アルビノメダカについて知りたい人「アルビノメダカについて知りたい。アルビノメダカを飼育したいと思っているんだけれど、飼育がむずかしいって聞いた。アルビノメダカはどんなメダカで、飼育にどんな注意が必要なのかな?そのあたりが知りたいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、メダカの種類のひとつに、「アルビノメダカ」というものがあります。
アルビノメダカは色素がないため、見た目が非常に特徴的で、独特の美しさを持っています。
いっぽうで、その特徴ゆえに体質が弱いなど、飼育をむずかしい品種でもあります。
というわけで、今回はアルビノメダカについて解説します。
アルビノメダカの飼育方法や育て方について
では、アルビノメダカについて見ていきましょう。
まずは、そもそもアルビノメダカとはどういうメダカなのか、アルビノメダカの特徴を掘り下げていきたいと思います。
アルビノメダカとは?
アルビノメダカとは、色素を持たないメダカをいいます。
色素が欠乏しているため、全身白色で、目が赤っぽいというか、オレンジっぽいというか、そんな色になっています。
「アルビノ」はメダカにだけ発生するのではなく、人間や金魚でも見られます。
アルビノメダカの特徴
アルビノメダカは色素がないことにより、次のような特徴を持っています。
アルビノメダカの特徴
- 視力が弱い
- 体質が弱い
- 繁殖がむずかしい
特徴を掘り下げていきます。
視力が弱い
アルビノメダカは、視力が弱いという特徴があります。
視力が弱いと、餌が食べにくかったり、水槽や飾り物に身体をぶつけるなどして傷つきやすかったりと、健康に影響を及ぼす可能性があります。
体質が弱い
また、体質自体も弱いため、水質の悪化や変化に敏感なところがあります。
繁殖がむずかしい
さらには、繁殖がむずかしいという特徴があります。
視力が弱いという影響も受けていると思われますが、繁殖行為をするのが下手なんですね。
なので、うまく交尾が行われないことがあります。
アルビノメダカの固定率
アルビノメダカを繁殖させた場合に、アルビノメダカ以外のメダカからアルビノメダカが誕生する確率は非常に低いです。ほとんど見られることはありません。
しかし、逆にアルビノメダカからアルビノメダカが誕生する確率は非常に高く、両親がアルビノである場合、ほぼ100%の確率でアルビノの個体が誕生します。
アルビノメダカを飼育する場合の注意点
ここからは、アルビノメダカの飼育方法、その注意点について見ていきましょう。
飼育がむずかしいアルビノメダカですが、どのようなところに注意が必要でしょうか。
注意点をまとめると、次のようになります。
アルビノメダカの飼育の注意点
- 混泳をさける
- 直射日光をさける
- 水の汚れ、水質の悪化をさける
- 障害物をさける
成魚でも注意が必要ですが、稚魚の場合はよりいっそうの注意が必要になります。
どのメダカの種類においても、成魚とくらべて稚魚のほうが体質は弱くなるからです。
それぞれ掘り下げていきます。
混泳をさける
アルビノメダカを飼育する場合は、他のメダカとの混泳をさけるようにしてください。
なぜなら、他の品種とくらべて、体質が弱いからです。
アルビノメダカは飼育水の汚れや水質の悪化に敏感であるため、他のメダカよりも注意が必要です。
他のメダカでは問題ない環境でも、アルビノメダカでは死んでしまうことがあります。
また、アルビノメダカは視力が弱いため、餌をうまく食べることができません。
ですから、水槽に餌を入れても、他のメダカに餌を取られてしまい、アルビノメダカが全然食べられないということが発生します。
その状態が続くと、アルビノメダカが餓死してしまうことも起こります。
なので、アルビノメダカは他のメダカとは別に飼育したほうがいいのです。
直射日光をさける
アルビノメダカは色素を持たない特徴ゆえ、太陽の光に弱いところがあります。
ですから、太陽の光が直接当たる環境はさけて飼育するようにしてください。
屋外で飼育しても大丈夫ですが、日陰の時間が長めになるところにするか、もしくは日除けをつけて、直射日光が当たる時間を短くするようにしてください。
なお、屋内水槽での照明器具レベルであれば、負担にはならないので大丈夫です。
水の汚れ、水質の悪化をさける
混泳をさける、というところでも書きましたが、アルビノメダカは体質が弱いため、他のメダカとくらべると水の汚れ、水質の悪化に敏感です。
他のメダカでは元気に過ごせる環境でも、アルビノメダカだと体調をくずしてしまったり、病気になってしまいます。
ですから、他のメダカとくらべて、水質管理を強化してください。
具体的には、次のような対策です。
アルビノメダカの水の汚れ、水質対策
- フィルターを強力なものにする
- 濾材を多孔質なものにする
- 水換えの頻度を増やす
水の浄化作用を強化するためには、生物濾過を強化することが必要になります。
フィルター自体を強力なものにする、具体的には、投げ込み式フィルターであれば、外掛けフィルターといっしょに使用するとか、可能であれば上部フィルターを設置するなどです。
また、濾材を多孔質なものに変更するだけで、バクテリアの棲み家を増やすことができ、生物濾過を強化することができます。
手間にはなりますが、水換えの頻度をあげるのも、飼育水の汚れを軽減するには効果があります。
ただし、頻繁に水換えをし過ぎると、生物濾過の効果を下げてしまうことになるので、バランスをうまく取るようにしてください。
障害物をさける
アルビノメダカは視力が弱いため、水槽内に飾り物などがあると、よけきれずにぶつかって身体を傷つけてしまうことがあります。
ですから、アルビノメダカを飼育する場合は、水槽内には飾り物など、障害物になるようなものを置かないようにしてください。
身体が傷ついてしまうと、そこから細菌などが侵入して病気になってしまうリスクがあるからです。
アルビノメダカの飼育方法や育て方について:まとめ
アルビノメダカの特徴や、飼育方法、またその注意点などについて書きました。
アルビノメダカはその特徴ゆえ、飼育には注意が必要です。
体質が弱いために、すぐに死んでしまう可能性があります。
そのあたりを踏まえて、飼育環境の整備をしてあげてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。