金魚の飼い方

金魚水槽の水の濁り、茶色く黄ばむ原因と対処方法を解説

2020年7月31日

金魚水槽の水が茶色くなって困っている人「金魚の水槽が茶色く黄ばんでくる原因と対処方法が知りたい。水換えをしてしばらくすると、透明だった水が茶色っぽく黄ばんでくるんだよね。原因はなにかな?放っておいても大丈夫?対処方法を知りたい」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

金魚水槽の飼育水が茶色く黄ばんでくる原因と対処方法について書いています

こんにちは、せいじです。

金魚飼育歴10年以上、日本一の金魚の生産地、奈良県大和郡山市から、金魚マイスターの認定をもらっています。

金魚の観賞にあたっては、やはり透明の澄んだ水が一番ですよね。

水槽の中がきれいに見えますし、金魚も映えます。

しかし、しばらくしてくると、水が茶色がかってくるというか、黄ばんでくることがあります。

この原因のひとつは、金魚の排泄物や餌による汚れです。

黄ばみなどの濁りを解消するためには、水換えをするか、吸着濾過を使うか、汚れをおさえるようにするか、という選択肢が考えられます。

というわけで、今回は金魚水槽の水が茶色く濁ってくる原因と、対処方法について書いていきます。

なお、飼育水の白濁りの原因や対処方法について知りたい方は、金魚水槽の白濁りの原因を徹底解明、濁りを除去する方法とはをご覧ください。

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金魚水槽の水の濁り、茶色く黄ばむ原因とは?

金魚水槽の水が茶色くなる、黄ばんでしまう原因について書いていきます。

考えられる原因は3つです。

ひとつ目の原因は金魚に害が及ぶもので、対応が必要なケース、あとの2つは金魚に害がなく、そのままでも大丈夫です。

では、それぞれ掘り下げていきます。

金魚の排泄物や餌による(餌のやりすぎ注意)

金魚水槽の茶色の濁りの原因ひとつ目は、金魚の排泄物や餌による汚れです。

金魚に餌をあたえることで、飼育水に餌の成分が溶けだしますし、餌を食べれば金魚は糞をします。

ある程度であればしかたないことではあるのですが、水換えして透明になった飼育水が、すぐに黄ばんでしまうようなら注意が必要です。

なぜなら原因は汚れなので、金魚にとって有害となる可能性があります。

念のため、次の点をチェックしてください。

黄ばむ水槽のチェックポイント

  • 餌の食べ残しがないか
  • 排泄物が大量に発生していないか

チェック項目が該当するようであれば、金魚にとって有害な物質が飼育水に蔓延する可能性があるため、改善が必要となります。

流木による影響

水槽に装飾品として流木を設置している場合、流木の色素が溶けだして、飼育水が茶色がかったり黄ばんだりすることがあります。

この場合は特に金魚に害はありません。

ただし、観賞的にはマイナスになります。

照明の光の色による

観賞魚用ライトの蛍光灯の色合いでも、水槽内が黄色がかって見える場合があります。

たとえば、蛍光灯の光が電球色の場合、光自体が黄色がかっているので、水槽内も同じような色合いになります。

この場合も金魚の健康に影響はありません。

金魚水槽の水の濁り、茶色く黄ばむときの対処方法

ここからは、金魚水槽が餌や糞の汚れによって茶色く濁ったり、黄ばんでいる場合の対処方法について書いていきます。

水換えをする

一番手っ取り場合解決方法は、水換えになります。

水換えをすることで、新水の透明感ある水の色合いに戻すことができます。

前回の水換えから1~2週間経過して水の色が変わる場合は、金魚の健康にとおいても水換えが必要な状態と考えられるので、実施するようにしてください。

金魚の数を減らす

水換えしてもすぐに水が茶色く濁ってしまう場合、飼育している金魚の数が多すぎることが考えられます。

金魚を多く飼育すればするほど、水の汚れは早くなります。

なので、水槽の金魚の数を見直すようにしてください。

目安としては、60cm水槽、上部フィルター使用の環境で、3~6匹程度です。

幅があるのは、金魚の大きさによるからです。

4~5cm程度の金魚であれば、6匹ほど入れても大丈夫ですが、そこから大きくしようと思うのであれば、3匹程度におさめておくほうがいいですね。

その方が金魚も効率よく成長してくれます。

餌の量を減らす

水が茶色く濁る原因のひとつとして、餌のあたえすぎが考えられます。

餌のあたえすぎによる濁りについては、2パターン考えられます。

餌の与え過ぎによる濁り

  • 餌の食べ残しが発生している
  • 餌をたくさん食べることにより糞が多量に発生している

いずれも餌の量を見直すことにより、濁りをおさえることができます。

吸着濾過を使う

飼育水の茶色、黄ばみを取るにあたっては、活性炭やゼオライトなどの吸着濾過を使うのも有効です。

活性炭やゼオライトは、水槽の汚れの元となる成分、たとえばアンモニアや亜硝酸、そして餌の食べ残しによる汚れを吸着して取り除いてくれます。

また、流木から出る色素についても、吸着除去する効果があります。

なので、水が透明になるのです。

ただし、吸着濾過では吸着できる許容量があります。

マックスまで吸着すると効果がなくなり、取り換えなければなりません。

ちなみに、下記に紹介している商品のろかジャリは、吸着効果がなくなったあとも、バクテリアの棲み処として生物濾過の効果を発揮してくれます。

口コミの評判も高いので、購入する価値はありますね。

ただし、導入時にしっかりと洗わないと、しばらく砂利による濁りがでるので、そこだけ注意が必要ですね。

金魚水槽の水の濁り、茶色く黄ばむ原因と対処方法を解説

金魚水槽の水の濁り、茶色く黄ばむ原因と対処方法について書きました。

飼育水が茶色くなったり、黄ばんだりする原因は複数ありますが、金魚の排泄物や餌によって色が変わった場合は、水換えなどで対応する必要があります。

金魚の健康を損なう恐れがあるからです。

その他にも飼育水を透明にする方法について、吸着濾過などを紹介しました。

ぜひ活用していただけたらと思います。

というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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