ができない環境では、逆に酸素を消費して二酸化炭素を排出するからです。

なので、水草の入れすぎにはご注意ください。

大きな容器で飼育する

大きな容器で飼育することでも、水温の上昇を防ぐことができます。水量によって、熱の影響を緩和することができるからです。

また、水量が多いほど、飼育水の汚れを軽減できますし、気温の変化による影響をおさえることができます。

なので、メダカを飼育する場合は、水量が多いほうが管理しやすくなります。

エアレーションをする

エアレーションも、水温の上昇を緩和してくれます。エアで発生する水流が、水を撹拌することになるからです。

つまり、飼育水をかき混ぜている状態になるわけですね。

その他にも、エアレーションは酸素不足の防止にもなりますし、水の流れを起こすことで、飼育水の痛みを軽減する効果ももたらしてくれます。

屋外で電源がないのでエアレーションできない、という場合は、太陽光によって稼働するエアポンプが販売されています。

それを利用するといいですね。

詳細については、電気が使えない!屋外飼育の水槽にエアレーションする方法は?をご覧ください。

参考記事
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メダカを屋外飼育する場合の高水温の影響と夏の水温対策:まとめ

メダカを屋外で飼育する場合の高水温の影響と、夏の水温対策について書きました。

この記事をまとめます。

この記事のまとめ

  • 高水温になるとメダカは耐えられずに死んでしまう
  • 酸欠、酸素不足になる
  • 飼育水が汚れやすくなる
  • 真夏の水温対策として・・・
  • 軒下に容器を設置、移動する
  • すだれで日除けをする
  • 水草を浮かべる
  • 大きな容器で飼育する
  • エアレーションをする

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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