丹頂に向いている餌を知りたい人「丹頂に向いている餌を知りたい。金魚の品種のひとつ、丹頂を飼っているんだけれど、どんな餌をあげたらいいのかな?金魚にはいろんな種類があるけれど、どれも同じ餌でいいの?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
金魚の丹頂に向いている餌の選び方、おすすめの餌、餌のあたえかたについて書いています
こんにちは、せいじです。
丹頂をふくむ、金魚の飼育を10年以上しています。
さて、金魚にはいろいろな品種がありますよね。
そして、金魚の餌もたくさんの種類が販売されています。
その中で、丹頂に向いている餌とはどのようなものでしょうか?
品種に合わせて餌を選ぶには、品種の特徴を踏まえなければなりません。
丹頂の品種の特徴を踏まえたうえで、丹頂の餌選びのポイントは次のようになります。
丹頂の餌選びのポイント
- 浮上性の餌
- 身体が大きく成長する
- 肉瘤の発達を促進する
これらの特徴を備えた餌が、オランダゴールドです。
というわけで、今回は金魚の品種のひとつ、丹頂に向いている餌選びの方法について書いていきます。
なお、丹頂の特徴や飼い方などを網羅的に知りたい場合は、【金魚】丹頂の特徴や種類、値段を紹介しますをご覧ください。
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【金魚】丹頂の特徴や種類、値段を紹介します
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【金魚】丹頂に向いている餌とは?
では、まずは丹頂に向いている餌選びについて見ていきます。
餌を選ぶ際には、丹頂の特徴を踏まえる必要があります。
丹頂の特徴をまとめると、次のようになります。
丹頂の特徴
- 泳ぎが比較的得意
- 金魚の中では大型の品種
- 肉瘤が発達する
そして、餌の特性の把握も必要です。
一般的な金魚飼育では、人工餌が用いられます。
人工餌は、冷凍赤虫や生餌とくらべると安くて管理がかんたんで、また栄養のバランスもいいからです。
そんな人工餌には、大きく分けて2つのタイプがあります。
水槽に入れると水面で浮く浮上性タイプと、水槽の底に沈む沈下性タイプです。
それぞれにメリット、デメリットがありますが、品種によってよりメリットが生きるタイプの餌を選ぶことが必要です。
丹頂には浮上性の餌が向いている
丹頂に向いているのは浮上性の餌になります。
泳ぎが得意なため、水面で水流に流されていく餌でもラクラク追いつけるからです。
泳ぎが不得意だと、水流に流される餌をなかなかとらえられません。
そして、餌を吸い込もうとして空振りすると、空気だけが体内に入っていきます。
これを繰り返すと、転覆病の原因になると言われています。
泳ぎの得意な丹頂であれば、浮上性のデメリットがなくなり、メリットが生きることになります。
浮上性の餌のメリットは、次の通りです。
メリット
- 食べている量の把握がしやすい
- 食べ残しを取り除くことができる
- 飼育水を汚しにくい
肉瘤の発達をうながす
丹頂は肉瘤を持つ品種です。
肉瘤とは、頭の上にできる瘤をさします。
らんちゅうやオランダ獅子頭にも見られる特徴ですね。
肉瘤は、生まれもった遺伝子と、成長過程での飼育環境や餌によって発達具合が変わります。
その中でも、肉瘤の発達にもっとも必要な要素は遺伝子です。
というのも、発達する遺伝子を持たない限り、肉瘤が成長することはほぼありません。
環境や餌ではどうにもならないのです。
とはいえ、遺伝子があっても、肉瘤が成長する環境や餌をあたえなければ、成長しきらないままで終わってしまいます。
ですから、肉瘤の発達には餌選びが重要なのです。
肉瘤を発達させるために必要な成分は、たんぱく質と脂肪です。
なので、丹頂にあたえる餌は、たんぱく質と脂肪が豊富に含まれているものが適しています。
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丹頂におすすめの餌は?
ここからは、丹頂におすすめの具体的な餌について書いていきます。
丹頂は金魚の中では大型の品種となります。
なので、身体も、肉瘤もしっかりと発達できる餌が必要となります。
オランダゴールド
丹頂に非常に適している餌としては、キョーリンが販売しているオランダゴールドがあります。
オランダゴールドは、オランダ獅子頭を代表とするオランダ型の品種に最適化された餌になります。
オランダゴールドの特徴としては次の通りです。
オランダゴールドの特徴
- 浮上性
- 高たんぱく、高脂肪
- 色揚げ効果がある
この餌をあたえることによって、身体も肉瘤も大きく成長させることができます。
色揚げ効果もあるので、屋内飼育で色が薄くなるのを防ぐことができます。
まさに、理想的な丹頂を手に入れることができるわけですね。
実際に使用しているかたの口コミでは、次のようなコメントが見られます。
オランダゴールドの口コミ
- 身体も肉瘤も大きく成長した
- 安いのに金魚の食いつきが良い
- 長きにわたって定番の餌で安心感がある
- この餌にしてから転覆病を起こさなくなった
オランダゴールドをあたえることによって、美しい丹頂を楽しむことができますね。
丹頂の餌のあたえかた
丹頂の餌のあたえかたの基本については、次のようになります。
丹頂の餌の与えかた
- 1回5分程度の量
- 1日1~2回あたえる
短期間で大きく成長させたい場合は、餌の量を増やすのではなく、回数を増やすようにしてください。
一度にたくさんの餌をあたえてしまうと、丹頂が無理に食べようとして消化不良を起こす原因になります。
また、食べきれなかった餌が水槽に残り、水を汚す原因となります。
なので、回数で調整するようにしてください。
あと、1日に複数回餌をあたえる際の注意点ですが、餌と餌の間隔を2時間以上あけるようにしてください。
先に食べた餌をしっかりと消化してからあたえることによって、消化不良のリスクをさけることができます。
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【金魚】丹頂に向いている餌やあたえかた【おすすめあり】:まとめ
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丹頂はオランダ型で、大きく成長するタイプの品種です。
また、肉瘤が発達する品種でもあるので、成長をうながせるような餌をあたえるようにしてください。
そうすることで、すばらしい姿をもった丹頂を観賞できるようになります。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。