金魚とメダカのちがいを知りたい人「金魚とメダカのちがいを知りたい。金魚とメダカのちがいってなにかな?大きさのちがいだけ?それ以外にもなにかあるのかな?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、日本人の多くの人は、小さいときに金魚、もしくはメダカを飼育した経験があるのではないでしょうか?
それぐらい古くから日本人親しまれ、身近な生き物ですよね。
とはいえ、金魚とメダカはどうちがうの?と質問されると、意外と堪えられなかったりしますよね?
実は、金魚とメダカはけっこうちがう部分があります。
たとえば、生き物としての分類、身体の大きさや寿命、飼育環境などです。
というわけで、今回は金魚とメダカのちがいについて解説していきます。
金魚とメダカの違いは?
では、金魚とメダカのちがいに就いて書いていきます。
まずは生き物の分類のちがいについてふれ、その後、大きさや寿命などを比較しながら見ていきます。
分類のちがい
金魚とメダカの生き物としての分類について見ておきます。
金魚とメダカは、ちがう分類の生き物となります。
身体的な作りのちがい
金魚とくらべて、メダカは背びれが身体の後方あります。
また、腹びれ大きいという特徴もありますね。
あと、金魚にはある生殖孔の下の舵びれは、メダカにはありません。
金魚のほうが大きくなる
成長したときの身体の大きさもちがいます。
金魚は種類にもよりますが、メダカよりも4~5倍大きくなります。
ギネス記録では、47.4cmとなっています。
メダカは5cm前後になると成長がとまり、それ以上大きくすることはむずかしいですね。
生き物としてDNAに関係してくるものと思われます。
メダカの寿命は短い
金魚とメダカでは寿命もちがいます。
金魚が10年以上生きるのに対して、メダカは4年生きればいいほうになります。
身体の大きさなども影響があるのかもしれません。
ただ、これはあくまでも生き物としての寿命であり、実際にどれぐらい生きるかは飼育環境にもよります。
金魚でもメダカでも、正しく飼育できないとすぐに死んでしまうことがあります。
飼育環境のちがい
ということで、次は飼育環境のちがいを見ていきましょう。
金魚の飼育をする際に必要な道具として、次のようなものがあげられます。
ざっくりとまとめると、これらの道具があれば十分な飼育環境になります。
フィルターを設置する場合、エアレーションは必要ないケースが多いですね。
金魚の飼い方や必要な道具などを初心者向けにわかりやすく解説!!
いっぽうで、メダカは容器があれば飼育できます。
金魚とくらべて非常にお手軽ですね。
というのも、メダカには次のような特徴があります。
メダカは身体が小さく、金魚ほど排泄物を出さないので水が汚れにくいです。
ですから、フィルターを設置しなくても飼育することが十分可能です。
また、酸素の消費量も少ないため、エアレーションがなくても飼育できるのです。
金魚もフィルターやエアレーションなしで飼育することはできますが、毎日のように水換えが必要になります。
とはいえ、フィルター、エアレーションなしでメダカを飼育する場合も、金魚と同様に水量を多めにし、水中に酸素を取り込みやすいように間口の広い容器で飼育したほうが良いですね。
屋外に水連鉢を設置し、水草を浮かべておけばビオトープの完成です。
金魚とメダカの共通点は?
ここからは、金魚とメダカの共通点について書いていきます。
いろいろちがいのある金魚とメダカですが、共通点もあります。
適応できる水温
金魚とメダカは、ともに活動できる水温が同じです。
どちらも以外に幅広い水温に対応できます。
ただし、変温動物なので、15℃を下回ると活動量が低下します。
動きがあきらかに少なくなり、にぶにくなります。
そして、28℃を超えると食欲が低下します。
また、急激な水温の変化には弱い、というところも共通しています。
水道水の水質で飼育できる
金魚とメダカはともに淡水魚で、生きていける水質についてもほぼ共通しています。
メダカのほうが少し水質の対応幅が広いですが、ともに水道水を使って飼育することが可能です。
ただし、水道水を使用する場合は必ずカルキ抜きをしてください。
カルキは猛毒になるため、そのまま使用すると死んでしまいます。
金魚とメダカの違いや共通点は?:まとめ
金魚とメダカのちがい、そして共通点について書きました。
どちらも日本人にとって身近な生き物でした。
しかし、最近は野生のメダカを見る機会が減ってきたように思います。
それだけ自然が減少しているのでしょう。
しかし、メダカの人気は昔より高いですね。
ペットショップやホームセンターなどでもいろいろな種類を購入することができます。
そして、手軽に飼えるのでぜひ飼育してみてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。