メダカの共食について知りたい人「メダカの共食いについて知りたい。どうしてメダカって共食いをするの?理由や原因ってなんだろう。また防止する方法はあるのかな?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
メダカが共食いをする原因と、防止対策について書いています
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった水の中で生活する生き物を主に飼育しています。
さて、メダカは共食いをするのをご存知でしょうか?メダカ同士で食べあってしまうのです。
とはいえ、大きく成長したメダカが食べあうことは基本ありません。例外として、死んだメダカを食べてしまうことはありますが、生きたまま食べて殺してしまうということはないです。
では、どのようなシチュエーションで共食いが発生するのか、まとめると次のようになります。
共食いが発生する場面
- 親魚と卵を同じ容器で飼育している
- 親魚と稚魚を同じ容器で飼育している
- 大きさが極端に異なる個体同士
共食いが発生する原因は、メダカの性質にあります。
メダカには雑食性があり、口の中に入るものはすべて餌として食べようとするんですね。いったん口に入れて、食べられたら食べますし、食べられなかったら吐き出します。
ですから、メダカにとって、稚魚や卵を食べることに共食いの認識はなく、口に入って食べられたから食べた、という感覚なのでしょう。
というわけで、今回はメダカの共食いの原因や理由と、防止方法について解説していきます。
なぜメダカは共食いをする?原因や理由と対策について解説します
では、メダカが共食いする原因や理由について書いていきます。
メダカが共食いをする原因の前提として、メダカの性質が関わっています。そのあたりをふまえながら見ていきましょう。
メダカは口に入るものはみんな餌という感覚
メダカが共食いをしてしまう理由は、とりあえず口の中に入る物は入れてみて、食べられたら食べる、という性質にあります。
メダカは雑食性で、口に入って食べられるものは、なんでも食べてしまうのです。
ですから、メダカ当人には共食いをしているという感覚はなく、口に入って食べられたから食べた、と思っているのではないでしょうか。
メダカにとって稚魚や卵は食べ物になる
口の中に入る大きさで、食べられるものは全部食べるという感覚は、自分がお腹を痛めて産んだ卵や稚魚に対しても例外ではありません。
なので、メダカが産卵した場合、親魚と卵をそのままいっしょに飼育しておくと、親魚が卵を食べてしまうのです。
そして、仮に食べ残した卵が幸いにも孵化し、稚魚が誕生したとしても、その稚魚も親魚の餌になります。
メダカは成魚同士では共食いをしない
逆にいうと、口の中に入らないものは食べられないため、成魚同士であったり、同じ大きさの稚魚同士であれば共食いは発生しません。
たとえば、カマキリを同じかごで飼育していると、かなりの確率で共食いが発生します。そこには大きさなど関係ありません。
しかし、メダカではなんとしてで食ってやる、といった意思はないのです。
だから、口に入らない大きさのメダカを食べることはないんですね。
この点からも、メダカが意図的に同種を食べているわけではないことがわかりますね。
メダカの共食いを防止する方法
ここからは、メダカの共食いを防止する方法について書いていきます。
飼育環境を改善してあげるだけで、メダカの共食いはかんたんに防ぐことができます。
飼い主として、愛するペット同士が食べ合うのは見たくありませんよね。ですから、きちんと環境を整備してあげてくださいね。
成魚と稚魚、卵をいっしょに飼育しない
メダカが産卵をしたら、すぐに成魚と卵の容器を分けるようにしてください。そうすれば親魚が卵を食べてしまうのを防ぐことができます。
また、卵が孵化したからといって、稚魚をすぐに親魚と同じ容器に入れないでください。
感動の親子の対面にならず、親魚のお食事タイムになってしまいます。
稚魚が親魚の口に入らない大きさに成長するまでは、別々の容器で飼育しましょう。
大きさのちがう稚魚をいっしょに飼育しない
共食いが発生するのは、成魚と稚魚の間だけではありません。稚魚同士でも発生することがあります。
大きさがちがう稚魚同士だと、口にはいってしまうからです。
なので、別時期で生まれた稚魚同士をいっしょに飼育することは避けましょう。
もちろん、大きさがある程度同じタイミングで生まれた稚魚同士であれば問題ありません。
判断のポイントは、口の中に入る大きさかどうかです。
隠れ家を用意する
どうしても大きさのちがうメダカを同じ容器で飼育する必要がある場合は、隠れ家にできる場所を作ってあげてください。
たとえば、隠れられるような水草を入れるのもひとつの解決策になります。
とはいえ、100%防ぐことができるわけではないので、共食いが発生してしまう覚悟は必要になります。
死んでしまったメダカはすぐに水槽から取り出す
成魚同士の場合であれば、死んでしまったメダカを食べてしまうことがあります。
死んだメダカの場合は、ついばみながら死骸を食べていくんですよね。飼育者としては、とてもじゃないですが見ていられる光景ではありません。
また、メダカが弱り始めると、完全に死んでしまう前からつついたりしてちょっかいをかけるようになります。
ですから、調子の悪いメダカが発生したら、別容器に隔離するようにしてください。
そのままにしてつつかれ続けると、どんどん衰弱していくことになるからです。
隔離をして治療をすれば、回復する可能性もありますからね。
メダカは共食いをする!原因や理由と対策について解説します:まとめ
メダカが共食いをする原因と予防方法について書きました。
記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 共食いをするのは、口の中に入る大きさで食べられるものはみな餌という感覚だから
- なので卵や稚魚を食べてしまう
- 共食いを防止するためには、親魚と卵、稚魚は別容器で飼育する
- 稚魚同士の大きさのちがいにも注意
- 隠れ家を用意して回避
- 死んだメダカも共食いの対象、すぐに容器から取り出す
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。