メダカの病気など

メダカが痩せる原因は病気?対策や治療について解説します

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メダカが痩せる原因が知りたい人「メダカが痩せる原因が知りたい。メダカを飼育しているんだけれど、なんでかどんどん痩せていくだよね。痩せてしまう原因ってなんなんだろう。どうやったら改善できるかな?」

こんな悩みを解決します

この記事の内容
メダカが痩せる原因や対策について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった水中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカを飼育している中で、なぜかだんだん痩せてきてしまって心配している、という悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

もちろん、メダカが健康な状態で、正しく飼育していれば痩せてしまうことはありません。しかし、飼育環境が悪かったり、飼育方法をまちがえていると、メダカが痩せ細ってしまうことがあるんですね。

そして、環境が改善されないままだと、最悪死んでしまうことになります。

メダカが痩せてしまう具体的な原因をまとめると、次のようになります。

メダカが痩せてしまう原因

  • 餌が不足している
  • 餌をあたえすぎている
  • 光が不足している
  • 水流が強すぎる
  • 生まれつきの体質
  • 水質の悪化による影響
  • 水温が高すぎる
  • 寿命が近い

これらの中から当てはまる原因を1つずつ改善していくことで、痩せるのを防ぐことができます。

というわけで、今回はメダカが痩せてしまう原因と対策について解説していきます。

メダカが痩せる原因は病気?対策や治療について解説します

では、メダカが痩せてしまう原因について見ていきましょう。

中にはどうしようもないものもありますが、知ることでその後どのようにしてあげればいいかがわかります。

餌が不足している

メダカが痩せる原因として、まずあげられるのが餌不足です。つまり、痩せてしまうのは栄養不足ということになります。

本来、メダカはそれほどたくさんの餌をあたえなくても、生きていくことができます。しかし、極端に餌が少ない状態だと、当然痩せてしまうことになるんですね。

メダカを健康に育てるポイントとして、餌をひかえめにしたほうがいいというのがありますが、これはあくまでもひかえめであって、少なすぎてもメダカの健康に悪影響を及ぼします。

餌をあたえすぎている

逆に餌をあたすぎている場合も、痩せてしまう原因となります。消化器官への負担が大きすぎて支障をきたし、餌が食べられなくなったり、食べてもしっかりと栄養を吸収できなくなるからです。

いわゆる、消化不良を起こしてしまって、下痢や便秘を発症するんですね。

メダカには胃がありません。ですから、消化器官が弱く、そして消化能力が低いんですね。その上で食べ過ぎが続くと、ダメージによって機能しなくなり、痩せてしまうということです。

光が不足している

光の不足も、痩せてしまう原因のひとつです。なぜなら、メダカの生活リズムがくずれてしまうからです。

メダカも人間と同じように、生活リズムが健康に影響します。明るいときに活動的に動き、暗くなったら休む、そのようなメリハリのある生活が、健康には必要なのです。

ところが、光が不足すると、そのリズムが取れなくなります。

その結果、痩せてしまうことになるのです。

また、光を浴びることそのものが、メダカの健康にプラスに働きます。

室内で飼育する場合は、自然な太陽の光を浴びることができません。ですから、照明のオン、オフによってメリハリをつけたり、光を浴びる機会を作ってあげてください。

水流が強すぎる

水槽内の水流が強すぎる環境でも、メダカが痩せてしまうことになります。メダカは水流に抗う性質を持っているからです。

強い水流がずっと続くような環境だと、常に水流に抵抗しなければならず、メダカは体力を消耗してしまいます。そして、痩せてしまうことになるのです。

さらにその状況が続くと、衰弱して死んでしまうこともあります。

投げ込み式フィルターであればエアを弱める、上部フィルターなら水の吐き出し口の角度を調整して、メダカへの影響を減らしてください。

生まれつきの体質や奇形による

生まれもった体質や奇形、障害によって太れない個体もいます。

たとえば、虚弱体質であったり、口に奇形があって餌をうまく食べられなかったりといった具合ですね。また、食べても太れない体質の子もいます。

生まれつきのものについては、残念ながら対処しようがありません。

寿命をまっとうできるように、飼育してあげてください。

水質の悪化による影響

水質が悪化すると、メダカが餌を食べなくなり、痩せてしまうことがあります。

たとえば、飼育水の中のアンモニア濃度が高くなっていたり、水質が酸性に大きく傾いていると、ストレスによって食欲が低下し痩せてしまいます。

適切に水換えをして、ストレスを軽減してあげてください。

水温が高すぎる

真夏の高水温の環境でも、メダカは痩せてしまうことがあります。

高水温になると、メダカは夏バテのような状態となり、食欲が低下するからです。

また、暑すぎることでメダカが消耗してしまい、それも痩せる原因となります。

寿命が近い

寿命が近くなったメダカは、徐々に痩せていきます。

生きとし生けるもの、最後は老衰によって食べられなくなり、そして痩せて死んでいくのです。

配慮としては、他のメダカと別の容器に移し、穏やかに生活できる環境を作ってあげてください。

ちなみに、メダカの寿命は1〜5年ぐらいとされています。飼育環境などによって幅が広くなっています。

寿命に影響する要素などの詳細については、メダカの寿命はどれぐらい?死ぬ原因や長生きさせるコツは?をご覧ください。

メダカが痩せるのを防ぐ方法

ここからは、メダカが痩せるのを防ぐ方法について書いていきます。

前述したような状況を改善することが、メダカが痩せるのを防ぐことにつながります。

飼育環境の整備をする

メダカが痩せないようにするためには、メダカが健康に生活できる環境整備をする必要があります。

まとめると、次のようになります。

必要な飼育環境の整備

  • 定期的な水換えによる水質保持
  • 水温の上昇を防ぐ(35℃を超えないように)
  • 生活リズムを守るために照明を活用
  • 強すぎる水流の改善

これらの改善により、メダカが痩せない環境づくりをすることができます。

適切に餌をあたえる

餌のあたえかたも重要です。適切な餌やりによって、メダカが痩せたり、病気になることを防ぐことができるからです。

逆に、まちがった餌やりは、メダカを殺してしまうことにもなります。

基本的な餌やりとしては、1日1〜2回、3〜5分で食べ切れる量をあたえてください。

ただし、水温によっても調整する必要があります。

詳細については、メダカの餌やりの頻度や量、餌のあたえかたについてをご覧ください。

あきらめる必要がある場合も

残念ながら、痩せるのを食い止めることができない場合もあります。たとえば、先天的な問題であったり、病気などが重症化している場合です。

このような場合は、最後までできる限り良い環境で過ごせるようにしてあげてください。

塩浴によって体調を回復する

水質の悪化や、餌の食べ過ぎなどによって体調をくずしている場合、塩浴を実施することで回復することがあります。

塩浴とは、飼育水に塩を投入して、0.5%前後の塩水にすることです。

そこで過ごすことで、メダカの自然治癒力が向上し、体調が回復する可能性があるのです。

メダカが痩せる原因は病気?対策や治療について解説します:まとめ

メダカが痩せる原因と、対策や治療について書きました。

この記事をまとめます。

メダカが痩せる原因と対策

  • 餌を適切にあたえる
  • 水質や水温、光などの環境整備
  • 状況によっては看取りをするケースも

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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