金魚の寿命を知りたい人「金魚ってどれぐらい生きるのか知りたい。金魚の寿命ってどれぐらいなんだろう?上手に飼えば、どれぐらい生きるものなのかな?また、長生きさせるためにはどんなことに気を付けたらいいんだろう」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
- 金魚の寿命がわかる
- 金魚を長生きさせる方法がわかる
こんにちは、せいじです。金魚飼育歴15年以上で、金魚のふるさと、奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、金魚の寿命ってどれぐらいだと思いますか?
2~3年って印象の方が多いんじゃないでしょうか。
実は、金魚の寿命は10年~15年と言われています。
世界でもっとも生きた金魚は、なんと43年です。
でも、そんなに長く生きるとは思えないですよね。
理由は、飼育方法が間違っているからです。
長生きさせるには、次のようなことが必要なのです。
長生きさせる方法
- 餌をあげすぎない
- 水温の変化が少ない環境で飼育する
- フィルターを洗いすぎない
- 塩浴を活用する
これらを守ってうまく飼育すれば、金魚が長生きしてくれる可能性が高くなりますよ。
というわけで、掘り下げて解説していきます。
金魚の寿命はどれぐらい?平均寿命は?
金魚の寿命を見ていくにあたり、長寿の金魚でどれぐらい生きたことがあるのか、そして、平均寿命がどれぐらいなのかを見ていきます。
金魚の寿命ギネス記録は?
まず、世界でもっとも生きた金魚の寿命を紹介します。
ギネスに認定されている金魚が生きた最長記録は43年です。
その品種は和金だそうです。
和金とは、金魚すくいで用いられる金魚と同じ品種です。
そう、多くの方が、金魚と言われて思い浮かべる金魚かと思います。
あんな小さな体なのに、40年以上も生きる個体がいるなんて、驚きですよね。
金魚の平均寿命は?
では、金魚の平均寿命はどれぐらいでしょう。
一般的に金魚は10年~15年生きると言われています。
品種によって若干のちがいはありますが、10年以上は生きる力を持っているのです。
金魚がすぐに死んでしまうのはどうして?
えっ?そんなに生きるの?と思う方も多いかもしれません。
金魚はすぐに死んでしまう、というイメージがありますよね。
そんなイメージになる理由は、最初に飼育する金魚が、金魚すくいですくってきた金魚(小赤)である場合が多いからだと思います。
金魚すくいの金魚はすぐに死んでしまうことが多いですよね。
だから、金魚は弱い生き物だという認識になってしまうんですね。
しかし、すぐに死んでしまうのは、金魚が弱い生き物だからではなく、他に大きな理由があるのです。
それは、自宅で飼育する前の時点で、金魚が瀕死のダメージを負っているからなんです。
瀕死のダメージを負っている原因をまとめると次のようになります。
長生きしない理由
- 金魚すくいは金魚が過密に飼育されている
- 長時間追い回されたり、何度もすくわれている
- 家に持ち帰るまでに、酸欠状態の小さな袋で揺られまくる
このように、金魚すくいの環境や、金魚すくいで金魚をゲットして、そこから家に持ち帰るまでの環境というのは、金魚にとって非常に劣悪なのです。
とにかく身も心もボロボロな状態で、金魚は自宅にやってくるわけなんですね。
そのうえ、まったく新しい生活環境に放り込まれ、適応しなければならないのです。
とてつもなく膨大なストレスを抱えた状態での生活を、さらに強いられることになるんですよ。
なので、そのまま普通に飼育していると、たいてい弱り切って病気になったり、力尽きて突然死してしまったりするのです。
そのため、金魚は短命とか、金魚は弱い、というイメージになってしまうんですね。
金魚は老衰まで生きるのがむずかしい
とはいえ、元気な金魚を飼ったとしても、金魚を10年~15年もの間、長生きさせるのはむずかしいです。
なぜなら、きちんとした金魚飼育の知識を持っている人が少ないからです。
だから、まちがった飼育方法により、金魚を死なせてしまうことになるんですね。
よくあるまちがいとしては、次のようなことがあげられます。
よくあるまちがい
- 餌のあげすぎ
- フィルターの洗いすぎ
- エアコンなど、水温の変化が激しい場所での飼育
これらの問題により、金魚の寿命を縮めてしまうわけですね。
というわけで、天寿をまっとうできるのは、ごく限られた金魚ということになります。
