メダカが春に死ぬ原因が知りたい人「メダカが春に死んでしまう原因が知りたい。屋外で飼育しているメダカが、冬を超えて無事に春をむかえたんだけれど、急に死にはじめたんだよね。どうして死んでしまうのかな?原因と対策が知りたい」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
メダカが春にたくさん死んでしまう原因と対策について書いています
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、寒い冬を超えて春をむかえたメダカが、突然大量に死んでしまうことがあります。
せっかく冬を超えたのに、どうしてメダカの大量死が発生するのでしょうか?
その原因は、主に急激な環境の変化と消化不良にあります。
そして、飼育方法に問題がある場合がほとんどなんですね。
というわけで、今回はメダカが春に大量死してしまう原因と対策について解説します。
メダカが春に大量に死んでしまう原因と対策とは?
では、メダカが春に大量死してしまう原因について見ていきましょう。
前提として、屋外で飼育しているメダカは冬の間は冬眠状態になるため、絶食となります。
ですから、3〜4ヶ月もの間、消化機能をほとんど使わないで過ごすします。
実際はまったくなにも食べないわけではなく、水中に発生している植物プランクトンや微生物を食べるわけですが、それらはメダカのお腹に優しく、しかもそれほどたくさん食べるわけではありません。
なので、冬の間、消化器官に負担がかかることはほとんどありません。
さらに、餌やりをしないということは、水も汚れないことになるため、水換えをしません。
つまり、同じ水の中で長期間過ごすことになるんですね。
これらの条件が、春に大量死を発生させる要因となります。
水換えによる急激な水質の変化
春をむかえて水温が10℃を超えてくると、メダカが活動を再開します。
水面に上がってきたり、水中を泳ぐようになるのです。
活動しはじめると、当然餌が必要になります。餌を食べるということは、水換えが必要になるということです。
この水換えが、メダカの大量死に大きく関係するんですね。
なぜなら、メダカにとって水換えは、急激な環境の変化になるからです。
メダカは急激な環境の変化に弱い生き物です、
ですから、3〜4ヶ月水換えをしていない状態から、大量の水換えをすると、メダカにとって非常に大きな負担になるんですね。
さらに、冬眠明けで体力が不十分な状態ですから、この変化に耐えきれずにメダカがどんどん力尽きてしまうことになるのです。
餌のあたえすぎによる消化不良
春をむかえたばかりのメダカに餌をあたえすぎることでも、メダカの大量死の原因になります。なぜなら、消化不良を起こすからです。
冬の間、メダカには人工餌をあたえません。水温が低下した状態では、メダカは餌を食べないからです。
餌を食べない状態で3〜4ヶ月過ごした後、餌やりを再開するときには、メダカの消化機能は低下した状態です。
ですから、少しずつ餌をあたえて、徐々に慣らしていく必要があるんですね。
この状態で餌を食べすぎると、かんたんに消化不良を起こしてしまいます。消化不良はメダカが死んでしまう大きな要因になります。
激しい水温の変化
春は気温の変化が激しい季節ですよね。暖かくなったと思っても、急に寒い日が続いたりします。
寒の戻りってやつです。
メダカは、適応できる水温幅は広いですが、急激な水温の変化には弱いです。
さらに、前述したように春は体力が戻りきっていません。
ですから、体調の良い状態であれば耐えられるレベルの水温の変化でも、春では耐えられなかったりするんですね。
それにくわえて、消化不良や水換えによる環境の変化が重なると、メダカはかんたんに死んでしまうことになります。
メダカが春に大量に死んでしまう対処方法
ここからは、メダカが春に大量に死んでしまわないようにするための対策について書いていきます。
少量ずつ水換えをする
春をむかえて水換えをする場合は、少量ずつこまめにおこなうようにしてください。
環境の変化を少なくするためです。
具体的には、通常であれば半分程度の水換えをするところを、2〜3日に分けて4分の1ずつおこなう、といった具合です。
そうすることで、メダカを新しい水に徐々に慣らすことができます。
環境の変化が緩和されるため、負担を少なくしながら環境に適応させることができます。
餌を控えめにあたえる
給餌を開始する際は、消化の良い餌を少量ずつあたえるようにしてください。
粒状の餌であれば、最初は2〜3粒程度におさえておきましょう。
いきなりたくさんの餌が消化器官に入ってくると、内臓がびっくりしてしまうからです。
少しずつ餌を食べさせることで徐々に慣れさせ、消化能力を高めていってあげてください。
水温に合わせて餌をあたえる
メダカは水温によって消化能力が変わります。春は水温の変化が激しいため、そのときどきに合わせて餌の量を調整してあげなければなりません。
毎日同じようにあたえていると、消化不良を起こしてしまうからです。
普段の日から控えめにあたえ、あたたかい日は多めに、寒くなったら餌を減らしてあげてください。
なお、消化不良を起こしているメダカは、白いふんをします。
白いふんが見られるようになったら、餌をしばらく止めるなどの対応をしてあげてください。
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メダカが春に大量に死んでしまう原因と対策とは?:まとめ
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この記事をまとめます
この記事のまとめ
- メダカは冬眠をして冬越しをする
- 3〜4ヶ月餌を食べず、水換えをしない環境で過ごす
- 春になっていきなりたくさんの水換えをするとメダカに負担が大きい
- 消化不良を起こしやすい状態でもあるため、餌の量に注意が必要
- 気温の変化、それにともなう水温の変化によっても餌の調整が必要
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。