水槽の購入を検討している人「金魚を飼うのに適した水槽が知りたい。アクアリウムをはじめようと思うんだけど、どんな大きさの水槽がいいんだろう?お得なセットもあるけど、どれぐらいのサイズ、セットを買えばいいのかわからない。おすすめの商品も知りたいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
金魚の飼育をするのに60cmの水槽を買うタイミングやシチュエーション、おすすめの60cm水槽セットについて書いています
こんにちは、せいじです。
10年以上前から60cm水槽セットで金魚を飼育しています。
さて、水槽を購入するタイミングで悩んでいる人はいませんか?
特に60cm以上の水槽を購入するとなると、それなりにお金もかかりますし、けっこうなスペースを取ることになるので、かんたんに飼育をやめることができなくなります。
とはいえ、金魚を飼育しやすい大きさとなると、60cm程度の水槽が必要になってくるわけで、頭を悩ませるところです。
本格的に金魚や魚の飼育をはじめるのであれば、60cmの水槽セットを購入することをおすすめします。
というわけで、今回は60cm水槽セットを購入するタイミングと、購入するべき商品について書いていきます。
60㎝水槽セットはどんなときに買うべき?
では、60cm水槽セットを購入するべきシチュエーションや、タイミング、そして60cm水槽のメリットについて書いていきます。
本格的な金魚飼育を楽しむなら60㎝以上
まず、60cm水槽のメリット、デメリットを整理し、導入の検討材料にしてもらえたらと思います。
60cm水槽のメリット
メリット
- 金魚を大きく育てることができる
- それなりの数の金魚を飼うことができる
- 安定した飼育環境を作りやすい
- コスパが良い
小さな水槽、容器でも金魚を飼うことができますが、大きく育てようと思ったら大きなスペースが必要になります。
最低でも60cmの大きさでないと、なかなか成長させるのはむずかしいです。
また、金魚は水を汚しやすい魚なので、小さな容器だと飼える数が1~2匹程度になってしまいます。
でも60cm水槽であれば、大きく育てない前提であれば6~8匹ほどは飼うことができます。
小さな金魚を少なく飼う、という環境から、大きく育てるか、小さな金魚をたくさん飼育するか、といった選択ができるようになりますね。
金魚を健康に飼育するにあたっても、60cm水槽はメリットがあります。
スタンダードな60cm水槽なら、水量は約60ℓです。
これぐらいの水量があれば、水の汚れに対する生物濾過が機能し、水槽内の環境を安定させることができます。
(水槽を安定さえる生物濾過の効果を知りたいかたは、金魚水槽のバクテリアの効果をわかりやすく解説をご覧ください)
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金魚水槽のバクテリアの効果をわかりやすく解説
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なので、金魚が病気になるリスクを下げることができます。
最後のメリットとしては、コストパフォーマンスです。
60cm水槽は販売数が多い分、生産量も増えて、値段が下がります。
なので、手に入りやすいのです。
その上商品が多いので、上質なものが多いですね。
60㎝水槽のデメリット
デメリット
- 本格的に場所を取る
- 水槽台が必要になる
- 飼育をやめにくい
メリットがたくさんある60cm水槽ですが、デメリットもあります。
60cm水槽の大きさになってくると、設置場所にはそれなりのスペースを取ることになります。
それに、稼働してしまったらかんたんに移動させることができません。
というのも、水槽に水を入れて、フィルターや砂利などの物品をセットすると、全重量が80kgほどになるからです。
ということは、置く場所も限られてきますし、専用の水槽台も必要になります。
「タンスなどの家具や玄関先の靴箱の上に置けばいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、非常にリスクが高いです。
なんせ、80kgの重さがありますから、専用の台でないと、置いた場所の破損の原因になったり、水槽自体が破損する可能性が高くなります。
そして、これだけ用意して「やっぱ飼育をやめよう」となった場合、保管場所にけっこうなスペースを割く必要が出てきます。
なので、60cm水槽を購入して飼育をはじめると、なかなかやめにくい、という状況が考えられますね。
私は所有する6台の60cm水槽中、5台を同時に購入しました。
このときはさすがに勇気がいりましたね。
これだけ水槽を増やすということは、一生モノの趣味にしないと取り返しがつかない、って思いましたから(笑)
今のところ、さらに広げていこうというモチベーションがありますので、大丈夫そうです(笑)
60㎝未満の水槽で良いケース
次のような状況であれば、15~30リットル程度入る水槽で十分かもしれません。
60cm未満の水槽が良いケース
- 子供が持ち帰った金魚を渋々飼育
- いつ死ぬかわからない
- 死んだらまた飼うかどうか微妙
これで60cm水槽を買ってしまうと、すぐに死んでしまった場合にとても困ることになりますからね。
小さな水槽セットで十分でしょう。
60cm水槽セットに含まれているものとそれ以外に必要な物
市販されている60㎝水槽セットには、金魚飼育をすぐにはじめられる基本的な物品が含まれています。
60cm水槽に含まれているもの
- 水槽
- フィルタ―
- 濾材
- 照明
- カルキ抜き
- バクテリア剤
- お試し用の餌