それらを踏まえて考えると、実際の金魚の平均寿命は、1年~2年ぐらいになるのではないでしょうか。
次からは、ここであげたまちがった飼育方法の改善策について書いていきます。
金魚を長生きさせる方法
それでは、金魚を長生きさせる方法について書いていきます。
適切に飼育すれば、10年とは言わないまでも、3年以上は生きてくれるはずです。
頑張って長生きさせてあげてください。
餌をあげすぎない
まず、金魚が死ぬもっとも多い原因として、餌のやりすぎがあげられます。
餌の量を上手にコントロールできないために、金魚が消化不良を起こして死んでしまうのです。
というのも、金魚は胃がなく、消化能力が低い生き物です。
にもかかわらず大食漢なので、餌をうまく調整してあげないと、つい食べすぎて消化不良を起こしてしまうのです。
金魚が消化不良を起こすと、命を落とす可能性があります。
なので、適切な量の餌をあげるようにしなければなりません。
金魚を死なせない餌のやり方については、金魚に餌をあげないで!餌切りが金魚を死なせない秘訣ですの記事に詳しく書いています。
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水温の変化が少ない環境で飼育する
金魚は急激な水温の変化に弱い生き物です。
なので水槽を設置する場所に配慮が必要なのです。
たとえば、水槽をリビングに設置した場合、夏には冷房、冬には暖房を使いますよね。
人が生活するには冷暖房器具が必要不可欠ですが、金魚にとっては困った道具なんです。
なぜなら、冷暖房をつけたり消したりすることによって、部屋の温度が大きく変わるからです。
部屋の温度変化によって、当然水温も変化することになります。
ですから、金魚が水温の変化について行けず、体調をくずしてしまうのです。
たとえば、人間でも気温の変化が激しいと、身体に負担となりますよね?
それと同じように、金魚にも負担となるわけです。
なので、玄関など、冷暖房器具を使わない場所に水槽を設置するようにしましょう。
フィルターを洗いすぎない
清潔な人も注意が必要です。
飼育する際には、フィルターなどの道具を、頻繁に洗わないようにしなければなりません。
なぜなら、フィルターを洗うとバクテリアが減少して、生物濾過の作用が機能しなくなるからです。
生物濾過とは、バクテリアの働きによって金魚に有害な物質を、無害の物質に変えてくれる作用を言います。
この作用は、バクテリアの量が多いほど、効果を発揮します。
しかし、水道水で洗ってしまうと、バクテリアは死んでしまい、生物濾過の機能が減少してしまいます。
すると、金魚にとって有害な物質がそのまま残ってしまい、病気になったり、死んでしまったりするのです。
だから、フィルターは洗いすぎないようにしなければなりません。
バクテリアの働きについては、金魚水槽のバクテリアの効果をわかりやすく解説を見ていただけるとうれしいです。
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塩浴を活用する
金魚の健康を保つのに、塩浴というものがあります。
塩浴とは、飼育水を0.5%の塩水にすることで日常生活の中での負担を軽減し、自然治癒能力を高めるために行うものです。
金魚を持ち帰ったときや、飼育していて元気がないときに実施すると、回復する可能性があります。
塩浴を効果的に使うことで、金魚の健康を維持することができるのです。
なので、塩浴の効果や方法についてはおさえておいてください。
塩浴についての詳しい内容は、金魚の塩水浴とは?やり方や効果をわかりやすく解説を読んでいただけるとうれしいです。
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金魚の寿命や平均寿命は何年ぐらい?:まとめ
金魚の寿命について書きました。
意外なほど長くて、驚かれた方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、その寿命をまっとうできる金魚は、ごく少数であるのが事実です。
そして、その理由は、金魚を正しく飼育できていないからなのです。
なので、当ブログをご覧いただき、正しい飼い方を知って、金魚を長生きさせてあげてください。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。