金魚の種類

金魚のコメットの寿命はどれぐらい?長生きさせるコツは?

2020年10月18日

コメットを飼っている人「コメットの寿命ってどれぐらいなんだろう?丈夫な品種って聞いたけれど、どれぐらい長生きするものなのかな?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

金魚のコメットの寿命と、長生きさせるコツについて書いています

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上しています。

また、金魚のふるさと、奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚の品種のひとつに、尾びれの美しいコメットがあります。

コメットは丈夫な品種で、金魚の中でも寿命が長い種類となります。

うまく飼育することができれば、20年以上生きるんですよ。

ですから、上手に飼育して長生きさせてあげたいところですよね。

というわけで、今回は金魚の品種のひとつ、コメットの寿命について書いていきます。

金魚のコメットの寿命はどれぐらい?

さて、あらためてコメットの寿命について掘り下げていきます。

コメットの平均寿命は5~10年ほど

コメットの平均寿命は5〜10年と言われています。

和金と同様、丈夫な品種です。

なので、飼育者の知識不足や飼育の怠慢を、ある程度補ってくれるのではないかと思います。

ただし、この年数は、飼育環境に大きく影響されます。

金魚の品種としてのコメットの寿命は20年を越える

では、コメットの品種としての寿命はどれぐらいかというと、20年前後と考えられます。

というのも、個体によっては20年以上生きるものがいるからですね。

つまり、上手に飼育すれば、20年ほど生きる力があるということです。

コメットはどうして寿命が長いの?

ここまで見てきたように、コメットは金魚の品種の中でも丈夫で長生きします。

その理由としては、次のようなことが考えられます。

コメットの寿命が長い理由

  • 和金型で祖先のフナに近い体型をしている
  • 人の手があまり入っていない

コメットは和金型の品種で、祖先のフナに近い体型をしています。

ということは、特殊な形をしている金魚とはちがい、自然界の生き物として本来必要な機能が働きやすいのだと考えられます。

たとえば、ピンポンパールなどは、祖先のフナの形からかけ離れてしまっています。

ピンポンパールは和金からの突然変異で誕生した琉金とくらべても、同じ金魚とは思えないような外見ですよね。

とはいえ、金魚として生きていくために必要な臓器は変わりません。

本来であればフナ型の体型でうまくおさまっている内臓ですが、ピンポンパールのように特殊な形になってしまうことで、どうしても無理に体内におさめる必要がでてきます。

その結果、消化不良を起こしやすかったり、免疫力が低いなど、どうしても体質が弱くなってしまうのです。

また、フナの形から離れて丸みを帯びれば帯びるほど、転覆病が発生しやすいという問題も起こります。

その点、フナ型に近い体型のコメットでは、転覆病のリスクは非常に低いですね。

もうひとつあげられるのは、コメットが誕生する過程において、あまり人の手が入っていない、ということです。

コメットは琉金の突然変異によって誕生しました。

琉金は和金の突然変異によって誕生しましたが、コメットは元の和金に戻ったような変異です。

人間の意図的な操作が入っていない形で誕生したと言えます。

そういったあたりが、前述したフナの形に近いということも含めて、丈夫な品種となっている要因だと考えられます。

コメットを長生きさせるコツ

さて、コメットが丈夫で長生きする品種だということが分かっていただけたと思います。

ここからは、実際にコメットを長生きさせる飼育方法について書いていきます。

広い容器でしっかりと泳げる環境を作る

コメットは泳ぎがとても得意な品種です。

なぜなら、泳ぐのに適したフナに近い体型をしているからです。

ですから、水槽内をかなりのスピードで泳ぎ回ります。

なので、しっかりと泳ぐことができる飼育環境を準備してあげてください。

泳ぎ回れる環境がないと、ストレスを溜めることになります。

具体的には、水槽であれば60cm以上の大きさのものを使用し、少数で飼育するようにしてください。

そうすることで、過密飼育も避けられ、コメットがストレスを抱えないで生活できるようになります。

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水質の悪化を避ける

コメットが生きていくうえでもっとも重要なのは、水です。

水が悪くなると、いかに丈夫なコメットであっても、病気になります。

ですから、定期的な水換えを実施してあげてください。

そして、コメットに適した水を維持してあげてください。

金魚の水換えの頻度はどれぐらいが適切か?

急激な水温の変化を避ける

コメットも他の金魚と同様、水温の急激な変化に弱いです。

なので、室温の変化が激しい場所での飼育は避けましょう。

たとえば、エアコンが稼働している部屋などで飼育すると、オン、オフ時の水温差が大きくなる可能性があります。

人がいるときは水温が上昇し、いなくなると急降下するような環境だと、どうしても体調をくずしてしまいやすいです。

ですから、エアコンの影響が大きくない場所に設置してあげてください。

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金魚のコメットの寿命はどれぐらい?長生きさせるコツは?:まとめ

金魚の品種のひとつ、コメットの寿命について書きました。

コメットは金魚の中でも、寿命の長い品種のひとつです。

大切に飼育すれば、20年前後も生きることがあります。

犬や猫よりも長生きなんですよ。

丈夫な品種なので、初心者にも飼いやすく、品種としての魅力も備えた金魚です。

ぜひ、飼育してみてください。

なお、コメットの品種としての特徴や、どんな種類がいるのかなどについては、金魚のコメットの特徴や種類を解説しますをご覧いただけるとうれしいです。

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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