旅行中の金魚の飼育に悩む人「旅行中の金魚の飼育ってどうしたらいいのかな?具体的には餌やりがメインなんだけど。あと真夏だと、一日中家を閉め切ったら部屋がかなりの高温になると思うんだけれど、水温って大丈夫なのかな?」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さてみなさん、旅行は好きですか?
旅行となると、当たり前ですがしばらく家を空けることになります。
その際、金魚の飼育はどうしたらいいのでしょう?
最近は犬、猫であればペットがいっしょに泊まれるホテルや民宿があって、連れていくことができますよね。
その他にもペットホテルに預ける、という手段をとることもできます。
しかし、金魚となるととてもじゃないですが連れていくことはできません。
そもそも、連れていきたいと思う人もいないでしょう。
そして、預かってくれるところもほぼありませんよね。
預けるのにも一苦労ですし、リスクが高いです。
とはいえ、実はそれほど深刻な問題になりません。
というのも、金魚は放っておいても大丈夫だからです。
数日であれば餌もあたえないでOKです。
というわけで、今回は旅行時の金魚の餌やりや飼育について解説していきます。
【金魚】旅行中の餌やりや夏場の水温が心配!どうしたらいい?
では、旅行中の金魚の餌やりなど、世話をどうすればいいかについて書いていきます。
まずは旅行に行く直前に厳禁なこと、それから餌やり、あとは夏場の高水温対策について掘り下げていきます。
旅行に行く直前の水換えは控えよう
旅行に行く前にさけたほうがいいこととして、水換えがあります。
水換えによって、水槽の環境が急激に変わったり、金魚に異変が発生する可能性があるからです。
たとえば、次のようなことが考えられます。
金魚の水換えは、飼育においてとても大切な作業です。
なぜなら、飼育水の悪化は金魚にダイレクトに悪影響をあたえるからです。
しかし、いっぽうで金魚にとっては急激な環境の変化にもなります。
水質や水温の変化が起こるからですね。
急な変化に弱い金魚は、水換えによって体調をくずしたり、病気になってしまう可能性があります。
また、水槽の中のバクテリアに異常が発生するリスクもあります。
バクテリアは水槽の水を浄化する生物濾過の役割を担ってくれますが、水換えなどの拍子に突然バランスがくずれることがあります。
生物濾過のバランスがくずれると、水の浄化作用が低下し水質が悪化します。
水質が悪化すると、金魚はストレスを感じ、免疫力の低下をまねきます。
そして、病気になってしまうことがあります。
異変が発生している最中に旅行に行っていると、適切に対応することができません。
ですので、水換えは最低でも旅行に行く3日前には済ませておきましょう。
そうすれば、異常が発生しても対応することができます。
旅行中の金魚の餌やりは?
さて、旅行に行っている間、金魚の餌やりはどうしたらいいでしょう?
家族や友人などにお願いして餌をあげてもらう、というのもひとつの方法ですが、結論から言って1ヶ月を超えるような旅行でなければ、餌をあたえなくても大丈夫です。
金魚は1ヶ月ぐらい餌をあたえなくても、餓死したり弱ってしまうことはないからです。
金魚は大食漢ではありますが、実は生きていくのにそれほどエネルギーを必要としません。
ですから、餌をしばらくあたえなくても死ぬことはないのです。
どうしても心配!という人は、フードタイマー(自動給餌気)を使うといいでしょう。
フードタイマーであれば、時間をセットするだけで毎日自動で餌をあたえてくれます。
普段の飼育でも便利に使える代物なので、持っていない人は旅行を機に購入するのもありでしょう。
なお、フードタイマーにはいろいろな種類があります。
デジタルのものやアナログタイプ、給餌をセットできる回数、そして水槽への設置方法などものによって異なるので、自分の環境になった商品を選ぶ必要があります。
金魚の餌やりに便利なフードタイマーとは?【おすすめ商品あり】の記事にそのあたりを詳しく解説しています。
また、私が実際に使用したうえでおすすめの商品についても紹介していますので、ぜひご覧ください。
水槽の照明のオンオフは?
屋内で金魚を飼育する場合、基本的に照明を設置しますよ。
金魚の場合、水槽の照明は重要な役割を持っています。
朝に点灯して、日が沈む夕方から夜にかけて消灯することによって、金魚の生活リズムを整える効果があるからです。
生活リズムが整うことで、金魚の身体を守る免疫力を維持することができます。
とはいえ、数日点灯しない日が続いたからといって、金魚がすぐに病気になるわけではありません。
ですから、餌をやらなくていいのと同様、短期間であれば照明もつけなくて大丈夫です。
ただし、もしフードタイマーを使って餌をあたえるのであれば、照明はつけたほうがいいです。
暗い環境では 消化能力が低下するからです。
なので、その場合は自動で電源のオン、オフができるタイマーを使用するといいでしょう。
値段も手ごろで、旅行以外でも便利に使えるため、買って損はありません。
夏場に水温が上昇するのが心配
真夏に家を留守にし、ずっと閉め切った状態だと水温が上がりすぎないか心配、というかたもおられるかもしれませんね。
しかし、住んでいる地域にもよりますが、これについてもあまり心配する必要はありません。
なぜなら、金魚は40℃ぐらいまでなら適応することができるからです。
ですので、そのまま出かけたとしても特に問題ないでしょう。
ただし、酸欠には注意が必要です。
水温が高いほど、水中に酸素が溶け込む量が少なくなるからです。
なので、念のためエアレーションを設置しておくといいですね。
あと、どうしても水温の上昇をおさえたいというかたは、水槽用のクーラーやファンを設置するという手もあります。
クーラーは少し値段がはりますが、水温が上がりすぎないよう確実にコントロールすることができます。
クーラーやファンもふくめ、夏場の水温を下げる方法については、夏の暑さ対策!金魚水槽の水温を下げる方法10個をご覧ください。
旅行中に金魚がどうしても気になる人へのおすすめアイテム
留守にしている間の金魚の様子が気になってしかたがない、そんな金魚にどっぷりとはまっている人もいるかもしれません。
そんな人におすすめなのが、外出先からでも金魚の様子を確認することができる、監視カメラです。
持っているスマホでリアルタイムで金魚の様子を確認することができるので、とても便利ですね。
ただ、観賞魚用の商品がないことと、なにか異変があったとて旅行先からではなにもできないという問題はあります。
こちらの商品も犬用に作られています。
離れていても話しかけられたり、遠隔操作で餌をあたえることもできます。
他にも写真撮影ができるなど、なかなか便利な機能がそろっています。
いっぽうで、金魚飼育ではそれほど活躍できない機能でもありますが。
少なくとも、外出先から金魚の健康を確認することができます。
【金魚】旅行中の餌やりや夏場の水温が心配!どうしたらいい?:まとめ
旅行中の金魚の世話について書きました。
金魚は、健康な状態であればあまり世話に手を取られない生き物です。
ですから、ちょっとした長期の旅行も気兼ねなく行くことができますね。
金魚飼育を楽しみつつ、自分の生活も楽しむことができます。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。