金魚を大きくしたくない人「金魚を大きくしたくない。金魚すくいの金魚って、どんどん大きくなっていってしまうよね。水槽を置く場所がないので、あまり大きくなってもらったら困る。それに大き過ぎると可愛くないし。小さいまま育てる方法はないかな」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
金魚を大きくしないで飼育する方法がわかる
こんにちは、せいじです。
金魚のふるさと大和郡山市で生まれ育ち、小さいころから金魚を飼っていました。
さて、金魚すくいの金魚を持ち帰り、気軽な気持ちで育てていたら、あれよあれよと大きくなって扱いに困った、なんて経験ありませんか?
金魚は小さいときはかわいいですが、大きくなると迫力があるというか、人によってはでかすぎて不気味、なんて意見も聞かれます。
というわけで、金魚をいつまでも小さくかわいいまま飼育したい、という人の為に、今回は金魚を大きくしない方法について解説していきます。
さて、金魚を大きくしない方法の最大のポイントは餌やりです。
餌を食べる量を減らすことで、金魚の成長をおさえることができるからです。
あとは、金魚の活動をおさえていくことが、大きくしない秘訣となります。
具体的には
金魚の活動を抑える方法
- 水温を20℃以下に維持する
- 水槽を小さくする
- エアレーションをしない
- 水換えの頻度を減らす
- 光が当たる時間を減らす
といった感じです。
それでは内容を掘り下げていきます。
金魚を大きくしない方法は?餌やりなど環境の作り方を解説します
金魚を大きくしない方法について書いていきます。
もっとも効果的なのは、餌の回数を減らすことです。
そのためには、餌の回数を減らしても金魚が大丈夫なように、金魚の活動を低下させてあげる必要があります。
この2本立てで実施することによって、小さくかわいい金魚を維持することができます。
餌の回数を最小限におさえる
人間もそうですが、生き物は食べることで大きくなります。
食べ物が生き物の身体を作るからです。
なので、食べる量を減らせば、成長はおさえることができます。
では、金魚はどこまで餌を減らしても大丈夫なのでしょうか?
餌の必要量は、水温などにより変わってきます。
金魚は変温動物なので、活動量は水温に大きな影響を受けます。
水温を下げ、活動量をおさえればおさえるほど、餌の量を減らすことができるのです。
わかりやすく水温と餌の回数の関係をまとめると、次のようになります。
水温と餌の回数の関係
- 10℃以下:餌をまったく与えない
- 20℃未満:1週間に1回程度
- 20℃以上:3日に1回程度
これぐらいまでは落としても大丈夫です。
「こんなに少なかったら、金魚は餓死しちゃうんじゃないの?」
と心配する人もいるかもしれません。
でも、金魚って大食漢の割に、生きていくうえでエネルギーをそれほど必要としない生き物なのです。
また、雑食家なので、餌をまったく与えなくても、水槽に生える苔を食べて勝手に栄養を摂取します。
苔は植物性たんぱく質が含まれていて、栄養源にはなりますが、あまり大きくなりません。
なので、金魚を大きくしたくない人にとって、苔は良い餌になりますね。
青水でまったく餌をあげずに飼育すると、金魚は水中の植物性たんぱく質を摂取したり、水槽の壁面や砂利に生える苔を食べて栄養を補給することができるので、餓死せず、そして、あまり大きくせずに育てることができます。
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水温を20℃以下に維持する
繰り返しになりますが、金魚の活動にもっとも影響を与えるのが水温です。
なので、金魚の活動をおさえようと思ったら、水温を20℃以下にするようにしましょう。
水温を下げれば下げるほど活動は低下しますが、それに比例して金魚の動きは鈍くなるので、観賞には向かなくなります。
それなりに金魚の泳ぐ姿を楽しみたい、元気に過ごしほしいと思うのであれば、15℃〜20℃ぐらいの間で飼育するのが良いでしょう。
とはいえ、真夏などはどうしても水温が上がってしまいますよね。
仕方ない部分はありますが、できれば涼しい場所に水槽を置くようにして、水温の上昇をおさえるようにしてください。
どうしても高くなりすぎるようであれば、水槽用のクーラーを使うのも良いでしょう。
小さな水槽で飼う
金魚は大きな水槽で飼育すると、成長しやすくなります。
活動量があがるからです。
逆に、小さな水槽で飼育すると、活動量が低下して、あまり大きく成長しません。
なので、できるだけ小さな水槽で飼うようにしましょう。
ただし、水槽を小さくすると、水温の変化が激しくなったり、金魚がストレスを感じて体調を崩しやすくなったりと、管理がむずかしくなります。
金魚が体調を崩していないか、こまめにチェックしてあげるようにしてください。
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エアレーションをしない
エアレーションも金魚の活動をあげる要因になります。
なので、上部フィルたーや外掛けフィルターを使用している人は、エアレーションをしないようにしましょう。
「酸素が足りなくなって死んでしまうんじゃないの?」
と心配する人もいるかもしれませんが、上部フィルターや外掛けフィルターであれば、水を循環することで十分な酸素を取り込むことができるので大丈夫です。
また、間口の広い容器であればあるほど酸素を取り込みやすくなるので、フィルターやエアレーションがまったくなくても、金魚が生活するのに十分な酸素を得ることができます。
水換えの頻度を減らす
水換えをすると、金魚は新しい水の刺激を受けて、活動的になります。
なので、水換えの頻度を減らすようにしてください。
通常2週間に1回のペースで水換えをしているのであれば、3週間〜1ヶ月に1回のペースでいいでしょう。
「水が汚れて金魚が病気になってしまうじゃないか」
と心配になるかもしれません。
でも、餌の量を減らしていたら大丈夫です。
水槽の汚れは、金魚が出す排泄物によるものです。
餌の量を減らせば、排泄物の量も減るので、水槽はあまり汚れなくなります。
なので、水換えの頻度を減らしても金魚に悪影響はありません。
光が当たる時間を減らす
太陽やライトの光も、金魚を活発にします。
なので、光が当たる時間を減らすようにしてください。
通常、ライトの点灯時間は1日8時間程度が良いとされていますが、5時間程度に減らしましょう。
それにより活動量をおさえることができます。
ただし、まったく光が当たらないと、虚弱な金魚になってしまうので、1日の中で5時間は点灯してあげてください。
大きくしない方が金魚は健康で長生きする?
金魚は急激に大きく育てた個体よりも、じっくりと成長させた個体の方が強いです。
なぜなら、身体を作るために、必要な時間をかけることができないからです。
急激に大きく成長させるためには、意図的に活動量を増やし、餌を食べさせることになり、金魚の身体に無理が生じます。
たとえば、外側は成長したけれど、内臓がそのスピードについていけず、免疫力の弱い個体になってしまったりといったことになるのです。
逆に、意図的に小さくしようとすると、それはそれで金魚にとってストレスとなり、健康を害することになる可能性があります。
本来、一番良いのは金魚に無理をさせることなく、適量に餌をあたえ、水質を維持し、自然に成長できる環境を作ることですね。
そうすることで、金魚は健康に長生きしてくれます。
金魚を大きくしない方法:まとめ
金魚を大きくしない方法について書きました。
金魚を大きくしないためには、
この記事のまとめ
- 金魚を大きくしないために、餌を量を減らす
- そのために活動量を減らす
この2点となります。
活動量を減らすには水温を低めに維持するのがベストですが、夏の時期などはむずかしいので、できるだけ涼しい場所で飼育するようにしてください。
あと、その他の方法と組み合わせて、金魚の活動量をおさえ、餌を少なくするようにしてください。
とういわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。