メダカの飼い方

メダカの体調不良や病気を予防する方法

2021年12月10日

メダカの病気などを予防する方法が知りたい人「メダカの病気を予防する方法が知りたい。メダカを飼育しているんだけれど、やっぱり元気に成長してほしいと思う。病気や体調不良を予防する飼育方法が知りたいな」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

メダカの病気を予防する方法について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカも人間と同じく生き物ですから、体調をくずしたり病気になったりします。

中にはさけようがないものもあるかもしれませんが、多くは環境や飼育方法などによって発生します。

ですから、飼いかた次第で病気へのリスクを減らすことができるんですね。

というわけで、今回はメダカの体調不良や病気を予防する方法について解説します。

メダカの体調不良や病気を予防する方法

では、メダカの体調不良や病気を予防する方法について見ていきましょう。

メダカの健康を守るためには、次のことが重要になります。

病気を予防するポイント

  • 水質の維持、管理
  • 適切な餌やりの実施
  • 病気の持ち込みを防ぐ
  • 日々の観察を怠らない

それぞれ掘り下げていきます。

水質の維持、管理

メダカが健康に過ごすためには、水質が重要になります。なぜなら、メダカは水中で一生を過ごすからです。

メダカにとって水は、人間にとって空気みたいなものです。

大気汚染がひどくなると、人間もすぐに健康被害がでますよね。メダカも同様で、水が汚れたり、水質が悪化したりすると、すぐに健康を害する原因になるんです。

ですから、いつも良い水質を維持してあげる必要があるんですね。

そのために必要なことをまとめると、次のようになります。

水質を維持する方法

  • 適切な水換え
  • フィルターなど定期的なメンテナンス
  • 底砂利のメンテナンス
  • 水草の導入

これらのことを適切におこなうことで、メダカが住みやすい水質を維持することができます。

なお、適切な水換えについては、失敗しないメダカ水槽の水換え、頻度や量、時間帯などをご覧ください。

また、フィルターなどのメンテナンスについては、失敗しないメダカのフィルター掃除の方法を参考にしていただけるとうれしいです。

まちがった水換えやメンテナンスは、水質を維持するどころか、逆に悪化させてしまう可能性があります。

くれぐれも注意してください。

参考記事
失敗しないメダカ水槽の水換え、頻度や量、時間帯など

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適切な餌やりの実施

メダカの体調不良を防ぐには、適切な餌やりも重要な要素になります。

なぜなら、メダカの体調不良の多くが、餌のやりすぎやまちがった餌やりが原因になっているからです。

メダカは胃を持たない生き物です。ですから、消化不良を起こしやすいんですね。

また、変温動物であるため水温によって消化能力が変化します。

水温が高いときには問題なく食べていても、水温が下がってくると途端に消化不良を起こすことになります。

メダカが元気に過ごすための餌やりのポイントとしては、次のようになります。

餌やりのポイント

  • 全体的にひかえめにあたえる
  • 水温に合わせて餌の量や種類を調節する

メダカの健康を守るためには、餌はひかえめにあたえるようにしてください。

あたえすぎると消化不良を起こして死んでしまうからです。くれぐれも餌のあたえすぎには注意してくださいね。

また、水温の変化によって餌の量や種類を調整してください。

水温が20℃を越えてきたら、通常通りの餌やり、

水温が18℃を切ってきたら餌の量を減らし、消化に良い低たんぱくの餌をあたえてください。

そして、水温が10℃を下回ったら、餌やりをストップしましょう。

10℃以下になると、メダカの活動が極端に低下するため、餌を食べると消化不良を起こしてしまいます。

餓死しないか心配になるかもしれませんが、冬の間は消費するエネルギーも極端に減るので大丈夫です。

心を鬼にして餌をあたえないようにしてください。

なお、消化不良を起こしているどうかの判断については、メダカが死ぬ原因の多くは消化不良!原因や症状、治療方法についてをご覧ください。

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メダカが死ぬ原因の多くは消化不良!原因や症状、治療方法について

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病気の持ち込みを防ぐ

メダカを新しく買ってきたときや、誰からかもらって持ち帰ったときにもメダカの健康被害が出る可能性があります。

なぜなら、新しく導入したメダカが病気を持ち込む可能性があるからです。

飼育が順調なため、新しく増やしたら全滅してしまった、なんてことを聞いたことがありませんか?

それは、新しく持ち帰ったメダカを、いきなり本水槽に入れてしまうことによって起こります。

新規導入の場合は、本水槽(容器)とは別の容器で、最低1週間は様子を見なければなりません

その間には、塩水浴や薬浴によって持ち込んでいる可能性のある病気の予防をする必要があるのです。

これをトリートメントと言います。

メダカの新規導入時は、トリートメントは不可欠です。絶対に実施してくださいね。

日々の観察を怠らない

病気を予防するためには、日々の観察が不可欠です。体調不良を早期発見することができれば、病気になる前に予防することができるからです。

ですから、毎日短時間でもいいので、メダカの様子をじっくりと観察してあげてください。

そして、体表や泳ぎ方に異常がないか確認しましょう。

そうすることで、メダカの病気を予防することができます。

体調不良かなと思ったら

ここからは、メダカが体調不良を起こしている場合の対処方法について見ていきましょう。

塩水浴を実施する

メダカの様子がおかしいなと感じたら、まずは塩水浴を実施してください。

塩水浴には、メダカの体調を回復する効果があるからです。

塩水浴とは、飼育水の塩分濃度を0.5%程度にすることです。

飼育水の塩分濃度をあげることで、メダカの日常生活の負担を軽減することができます。

負担が軽減できると、メダカは自分の身体の回復のためにエネルギーを使うことができるため、自然治癒力が高まるんですね。

ですから、なんだか様子が変だなと感じたら、塩水浴を実施しましょう。

なお、塩水浴の詳細については、メダカの塩浴(塩水浴)の方法や効果、期間や塩の量についてをご覧ください。

参考記事
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加温する

ヒーターなどで加温し、水温を上げることでもメダカの体調を回復させることができます。

水温が上昇すると、メダカの活動性が高まるからです。

メダカは、水温が25℃のときにもっとも活動性が高くなります。

ですから、病気やケガをした際に、水温を25℃ぐらいまで上げてやると回復が早くなるんですね。

水温が低いようなら、ヒーターによる加温を実施してください。

なお、ヒーターの選び方については、金魚の飼育におすすめのヒーターを紹介【3つのタイプから選ぶ】をご覧ください。

参考記事
金魚水槽のヒーターの種類と選び方、おすすめ商品を厳選紹介

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メダカの体調不良や病気を予防する方法:まとめ

メダカの体調不良や病気を予防する方法について書きました。

メダカは比較的丈夫な魚です。

きちんと飼育してあげれば、かんたんに体調をくずすことは少ないですね。

ですから、日々適切な飼育と管理をしてあげてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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