金魚のフィルター(濾過器)が茶色く汚れても掃除してはダメな理由

金魚の飼い方

フィルターの茶色が気になる人「金魚を飼育しているんだけれど、フィルターのぶくぶくがすぐに茶色く汚れるんだよね。なんとかきれいな状態を維持できないかと思って、頻繁に洗ったり掃除をしたりしてるんだけれど、その割には飼育水がきれいにならないのはどうして?」

こんな悩みを解決します

この記事の内容
金魚のフィルターが茶色くなっても掃除をしてはいけない理由について書いています

こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚を水槽で飼育する上で欠かせないものとして、フィルターがあります。

その中でもなじみが深いものと言えば、投げ込み式フィルター、俗に言う「ぶくぶく」と呼ばれるものです。

ぶくぶくはケースが透明になっているので、中の濾材が丸見えです。

もともとは白色をしていた濾材が、しばらくすると茶色く変色していくのがよく分かるでしょう。

その色を見て「汚れてしまったから掃除をしないと!」と判断しているかた、ちょっとまってください。

その茶色の正体は、汚れではありません。

生物濾過に必要なバクテリアです。

ですから、汚れと勘違いしてきれいに掃除を続けていると、肝心の飼育水がいつまで経っても安定しない、ということになります。

つまり、金魚が病気になってしまうということです。

というわけで、今回は金魚のフィルターが茶色く汚れても、掃除をしてはいけない理由について解説していきます。

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金魚のフィルター(濾過器)が茶色く汚れても掃除してはダメな理由

では、金魚のフィルターが茶色く汚れても掃除してはいけない理由について書いていきます。

まずは、この茶色の正体について見ていきましょう。

茶色の正体があきらかになることで、掃除をしてはいけない理由が見えてくるからです。

そして、次にフィルターの掃除のタイミングを考えていきたいと思います。

ぶくぶくの茶色の正体は?

ぶくぶくの濾材に発生する茶色は、実は汚れではありません。

ではなにかというと、生物濾過に必要なバクテリアです。

つまり、濾材が茶色になるということは、バクテリアが棲み着いていることをあらわしているのです。

ですから、茶色くなった濾材をきれいにするということは、せっかく棲み着いたバクテリアを排除してしまうことになります。

これは、投げ込み式フィルターに限りません。

上部フィルターでも、濾過槽をのぞくと濾材が茶色く変色しているはずです。

バクテリアは水を浄化する働きをしてくれる

バクテリアは、金魚に有害となる物質を分解する働きをしてくれます。

そのバクテリアを排除する、ということは、水の浄化作用をなくしてしまうことになります。

水槽を立ち上げて1ヶ月以上過ぎたのに、いつまで経っても飼育水が白く濁ってしまうのは、濾材を掃除しすぎていることが原因の可能性があります。

目詰まりしなければ大丈夫

では、どのような状態になったら、濾材を掃除する必要があるのでしょうか?

濾材の掃除の目安は、目詰まりしていないかどうかです。

フィルターを稼働させていると、だんだんと濾材にヘドロが発生してきます。

フンや食べ残した餌、死んだバクテリアが付着するからです。

このヘドロがひどくなって、濾材を水が通過できない状態になる手前で掃除をすれば大丈夫です。

少しでも水が通過できれば、生物濾過は作用するので。

とはいえ、見た目が気になる人もいるでしょう。

その場合は、1ヶ月に1回程度、掃除してください。

ただし、まちがった掃除のしかたはバクテリアの減少をまねき、水質の悪化に即つながります。

なので、正しいメンテナンスの方法を習得してください。

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フィルターの濾材の正しいメンテナンスとは

 

ここからは、フィルターの濾材の正しい掃除方法について書いていきます。

金魚を健康に飼育するうえで、フィルターの掃除は重要です。

基本放置で問題なし

とはいえ、フィルター、濾材の掃除は頻繁に行う必要がありません。

放置レベルでOKです。

前述しているように、濾材に水が流れていれば、生物濾過は発生するからです。

逆に、掃除のやりすぎに注意してください。

できるだけさわらないほうが良いぐらいです。

目安として月1回の掃除と書いていますが、個人的な飼育環境では半年から1年ぐらい放置しています。

もちろん、濾材を交換することもありません。

それでも水の浄化は行われていますし、金魚の健康に問題はありません。

掃除は飼育水でゆすぐだけ

実際の掃除ですが、ここが重要ですね。

生物濾過が低下しないように、バクテリアをできるだけ減らさないで掃除をするのがポイントです。

注意点をまとめると、次のようになります。

濾材の掃除の注意点

  • 水道水で洗わない
  • 念入りに洗わない
  • 水換えと同時にはしない

まず、1つ目の水道水を使わない、というのは必須です。

水道水で洗うと、バクテリアが全滅してしまうからです。

というのも、水道水には塩素がふくまれていますよね。

バクテリアは塩素に弱いため、そのままの水道水で洗うと死んでしまうのです。

じゃあ、どうやって洗えばいいかというと、飼育水を使って洗うのが原則になります。

バクテリアの減少を最小限におさえることができるからです。

飼育水はバクテリアが過ごしてきた水質ですし、飼育水自体にもバクテリアが存在します。

ですから、バクテリアが減って生物濾過にダメージがおよぶのを防いでくれるわけです。

そのうえで、軽くゆすぐ程度で洗うようにしてください。

念入りに洗ってしまうと、バクテリアが流れ出てしまうからです。

そして、水換えをする日とはずらすようにしてください。

飼育水にもバクテリアが存在するため、両方の掃除を一度にすると、バクテリアが減少しすぎる恐れがあるからです。

濾材はぼろぼろになってきたら交換

フィルターの濾材の交換時期としては、ぼろぼろになってきたら、というのが目安になります。

綿やマットを使用する人が多いと思いますが、ぼろぼろに溶けてしまうまで使い倒しましょう。

ただし、マットに吸着濾過の作用がある場合は、話しが変わります。

投げ込み式フィルターの純正の濾材には、だいたい活性炭が内臓されているものが多いですよね。

活性炭を使うのは、飼育水の汚れを吸収する効果があるからです。

これを吸着濾過というのですが、効果には限りがあります。

なので、商品の寿命に合わせて交換しなければなりません。

私は基本、吸着濾過を使っていません。

濾材は、バクテリアが増えやすい多孔質のボール状のものを使用しています。

上部フィルターはもちろんのこと、投げ込み式フィルターでも同様に使用しています。

生物濾過の作用をパワーアップできるアイテムなので、興味のあるかたは使ってみてください。

ちなみに、耐久性が抜群で、10年以上使用していますが、一度も交換していません。

そして、まだまだ大丈夫そうですね。

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金魚のフィルター(濾過器)が茶色く汚れても掃除してはダメな理由:まとめ

金魚のフィルターが茶色く汚れても掃除をしてはいけない理由について書きました。

環境はきれいで清潔なほうがいいだろう、とつい思ってしまいがちですが、フィルターについてはあてはまりません。

茶色はバクテリアが存在しているなによりの証拠なので、見て見ぬふりをしてあげてください。

また、フィルターや濾材の掃除についても書きました。

まちがった掃除は、生物濾過を低下させ、金魚に致命的なダメージをあたえることになります。

ぜひ、参考にしていただけたらうれしいです。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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