一人暮らしで金魚を飼おうと思っている人「一人暮らしに金魚の飼育が向いているかどうか知りたい。一人暮らしをしているんだけれど、金魚を飼育するのってどうなのかな?お世話とか近隣への影響とか考えた場合に飼育できるものなの?また、ペットとして飼育する喜びって得られるのかな?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、一人暮らしをしている人で、なにかペットを飼いたい、と思っている人も多いと思います。
とはいえ、犬や猫は散歩やご飯の準備など、なかなかお世話が大変ですよね。仕事をしていると長時間ほったらかしになってしまうというところも、飼育するのに二の足を踏むところでしょう。ペット禁止の部屋も多いですしね。
そんなあなたにおすすめのペットが、金魚になります。金魚であれば、犬や猫にくらべて世話の負担が少なく、またほったらかしになることもそれほど気にする必要がありません。また、ペット禁止のマンションなどでも、観賞魚ならOKというところも少なくありません。
そして、なによりペットとしての癒しや喜びを提供してくれます。
というわけで、今回は一人暮らしのペットに金魚がおすすめの理由について解説します。
一人暮らしのペットには金魚がおすすめである理由
では、一人暮らしのペットに金魚がおすすめである理由について見ていきましょう。
まとめると次のようになります。
一人暮らしのペットに金魚がおすすめである理由
- 鳴き声や臭いの心配がない
- 世話の手間がかからない
- 飼育費用が安価
- 癒しをあたえてくれる
それぞれ掘り下げていきます。
金魚は鳴き声や臭いの心配がない
一人暮らしの場合、仕事などで家を空けることが多く、ペットをあまりかまってあげられないことが多いでしょう。犬や猫であれば、寂しさからストレスが溜まって大きな声で鳴いたりすることがあります。
大きな声で鳴かれると、近所迷惑になってしまいますよね。トラブルに発展してしまう可能性があるので、避けたいところです。
その点、金魚は鳴くことがありません。ですから、近所に迷惑をかける、といった心配も必要ありません。
鳴き声の他にも、犬や猫などは、世話を怠ると排泄物が溜まって臭いを発することがあります。きつい臭いも近所迷惑になりますよね。
でも、金魚であれば、水槽が少々汚れていても、正常な水の状態であれば臭いを発することはほぼありません。
汚れがひどすぎると苔の臭いやアンモニア臭が発生することがありますが、それ以外は近所に迷惑をかけるような臭いが発する心配は皆無です。
ご近所に迷惑をかける心配がないのは、ペットとして飼いやすいポイントになりますね。
世話の手間がかからない
「金魚って水換えが大変でしょう?だから、金魚の飼育って大変ですよね」そう思っている人が多いようですが、犬や猫などのペットとくらべると、金魚の飼育の手間はかなり少ないです。
通常の金魚の世話で必要なことをまとめると、次のようになります。
金魚のお世話
- 餌やり:毎日
- 水換え:2週間に1回
- 苔取り:2〜3日に1回
餌やりは、人工餌であれば水槽にパッと入れるだけ、10秒もかかりません。水換えはたしかに大変かもしれませんが、2週間に1回の頻度です。
水槽のガラス面に付着する苔取りについては、マグネットクリーナーを使用すれば手を濡らさずに1〜2分で実施することができます。
水槽掃除に便利!マグネットクリーナーを徹底比較【手が濡れません】
犬のように散歩に連れていく必要もないですし、うんちをしたらすぐにトイレを取り替えないと臭いで困る、なんてこともありません。
かなり手間のかからないペットと言えるでしょう。
費用が安価
飼育に必要なランニングコストが低いというのも魅力ではないでしょうか。金魚はかなり安上がりで飼育することができます。
金魚の飼育にかかってくる費用をまとめると、次のようになります。
金魚の飼育で必要なコスト
- フィルターの電気代
- 照明器具の電気代
- 餌代
- 水道代
電気代は、ヒーターさえ使用しなければ月に500円もかかりませんし、餌代も月に換算すると数十円です。
水換えのために水道代が必要になってきますが、こちらも500円ほどで済みます。ですから、水槽を1台稼働させて金魚を飼育しても、月に1000円もかからないのです。
かなりお手軽なペットと言えるでしょう。
癒しをあたえてくれる
飼育の手間が少ない金魚ですが、ペットとして人に十分な癒しをあたえてくれます。なぜなら、金魚は犬や猫と同じように、人間になつくからです。
たとえば、餌の時間や餌をくれる人物を覚え、その人物を見ると餌がもらえると思ってガラス面の方によってくるのです。
そして、餌をおねだりするような姿を見せるんですね。その姿はとてもかわいらしく、癒しをあたえてくれますよ。
犬、猫のように直接触れることができない点はマイナスかもしれませんが、それでも、想像以上の癒しをあたえてくれることはまちがいありません。
ペット不可の物件でも飼育できる?その他トラブルへの対処方法など
ここからは、金魚を飼育するにあたって注意点を見ておきましょう。ここでいう注意点とは、金魚飼育のコツなどではなく、金魚を飼育することで起こり得るトラブルの注意点ということになります。
金魚の飼育が可能かどうか、事前に確認する
多くの人は賃貸住宅に住んでいると思います。ペット不可になっているところも少なくありませんよね。
で、ペット不可だけれど、金魚などの観賞魚なら大丈夫なのでは?と考える人もいるでしょう。
実際に、犬や猫などはダメでも、観賞魚であればOKという家も少なくありません。判断については、それぞれの大家さんによって異なってくるようです。
ただし、勝手に大丈夫だろうと考えて飼育するのはやめておいた方がいいですね。必ず事前に確認してから飼育するようにしましょう。
万が一、禁止なのに飼育してしまっていると、即退去しなければならないと言った事態が起こりかねません。
きちんと確認を取るようにしておいてください。
エアポンプなどの音への対策をしておく
金魚は鳴いたり、暴れたりして近所に迷惑をかける恐れはありません。しかし、金魚を飼育するためにはフィルターやエアポンプが必要になります。
フィルターやエアポンプは音や振動が発生する場合があります。近所迷惑にならないよう注意してください。
最近は物が良くなっていて、静音仕様になっているタイプがほとんどです。ただ、正しく使用すれば静音でも、置き方が悪かったりするとすごい音を立てることがあります。
ですから、正しく使用するようにしてください。
臭いで迷惑がかからないようにする
臭いについても、金魚は正しく管理すればほとんど発しませんが、水槽内の環境が悪化していると臭いを発することがあります。
たとえば、蒸発によって水槽の水が減ってくると、苔などが空気に触れる状態になります。苔などが空気に触れる状態になると、かなり強い臭いを発するようになります。
その臭いは服につくほどで、洗濯しないと取れないんですよね。
飼育環境によると思いますが、くれぐれも迷惑がかからないようにしましょう。
一人暮らしのペットには金魚がおすすめである理由:まとめ
一人暮らしのペットには金魚がおすすめである理由について書きました。この記事をまとめます。
一人暮らしのペットに金魚が向いている理由
- 金魚は鳴き声や臭いの心配がない
- お世話の手間がかからない
- 飼育費用が安価
- 癒しをあたえてくれる
金魚はペットとして、本当に癒しをあたえてくれます。そして、その効果は科学的にも証明されています。
金魚が人にもたらす効果の詳細については、金魚にはリラックス効果がある!ペットとしてもらたらす効果とはをご覧ください。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。