金魚の飼い方

金魚水槽にライト(照明)が必要な理由とは?

2020年9月24日

金魚にライトが必要なのか悩む人「金魚水槽にライトは設置した方がいいのかな?金魚を飼っているんだけど、水槽にライトを設置しようか迷っている。ライトを買うお金がかかるし、電気代もかかる。ライトがなくても観賞できなくはないし」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

金魚水槽にライトが必要な理由とおすすめの商品について書いています。この記事を読むことで、金魚水槽にライトを設置する目的や効果がわかります

こんにちは、せいじです。

金魚飼育を10年以上しており、金魚のふるさと、奈良県大和郡山市から金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚を飼育するのにライトは必要でしょうか?

観賞に問題がなければ、ライトはなくても良いのでしょうか?

結論からいうと、金魚水槽にライトは必要です。

なぜなら、ライトによって金魚の体調が安定するからです。

金魚は光によって昼間、夜間を判断します。

ですから、照明の光によってメリハリをつけてあげることで、金魚の体内時計を整えることができます。

他にも、観賞性がアップする、というメリットがあります。

というわけで、今回は金魚にライトが必要な理由について、書いていきます。

金魚水槽にライトが必要な理由

では、金魚水槽にライトが必要な理由について書いていきます。

厳密にいうと、金魚はライトがなくても飼うことはできます。

しかし、ライトがあったほうがより健康的に、安定的に飼育することができます。

それに、観賞性も高くなりますね。

金魚の体内時計を整えることができる

ライトを使う一番のメリットは、金魚の体内時計を整えることができる点です。

金魚は人間と同じく、体内時計を持っています。

明るくなると活動し、暗くなると身体を休めます。

たとえば餌をあげるときは、ライトを点灯している状態であたえたほうが、消化不良のリスクをおさえることができます。

昼間明るく、夜間暗くしてあげることで、体内時計が整い、健康的に過ごすことができるのです。

ちなみに、金魚を早く大きく育てたい場合、ベテランの飼育者は夜間でもライトを点灯し、餌をあたえ続けます。

こうすることで餌の回数を増やし、金魚を大きく成長させることができるのです。

とはいえ、これは金魚に大きな負担をあたえる方法なので、金魚が体調をくずすリスクが高くなります。

特に初心者のうちは、マネをしても、金魚が死んでしまう可能性を高めるだけになります。

金魚の異常に気付きやすくなる

ライトを点灯することで得られるメリットとして2つ目は、金魚を観察しやすくなるということです。

水槽内が明るくなると、金魚の状態をよく把握することができます。

ですから、ちょっとした体表の異常にも、気づけるようになるのです。

金魚の病気は早期発見、早期治療が鉄則です。

ちょっとでも対応が遅れると、取り返しがつかないことになりかねません。

ですから、日々の観察が非常に重要で、金魚の状態が把握しやすいということは、金魚の健康を守っていくうえでとても大切なことなのです。

金魚が美しく見える

最後は単純に金魚の見栄えが良くなるという点です。

ライトがついている、ついていないとでは、金魚の美しさが変わります。

金魚も観賞魚ですから、せっかく飼育するのであれば、美しく見えたほうがいいですよね。

金魚の美しさを堪能できるような環境で飼育することで、より金魚に愛着を感じられるかもしれません。

金魚のライトの使用方法や留意点について

ここからはライトの使用時間、電気代はどれぐらいかかるか、そして使用時の留意点について書いていきます。

金魚のライトの点灯時間

金魚水槽のライトを点灯しておく時間は、1日8時間程度でいいでしょう。

日中の8時間、点灯してあげることで、金魚はメリハリを持って生活することができます。

しかし、ライトの点灯時間が長くなるほど、苔が発生しやすくなります。

苔は飼育水の汚れを餌にし、光によって増殖するからです。

なので、そのあたりもふまえて考えると、点灯時間は長すぎないほうがいいですね。

ライトの電気代はどれぐらい?

気になるのは電気代ですね。

毎日継続して使ってくことになるので、ランニングコストがどれぐらいかかるかはとても大切です。

しかし、実はライトにかかる電気代は、非常に安いです。

1ヶ月にかかるライトの電気代は、LEDだと60㎝水槽で約150円です(1日12時間点灯した場合)

たった150円で金魚の健康が守れて、美しく見えるのであれば、導入しない手はないと思います。

夜にライトを点灯するとストレスになる?

前述したとおり、ベテランの飼育者の中には金魚を早く大きく育てるために、夜間もライトをつけて餌をあたえることがあります。

たとえば、金魚の品評会に間に合わせるために、短期間で成長させる必要がある場合などに用いられる方法です。

ただし、この方法では、金魚はストレスを抱えることになります。

というのも、ライトをつけっぱなしにすることで、金魚が身体を休めることができなくなるからです。

また、体内時計もうまく働かなくなります。

なので、金魚が体調をくずしやすくなるのです。

ベテランのかたはそのあたりの加減をうまくしながら成長させることができますが、失敗すると命取りになる可能性があるため、やめておいたほうが無難ですね。

参考記事
金魚は寝る?睡眠時間や寝る時間、寝る時の姿は?【睡眠不足はダメ】

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金魚水槽にライトが必要な理由とは:まとめ

金魚水槽にライトが必要な理由について書きました。

ライトがなくても金魚を飼育することができますが、金魚の健康を守るためには、ライトは必須の道具です。

また、ライトで照らすことによって、金魚の魅力もさらにアップします。

なので、ぜひ設置してあげてください。

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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