金魚のフンの見分け方を知りたい人「金魚のフンの見分け方を知りたい。金魚のフンって健康のバロメーターになるんだよね?で、どんなフンのときが健康で、逆にどんなフンだったら体調をくずしているサインになるんだろう?その見分け方を知りたい」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
金魚がするフンによって健康状態を把握する方法について書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、金魚の健康のバロメーターとなるものとして、金魚のフンがあります。
金魚は自分のおしりから長くぶら下げた、とても特徴的なフンをしまよね。しかし、いつでも長いフンをするわけではありません。
実は、消化不良を起こすと、フンの長さが変わったり、見た目に変化が出るようになるのです。ですから、フンは金魚が消化不良を起こしていないかどうかを把握するサインとして使うことができます。
というわけで、今回は金魚の健康のバロメーターとなる、金魚のフンの見分け方について書いていきます。
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金魚のフンは健康のバロメーター!見分け方を解説します
では、金魚のフンの見分け方について書いていきます。
フンの種類の主なものをまとめると、次のようになります。
金魚のフンの形状
- 太く長いフン
- 細いフン
- 細切れのフン
- 透明のフン
- 長すぎるフン
それぞれのフンが、どのような状態を表しているのかについて掘り下げていきます。
太く長いフンをしているのは健康の証し
金魚が身体から太く長いフンをしている場合は、腸が正常で健康な状態である証しです。
具体的な長さの目安でいうと、2~3cm程度が健康な状態のフンになります。
ですから、現状の餌やりなどに特に問題はない、ということになります。
ただし、金魚の消化能力は水温によって変化します。ですから、現状の量や頻度でいつでも大丈夫というわけではありません。
消化能力の変化に合わせて、餌の量や頻度、そして餌の種類を調節してあげる必要があります。
水温の変化による餌やりの調整については、金魚は水温によって餌の調整が必要!失敗しない方法を紹介しますをご覧ください。
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細いフン、細切れのフン、透明なフンは消化不良
フンが細かったり、ぶつぶつと細かく切れてしまったり、透明なフンをする場合は、消化不良を起こしているサインになります。
フンが透明に見えるのは、フンの中にガスが混じっているからです。金魚が消化不良を起こすと、お腹の中でガスが発生し、フンにまじって出てくるのです。
また、ガスが混じっているフンは、水面に浮きます。金魚がフンをしている姿を見逃した場合でも、水面にフンが浮いているようであれば、金魚が消化不良を起こしているということになります。
なお、細い便の判断については、メスとオスのちがいを把握しておく必要があります。というのも、オスはメスよりもフンが細くなるからです。
ですから、金魚の個体ごとの平常時のフンの太さを把握してあげるようにしてください。
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長すぎるフンは便秘
「おいおい、どれだけ長いフンをするの!」と、おどろくほど身体から長く伸びたフンをする場合もあります。「いやぁ、とても健康なフンをしてくれたなぁ」と、うれしくなるかもしれません。
しかし、長すぎるフンは健康なサインではありません。
フンが長すぎるのは、それだけ溜まっていたということになります。つまり、金魚は便秘状態を起こしていたわけです。
ですから、餌のあたえかたなどを見直す必要があるということになります。
消化不良を示すフンが見られた場合の対処方法
ここからは、消化不良を示すフンを金魚がしている場合の対処方法について書いていきます。
消化不良は金魚にとって大きなストレスになります。ストレスは金魚の免疫力を低下させ、さまざまな病気のリスクにつながります。
また、金魚の不治の病である、転覆病になる可能性が極めて高くなります。ですから、早めに対処してあげてください。
餌を減らす
フンに異常が発生したら、まずはあたえる餌の量を減らしてください。なぜなら、餌の量が多すぎて消化が間に合っていない可能性があるからです。
2~3日、完全に餌をあたえないようにするのも効果的です。餌を食べないことによって腸を休めることができ、消化不良の改善につながります。
餌をあたえないとかわいそう、と思うかもしれませんが、人間でも最近よく言われるように、断食は健康に良いのです。金魚も2~3日餌を食べなくても、まったく問題ありません。
消化の良い餌に変える
消化不良の改善については、量に加えて質の見直しが必要な場合があります。消化の良い餌への変更ですね。
金魚の餌の消化の良しあしは、たんぱく質や脂肪がどれだけ含まれているか、が影響します。たんぱく質、脂質が多ければ成長しやすくなりますが、消化はしにくくなります。
逆に、低たんぱく、低脂肪の餌は、成長のスピードは低下しますが、消化には良い餌になります。
水温が20℃以下の環境であれば、成分を確認して低たんぱく、低脂肪の餌に変更するのがいいでしょう。
水温を上げる
少し触れたように、金魚の消化能力は水温によって変化します。水温が25℃~28℃のときがもっとも消化能力が高くなります。
ですから、消化不良を起こしているようであれば、ヒーターを使って水温を上げてください。そうすれば改善することができます。
なお、観賞魚用のヒーターには複数の種類があります。水温が固定されているものや、調整できるタイプのものなどバリエーションがあります。自分の環境下で必要なヒーターを選ぶようにしてください。
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金魚のフンは健康のバロメーター!見分け方を解説します:まとめ
金魚のフンが、金魚の健康のバロメーターであること、そしてフンの見分け方について書きました。
身体から長く伸びるフンは、長ければ長いほうがいいわけではなく、適度な長さで切れる方が健康であることがわかっていただけたと思います。
そして、フンをしっかりと観察し、適切に対処していくことで、金魚の健康を守ることができるんですよね。
ぜひ、本記事が金魚の長生きに貢献できると幸いです。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。