メダカの飼い方

メダカを冬眠させないとどうなる?メリット、デメリットとは

2021年10月31日

メダカを冬眠させないとどうなるか知りたい「メダカを冬眠させないで冬を越させたらどうなるか知りたい。メダカを室内で冬眠させないで冬越しさせようと思っている。だって、泳いでるメダカが見られなくなるのは寂しいから。冬眠させないと、なにかデメリットってあるのかな?メダカに良くない?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

メダカを冬眠させないで冬越しさせると、どのようなメリット、デメリットがあるかについて書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカは冬になって水温が低下してくると冬眠をします。冬眠をして活動を停止し、寒い冬を乗り越えるんですね。

しかし、冬眠にはリスクも伴います。厳しい寒さの中で、餌も食べずに数ヶ月の間過ごすわけですから、最悪冬眠したまま死んでしまうこともあります。

冬眠で冬を超すためには、身体の成長度合いや体力が十分にある状態でないとむずかしいのです。

ですから、準備が整っていないメダカについては、冬眠をさせないで冬越しをさせたほうがいいんですね。

メダカが冬眠しないようにするためには、水温を10℃以上に維持することで可能になります。

ですから、大抵の場合、室内で飼育することで、冬眠をさけることができます。

ここで疑問になるのが、冬眠をさせないことで、なにかしらデメリットはないのだろうか、という点です。

というわけで、今回はメダカを冬眠させないで冬越しさせた場合のメリット、デメリットについて解説します。

メダカを冬眠させないデメリットとは?

では、まずはメダカを冬眠させないで冬越しさせた場合のデメリットについて見ていきましょう。

その前に、メダカを冬眠させないようにするためには、どうしたらいいのかについておさえておきます。

メダカは、水温が10℃を下回り、5℃近くになってくると冬眠状態となります。

ですから、冬眠させないようにするのであれば、水温が10℃以上ある環境で飼育すればいい、ということになります。

大抵の場合、家の中の温度は10℃以上あるでしょうから、室内で飼育することで冬眠をさけることができます。

さて、冬眠させないデメリットをまとめると、次のようになります。

デメリット

  • 餌やりが必要
  • 水換えが必要
  • メダカの寿命が短くなる

それぞれ掘り下げていきます。

冬でも餌やりが必要

冬眠をさせないと発生するデメリットのひとつ目は、冬でも餌やりが必要になるということです。

活動性が低下しないため、エネルギーを摂取する必要があるからです。

ですから、餌をあたえないと餓死してしまうんですね。

注意点としては、室内で水温が低下した状態で餌をあたえると、消化不良を起こしやすくなります。

メダカは水温が低下することによって、消化能力も低下するからです。

水温が20℃を下回ったら、餌の量を加減してくれぐれもあたえすぎないようにしてください。

安全に冬を越すのであれば、ヒーターを使って20℃以上の水温を維持しましょう。

冬でも水換えが必要

デメリットのふたつ目は、冬でも水換えが必要になるということです。

餌をあたえると、水が汚れるからです。

メダカが餌を食べるということは、当然排泄をすることになります。飼育水の汚れの主な原因はメダカの排泄物なので、汚れを排出するために水換えが必要になるのです。

ですから、他の季節と同様、定期的に水換えをしなければなりません。

なお、冬場は水道水の温度が下がります。

新しく入れる水と、飼育水の温度との差が大きくなるため、しっかりと水温を合わせるようにしてください。

メダカの寿命が短くなる

冬眠をさせない最大のデメリットとして考えられるのが、メダカの寿命が短くなることです。

1年中活動することになるため、太く短く、という人生(いや、メダカ生か)になってしまうと考えられています。

たとえば、メダカの寿命は3年ほどとされていますが、それが2年ほどに縮まってしまうという説があります。

メダカにおける1年の差は大きいですよね。

ただし、冬眠中に死んでしまうリスクと対比して考えると、冬眠をさせないという選択肢もふまえて考える必要がありますね。

メダカを冬眠させないメリット

ここからは、メダカを冬眠させないメリットについて見ていきましょう。

まとめると、次のようになります。

メリット

  • 安全に冬を越すことができる
  • メダカを大きくすることができる
  • 1年中メダカの姿を楽しむことができる

それぞれ掘り下げていきます。

安全に冬を越すことができる

冬眠させないことで得られるメリットのひとつ目は、安全に冬を越すことができるという点です。

なぜなら、冬眠中に命を落とすメダカがいるからです。

しかし、冬眠をさせないように水温を維持した状態であれば、冬眠中に死ぬリスクをさけることができます。

体質の弱い種類、具体的にはダルマメダカやアルビノメダカといった種類については、リスクが高すぎるため、冬眠をさせないほうがいいでしょう。

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メダカを大きくすることができる

メリットのふたつ目は、メダカの成長を促進することができるという点です。

冬眠しないということは、冬の間も餌を食べつづけることができるからです。

なので、冬眠するメダカよりも、大きく成長させることができます。

ただし、その分寿命が短くなるため、最終的にはそれほど差が発生しないかもしれません。

1年中メダカの姿を楽しむことができる

冬眠させない最後のメリットとしては、メダカを1年中楽しむことができるという点です。

なぜなら、冬眠しなければメダカは1年中元気に泳ぎ回るからです。

冬眠状態になると、メダカは容器の底でじっとして、ほとんど動かなくなります。

ですから、観賞することができません。

しかし、屋内でヒーターを設置して飼育すると、メダカは他の季節と同様に過ごします。

ですから、ずっとメダカの姿を楽しむことができるんですね。

メダカを冬眠させないとどうなる?:まとめ

メダカを冬眠させないことによるメリットとデメリットについて書きました。

自然な環境の中では、メダカは冬眠をして冬を過ごします。

しかし、冬眠は過酷な環境で行われるため、途中で命を落とすことがあります。

メダカの状態次第では、冬眠をさけたほうがいい場合もあります。

冬眠が可能か、それともさけたほうがいいかは、メダカの冬眠について、準備や冬眠中の餌、水換えなどをご覧ください。

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ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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