金魚の飼い方

金魚鉢の金魚のエアレーションはどうするべき?

2021年2月11日

金魚鉢にエアレーションをしていいか悩む人「金魚鉢で金魚を飼育したいと思っている。通常、金魚の飼育はフィルターやエアレーションをするよね。金魚鉢はとても小さいから、フィルターを設置するのはむずかしいけれど、エアレーションだけでもしたほうがいいかなと思っている。実際どうなのかな?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

金魚蜂にエアレーションをどうするべきかについて書いています

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上しており、奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚鉢で金魚を飼育する場合、気になるのがエアレーションの有無だと思います。

金魚を元気に育てるためには、エアレーションをしたほうがいいですね。

エアレーションをするべき理由

  • 酸素が供給できる
  • 水が循環することによって活性化

ただ、小さな金魚鉢の場合は、エアレーションが金魚を苦しめる可能性があります。

というわけで、今回は金魚鉢で金魚を飼育する場合、エアレーションはどうしたら良いのかについて解説していきます。

金魚鉢の金魚のエアレーションはどうするべき?

まず、金魚鉢で飼育する場合、エアレーションが金魚にどのような影響をあたえるかについて見ていきます。

そして、エアレーションがうまくできる環境づくりについても書いていきます。

水流が発生し金魚に負担がかかる

水の中で気泡を発生させるエアレーションは、水流を発生させます。

大きな水槽であれば、水流が金魚にあたえる影響はさほど大きくありません。

しかし、金魚鉢ほどの大きさだと、水流から逃れることができないため、金魚が弱ってしまうのです。

金魚は止水性、つまり水の流れがない、もしくは流れがゆるやかな環境を好みます。

なぜなら、他の魚類とくらべて泳ぎが苦手だからです。

水流が強いと、その流れに流されないようにするために泳がなければなりません。

泳ぎが得意だとさほど苦にならなりませんが、苦手だとかなりの負担を強いられることになります。

そして、負担が蓄積すると金魚は衰弱し、死んでしまうことになるのです。

エアをしぼったらポンプに負担がかかる可能性

では、エアポンプの強さを弱めたらどうでしょうか?

エアポンプに分岐をつけて、エアをしぼると、エアレーションを弱めることができます。

エアをしぼるとは、吹き出し口の広さを調節し、小さくすることでエアの量を少なくするのです。

しかし、エアをしぼるとエアポンプに負荷がかかることになります。

エアポンプが出そうとするエアを強引におさえることになるからです。

短期間でエアポンプがつぶれてしまうことがあるので、注意が必要です。

エアレーションをする場合は複数の金魚鉢にする

エアレーションをゆるめつつエアポンプに負担をかけないようにするには、分岐を使って複数の金魚鉢にエアを供給するのが良いでしょう。

こうすれば、エアポンプのエアをおさえずに、金魚鉢1つあたりのエアレーションを弱めることができます

いちばん小さな容量のエアポンプを準備し、3つぐらいの金魚鉢にエアを供給する形にしてください。

そんなにたくさんの金魚は飼いたくないよ、という場合は、水換え用の水の入った鉢や容器にエアだけ供給しておくのでもいいでしょう。

金魚がいなければエアの容量を気にする必要がないので、金魚のいる金魚鉢に合わせて調整することができるようになります。

金魚鉢にエアレーション以外で酸素を供給する方法

ここからはエアレーション以外の方法で、金魚鉢に酸素を供給する方法を考えていきます。

通常は毎日の水換えによって、飼育水の汚れの排出と、酸素がたっぷりとふくまれた水を供給をします。

さらに酸素を供給しておきたいという人は、参考にしていただければと思います。

間口の広い金魚鉢を使用する

ひとつ目は、酸素が飼育水に自然に溶け込みやすい環境を作る方法です。

酸素が水に溶け込む入口は、水面からになります。

水面が空気にふれる面積が多いほど、溶け込む酸素の量が増えます。

ですから、間口の広い金魚鉢を使用するようにしてください。

酸素石を使う

市販されている酸素石を使用するという方法もあります。

酸素石とは酸素を出してくれる石で、水中に入れておくと勝手に酸素を供給してくれます。

電気を使わず、そして強い水流を発生させることなく酸素を供給してくれるのです。

1ヶ月ほどで交換する必要があり、手間とコストがかかりますが、酸欠の心配をなくすことができます。

ストローでぶくぶくする

ストローを使って飼育水に酸素を供給することもできます。

息を吹き込んでぶくぶくすることで、飼育水に酸素が取り込まれるのです。

ぶくぶくは水面を揺らします。

水面を揺らすと、水面が酸素とふれる面積を増やすことができます。

つまり人工的にエアレーションの作用を発生させるわけです。

これを1日に1回するだけでも、酸素不足になるリスクを軽減することができます。

参考記事
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金魚鉢の金魚のエアレーションはどうするべき?

金魚鉢で金魚を飼育する場合のエアレーションについて書きました。

エアレーションは基本、金魚鉢で使用することはむずかしいです。

しかし、工夫をすることで設置できるようになります。

そのほかにも、エアレーション以外で酸素不足を解消する方法をまとめました。

ご自身の環境に合わせて実施してみてください。

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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