これ以外に60㎝水槽で金魚を飼育するにあたって、用意したほうが良い物品は次のものになります。
水槽セットに含まれない必要物品
- 水槽台
- 砂利
前述したように、60㎝水槽の大きさになると、水を張ったりした場合80㎏以上の重さになります。
なので、専用の水槽台を準備するようにしてください。
タンスなどに置くと、次のような問題が起こります。
家具などに置いた場合のリスク
- 家具などの破損
- 水槽の破損
80㎏の重量がずっとかかっていると、家具の劣化や破損につながります。
また、水槽を設置する場所が平らでないと、水槽に負荷がかかって割れてしまう恐れがあります。
室内で水槽が割れると大惨事になりますので、ぜひ水槽台の設置をおすすめします。
あと、水槽の底の敷く砂利も、ぜひ購入してください。
初心者のかたには特におすすめです。
なぜなら、砂利には次のような効果があるからです。
砂利の効果
- 水質が安定する
- 水槽の汚れが目立たない
底砂利は飼育水を浄化してくれるバクテリアが棲む場所になります。
なので、砂利を敷いた方が飼育水をきれいに保ちやすくなリます。
また、砂利を敷かないと、水槽の底の苔が目立つようになります。
ガラスの壁面であれば、マグネットクリーナーでかんたんに除去できますが、水槽の底の苔掃除は手間がかかるので、砂利を敷いてしまったほうが美観も損なわず、メンテナンスが楽になります。
ただ、定期的に砂利の中にたまる汚れを排出するようにしてください。
砂利の効果の詳細については、金魚に砂利は必要?効果やおすすめの砂利を紹介をご覧ください。
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金魚に砂利は必要?効果やおすすめの砂利を紹介
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60cm水槽で飼育できる金魚の数
飼育できる金魚の数としては、3~8匹ほどで、大きさによって幅があります。
金魚を大きく育てるのであれば、3~4匹程度に数をおさえておいたほうがいいですね。
小さい金魚をたくさん飼育したい場合は、4~6cmまでの大きさであれば、8匹ほどは可能です。
ただ、数が増えれば増えるほど、水換えの頻度を増やすなどの必要があります。
おすすめの60㎝水槽セット3選
ここからは、水槽セットを7個購入した私の経験を元に、おすすめの商品を紹介します。
参考になれば幸いです。
上部フィルターセットなら「ラピレスRV60GT LEDセット」一択
上部フィルターのセットであれば、GEXのラピレスRV60GT LEDセット一択でいいでしょう。
注目ポイントは次の通りです。
ラビレスRV60GTセット特徴
- 曲げガラス水槽
- 最強の上部フィルター
- ヒーター付き
曲げガラス水槽とは、前面の角がシリコン処理されている通常の水槽とはちがい、すべてガラスになっている水槽をいいます。
観賞する際に、かなり見やすいです。
あと、セットに入っている「グランデ600R」は、単体の上部フィルターの機能としては最強です。
濾過槽が広く、GEXの上部フィルター「デュアルクリーン600SP」と比較しても、水の浄化作用がワンランク上であることがはっきりとわかります。
あとはヒーターがセット内容に入っていることですね。
1年中自然な気温にで飼育するつもりのかたも、病気のときにはヒーターが治療に役立ちます。
なので、あって損はありません。
すべて単品で購入した場合とくらべて、約5000円安く購入できます。
安くはじめたい人には「アクアリスト600S観賞魚5点LEDセット」
60㎝水槽はほしいけれど、とにかく安く飼育をはじめたい、という人におすすめなのが、コトブキ工芸の「アクアリスト600S観賞魚5点LEDセット」です。
アクアリスト60Sセット特徴
- 値段がお手頃
- 最低限必要なものは入っている
- フィルターの機能も悪くない
ラピリスRV60GTとくらべるとお得感は落ちますが、魚を飼育するために必要な物品はそろっています。
上部フィルターのスーパーターボトリプルボックスも、問題なく水を浄化してくれます。
外部フィルターのセットが欲しい人には「ラウンドグラスアクアリウム600LEDセット」
上部フィルターではなく外部フィルターを使って、上からの鑑賞を楽しんだり、水草の飼育も楽しみたい、というかたには、テトラの「ラウンドグラスアクアリウム600LEDセット」がいいですね。
グラスアクアリウムセット特徴
- 曲げガラス水槽
- 外部フィルターのセット
こちらもラピレスRV60GTのセットと同じく、曲げガラス水槽となっています。
あとは、上部フィルターよりも濾過能力がアップする外部フィルターがセットされています。
フィルターの値段によって、2万円台と価格が上がってしまいますが、セットととしてはお得ですよ。
60㎝水槽セットはどんなときに買うべき?おすすめの商品も紹介:まとめ
60cm水槽のメリット、デメリットから、導入のタイミングやシチュエーション、そしておすすめのセットについて紹介しました。
金魚を本格的に楽しむのであれば、60cm水槽の導入をぜひおすすめしたいところです。
60㎝水槽であれば、金魚を大きく育てたり、それなりの数を飼育することができます。
また管理もしやすいので、金魚が病気になるリスクも少ないです。
いっぽうで、60cmの大きさになるとそれなりのスペースを取りますし、重量も増えます。
設置場所や、飼育をやめた場合の保管場所に困ることになります。
なので、メリット、デメリットを踏まえて購入を検討してみてください。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。