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金魚の性別が知りたい「金魚の性別を見分けたい。うちで飼っている金魚、オスなのかメスなのか知りたいんだよね。なにか見分ける方法ってないかな?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
金魚のオスとメスの見分け方について書いています
こんにちは、せいじです。
金魚マイスター養成塾を修了、金魚マイスターの認定をもらっています。
さて、金魚には性別があります。
しかし、人間のように、パッと見で判断するのはむずかしいです。
また、犬や猫のように、ついている、ついていないで判断できるほどのわかりやすさもありません。
とはいえ、金魚の性別を見分けるポイントはあります。
それは次の5つです。
性別を見分ける6つのポイント
- 追星の有無
- お腹の柔らかさ
- 生殖孔の形
- 胴の太さ
- 肉瘤の発達具合
- 糞の太さ
というわけで、今回は金魚のオスメスの見分け方について書いていきます。
金魚の性別、オスとメスの見分け方6つのポイント【画像あり】を動画で見る
金魚の性別、オスとメスの見分け方6つのポイント【画像あり】
金魚の性別の見分け方、ポイントは前述した6つです。
わかりやすいのは、繁殖時期の特徴である「①追星の有無」「②お腹の柔らかさ」ですが、これだけでは繁殖時期以外に判断する術がなくなります。
しかし、後半4つの特徴を用いれば、普段から見分けがつくようになります。
追星の有無
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もっともわかりやすいオス、メスのちがいは、追星が出るか出ないかです。
基本的にオスには追星が出て、メスには出ません。
追星とは、繁殖時期に見られるオスの発情のサインです。
オスは発情すると、えらぶたや胸びれに白い点々が出てきます。
そして、追尾といって、産卵をうながすためにメスを追いかけまわし、お腹をつついたりします。
追星という名前は、追尾と白い点々を星に見立ててつけられたのです。
追星の詳細については、金魚の追星とは?【画像付きで説明します】をご覧ください。
金魚の病気で有名な白点病でも白い点々が出ますが、追星とのちがいについても記事内で解説しています。
外国産の金魚の中には、ごくごく稀にメスでも追星が出る個体がいるそうです。
そんなに多いケースではないと思われるので、余談として受け止めておいてください。
お腹の柔らかさ
メスは繁殖時期になると、お腹がふっくらしてきます。
お腹の中に卵ができるからです。
この状態を抱卵と言います。
通常、金魚のお腹は、オスもメスも弾力性がありません。
しかし、抱卵している状態のメスのお腹は、さわるとぷよぷよと柔らかい感触になります。
ですから、金魚のお腹のふくらみと、さわったときの柔らかさで、メスと判断をすることができます。
さて、お腹が柔らかくなっているかどうかを確認するためには、手で直接さわる必要があります。
金魚を直接さわる際は、必ず事前に手をよく洗い、飼育水で冷やしてからさわるようにしてください。
金魚の体温と手の温度に差がありすぎると、金魚がショックで弱ってしまうからです。
生殖孔の形
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繁殖時期以外の見た目でもっともわかりやすいのが、生殖孔の形です。
オスの生殖孔は、楕円形で縦長になっています。
対して、メスの生殖孔は、丸の形に近いですね。
また、メスの場合は生殖孔が突起している場合が多いです。
特に繁殖期になると、生殖孔の突起が目立つようになります。
胴の太さ
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金魚の身体にもオス、メスの差が出ます。
わかりやすいのは胴の太さですね。
メスのほうが、胴が太くなります。
上から見ると、そのちがいがはっきりわかります。
なので、メスはしっかりとした厚みのある体形に、オスは細めの体型になります。
金魚は身体に厚みがあったほうが、美しく見えます。
品評会でもメスの金魚のほうが、評価が高い傾向にあります。
ですから、金魚を購入するとき、上身の美しさで選びすぎると「全部メスだった」なんてことが起こる可能性があります。
肉瘤の発達
頭のこぶ、肉瘤のある品種は、その発達具合でオス、メスを見分けることができます。
たとえば、らんちゅうやオランダ獅子頭などの品種ですね。
肉瘤はオスのほうが発達しやすいです。
胴はメスよりも細く、肉瘤はメスよりも発達するので、肉瘤のある品種のオスは、上見だと頭でっかちに見えやすくなります。
結果的にバランスが悪くなって、品評会で評価されにくいのです。
糞の太さ
身体の特徴以外で判断できるのが、糞の太さです。
メスのほうが糞は太くなります。
こちらも比較できるとわかりやすいですね。
金魚の性別を見分けることができるメリット
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金魚の性別がわかることによって、どんなメリットがあるでしょう?
そのあたりにふれておきます。
金魚の繁殖をしたい人には必須
当たり前ですが、金魚が繁殖をするためには、オスメスのペアが必要になります。
飼っているのが同性同士では、繁殖することができません。
なので、金魚の繁殖にチャレンジする場合、繁殖時期がくる前に性別を把握しておくことが重要です。
できれば追星以外のところで判断したいところですね。
というのも、追星で性別を見分けるのがもっともわかりやすいですが、それでは繁殖のタイミングを逃す可能性が高いからです。
追星が出るということは発情しているサインなので、その時点でメスがいない!と気づいても、用意するのは困難です。
さらにディープな話しをすると、子どもに受けつかがれる身体的な特徴や色、柄は、オスとメスによって異なります。
お父さんから受け継がれる要素と、お母さんから受け継がれる要素がちがうのです。
なので、事前に厳選してオス、メスを用意することで、思い描いている形の金魚を作りやすくなります。
できれば生殖孔や身体の特徴を用いて、性別を判断できるようになりたいところですね。
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金魚の繁殖、産卵時期や手順、必要物品などをわかりやすく解説
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金魚の名前をつけるときに役立つ
「いや、別に繁殖まで望んでないよ。そこまでマニアな人は多くないでしょ」
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という声もあるかもしれません。
でも、愛情をもって金魚を飼う人の中には、名前をつける人もいたりしますよね。
そんな時にも性別がわかっていたほうが、つけやすいです。
たとえば、「花子」という名前をつけたのに、春になったらバリバリ追星が出た、なんてことになると、若干複雑な気持ちになるでしょう。
性別がわかっていたら、このような失敗がなく、きちんと女の子らしい名前をつけることができます。
金魚の性別、オスとメスの見分け方6つのポイント【画像あり】:まとめ
金魚の性別、オスとメスの見分け方について書きました。
繁殖時期になると非常にわかりやすいですが、それ以外の時期に判別するためには、ある程度のなれが必要ですね。
とはいえ、オスとメスでは顕著なちがいがあるので、なれてくると見分けることができます。
特にオスとメスが混在している状況だと、それぞれの特徴を比較できることによって判別しやすくなります。
性別がわかると、愛着度合いがさらにアップすることまちがいなしです。
ぜひ、本記事の内容を用いて、オス、メスを見分けてもらえたらと思います。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。