出目金を飼っている人「出目金ってどれぐらい生きるの?すぐに死んでしまうイメージなんだけど、寿命ってどれぐらいなんだろう?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
出目金の寿命と、長生きさせるコツについて書いています
こんにちは、せいじです。
キャリコ出目金を好んで飼育しています。
出目金といえば、金魚すくいから持ち帰って飼ったことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな方々の出目金への印象としてありがちなのが、「出目金って弱い」「すぐに死んでしまう」というネガティブイメージです。
ところが、出目金の平均寿命は5〜6年、中には10年以上生きる出目金もいます。
ということで、今回は出目金の寿命について解説していきます。
出目金の寿命はどれぐらい?
さて、あらためて出目金の寿命について掘り下げていきます。
どうしても短命なイメージが強い出目金ですが、その理由についても書いていきます。
出目金の平均寿命は5~6年
出目金の寿命は平均で5〜6年と言われています。
平均寿命が10〜15年の和金には劣りますが、決して弱く短命な品種ではありません。
10年以上生きる個体もいる
出目金の中には、10年以上生きる個体もいます。
ですから、飼育方法や飼育環境によって、長生きさせられる品種だといえます。
とはいえ、特別な飼い方が必要なわけでもありません。
ふつうに飼育していれば、それなりに長生きしてくれる品種なのです。
どうして金魚すくいの出目金は短命なのか?
でも、出目金はすぐに死んでしまうイメージがありますよね?
それは、金魚すくいで持ち帰る出目金がすぐに死んでしまうからです。
では、なぜ金魚すくいの出目金はすぐに死んでしまうのでしょうか。
その理由をまとめると次のようになります。
出目金がすぐに死ぬ理由
- 金魚すくい店での過密飼育によるストレス
- 金魚すくいで追い回される
- 持ち帰る際の劣悪な環境
- 水合わせ、トリートメントなしで導入
金魚すくいから持ち帰った出目金がすぐに死んでしまう理由として、まずあげられるのは金魚すくい店での過密飼育です
金魚すくいを楽しもうと思ったら、実はけっこうな量の金魚が必要になります。
金魚にとっては過密飼育となり、ストレスの原因となります。
それに加えて、金魚すくいの金魚として、ポイで人間に追い回されます。
しかも、出目金は金魚すくいですくう対象になりやすいですよね?
というのも、出目金はたくさんの和金の中に、アクセントとして入っています。
すくう側としてはプレミア感を感じるのです。
ですから、出目金は和金とくらべても、ポイで追い回される機会が多くなりがちで、よりストレスを受ける状態となります。
で、すくっていざ持ち帰る際の環境が劣悪です。
酸素の入っていないビニールの袋に、少ない量の水、その状態でゆらゆら揺られながら移動することになります。
すくってすぐに帰ってくれればいいですが、そこからまだお祭りを楽しんだりされると、酸素不足は顕著になっていきます。
そして、やっとたどり着いた飼い主の家では、水合わせや水温合わせ、トリートメントをすることなく水槽に投入されてしまい、とどめを刺されるような状態となります。
結果、白点病などの病気を発症して、すぐに死んでしまうことになるのです。
出目金を長生きさせるコツ
出目金、特に金魚すくいの出目金は、劣悪な環境によってストレスを抱え、病気になりやすいのであって、出目金自体は決して短命な弱い品種ではない、ということがわかっていただけたと思います。
ここからは、そんな出目金を長生きさせる方法について書いていきます。
水合わせ、トリートメントをしっかりと行う
お店で購入したり、金魚すくいですくった出目金を持ち帰ったら、まずは水合わせ、トリートメントを行いましょう。
水合わせ、トリートメントの目的は次の通りです。
水合わせ、トリートメントの目的
- 金魚の疲労やストレスの軽減
- 病気などの予防
- 新しい環境への適応を助ける
出目金を健康に育てるためには、水合わせ、トリートメントは肝の部分になります。
初心者の方は、ここをまったくやらなかったり、まちがったやり方をしていることが多いのです。
水合わせやトリートメントをしっかり行えていないと、金魚が新しい環境に慣れる前に病気になったり、死んでしまったりします。
ですので、必ず行うようにしてください。
詳細については金魚の水合わせ、水温合わせのやり方【失敗しない方法】で書いていますので、ぜひ参考にしていただけたらとうれしいです。
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ゆったりとした環境で飼育する
出目金を健康に長生きさせる秘訣のひとつめは、出来るだけ大きな容器で、少ない数の出目金を飼うことです。
ゆったりと飼うことによって次のようなメリットが得られます。
ゆったりと飼うことのメリット
- 水質が悪化しにくい
- 水温の急激な変化を避けることができる
- 金魚のストレスが溜まりにくい
水の量が多いほど、汚れに対しての水質の悪化の割合を減らすことができます。
なので、急激な水質の悪化を避けることができるのです。
また、水温の変化についても同様のことが言えます。
水量が多ければ、気温の変化による影響を受けにくいため、水温の急激な変化を避けることができます。
過密飼育になると、金魚はストレスを感じます。
人間でも小さな部屋に大人数押し込められると、ストレスが溜まりますよね。
金魚にとっても同じことです。
ですから、ゆったりと飼うことが金魚の健康につながり、長生きの秘訣となるのです。
泳ぎの上手な品種との混泳を避ける
出目金は金魚の品種の中でも泳ぎが下手な部類になります。
ですので、泳ぎの得意な和金型の品種といっしょに飼育すると、出目金がストレスを感じることになるのです。
ストレスの原因としては次のようなことがあげられます。
混泳がストレスになる理由
- 餌の奪い合いで負けてしまう
- つつかれるなどのちょっかいを出される
餌を同時にあたえても、泳ぎの得意な品種の方が餌をゲットしやすく、泳ぎの下手な出目金はなかなか食べることができません。
また、のんびりしている出目金に対して、和金型などはちょっかいを出してくることがあります。
なので、混泳は避けたほうがいいですね。
定期的なメンテナンス
前述したような環境を作ったら、あとは日々のメンテナンスです。
とはいえ、そんなにいろいろなことをしなくてはいけないわけではありません。
まとめると次のような内容です。
必要なメンテナンス
- 2週間に1回程度の水換え
- 1ヶ月に1回程度の砂利掃除
- 1ヶ月に1回程度の濾過槽の掃除
水換えについては、金魚の数や濾過能力によっても異なりますが、2週間に1回程度の頻度で水換えを行う人が多いですね。
砂利掃除については、餌や糞が砂利の中に溜まっていくため、プロホースによって定期的に汚れを排出する必要があります。
濾過槽については、水換えの際に飼育水でろ材をゆすぐ程度で大丈夫です。
くれぐれも、水道水で洗わないようにしてください。
塩素によって生物濾過の働きをしてくれるバクテリアが死んでしまうことになります。
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出目金の寿命はどれぐらい?長生きさせるコツは?まとめ
出目金の寿命についてと、長生きさせるコツについて書きました。
出目金は弱いイメージがありますが、そんなことはありません。
きちんと飼育すれば、長生きしてくれます。
ただ、金魚すくいから持ち帰った出目金は、導入時により手間をかけ、ストレスから回復させてあげなくてはいけません。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。