メダカの体調不良のサインを知りたい人「メダカの体調不良のサインを知りたい。メダカって体調が悪くなるとどうなるのかな?そのサインをあらかじめ知っておけば、すぐに気づいて対処できるよね。そすれば、死んでしまう前に改善してあげることができるんじゃないかな。だから、メダカの体調不良のサインを知りたい」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、メダカも生き物ですから、時には体調をくずすことがあります。そして、体調に異常が発生している場合は、体表の変化や泳ぎ方、普段の過ごし方の中でサインを発するのです。
そのサインをしっかりとキャッチして、早急に対応することでメダカの健康を守ることができます。
というわけで、今回はメダカの体調不良のサインについて解説していきます。
メダカの体調不良のサインとは?
では、メダカの体調不良のサインには、どのようなものがあるでしょうか。
まとめると、次のようになります。
メダカの体調不良のサイン
- 水面でパクパクしている
- 水面や水槽の底でじっとして動かない
- 泳ぎ方がおかしい
- 餌を食べない
- 痩せてきた
- 色艶が悪い
それぞれ掘り下げていきます。
水面で口をパクパクしている
メダカが水面で口をパクパクするしぐさを繰り返す場合は、酸欠のサインです。
酸素が水中に足りないことにより、メダカが水面にある酸素をなんとか取り込もうとしているんですね。
どうして酸素不足になると水面でパクパクするかというと、水中に酸素が取り込む仕組みに原因が有ります。
水中に酸素が取り込まれるのは、水面からです。水面が空気に触れることによって、酸素が水中に溶け込むんですね。
ですから、水中の酸素が不足した場合、もっとも酸素量が多くなる水面に、メダカは酸素を求めて集まるわけです。
ただし、口をパクパクしているからといって、口から酸素を取り込んでいるわけではありません。メダカはえら呼吸ですから、えらから酸素を取り込みます。
口がパクパクするのは、えらを動かすためです。
酸素不足が発生している場合は、酸素を供給してあげなければなりません。
ですから、エアレーションをするなどの対処をしてあげてください。
酸欠が起こる原因としては、次のようなことが考えられます。
メダカの数が多すぎて、水中の酸素の消費量が多くなると、メダカは酸欠を起こします。
また、水温が高くなると、水に溶け込むことができる酸素の量が減少してしまい、メダカの酸素不足が発生します。
他にも、飼育水に汚れがたまって、水質が変化することによっても、酸欠を引き起こ場合があります。
水面や水槽の底でじっとして動かない
水面や水槽の底でじっとして動かないときは、体調不良をくずしている可能性があります。
体調が悪くて動けなくなっているんですね。
水面に浮き、流されるままになっているようなら、かなりの重体と言えます。
隔離して塩浴などを実施し、体調の回復に努めてあげてください。
メダカの塩浴の方法や期間、塩の量といった詳細については、メダカの塩浴(塩水浴)の方法や効果、期間や塩の量についてをご覧ください。
泳ぎ方がおかしい
メダカの体調不良は泳ぎ方にもあらわれます。突然狂ったように泳いだり、容器の壁面や水槽の底に身体をこすりつけるように泳ぐ場合は、白点病などの病気の前兆である場合が多いです。
白点病の詳しい症状や治療方法については、メダカの白点病の原因や症状、治療方法についてを確認してください。
また、ふらふらと泳いだり、くるくる回るように泳ぐようであれば、アンモニア中毒やpHショックなどが考えられます。
それらの原因や治療方法についても、メダカの泳ぎ方がおかしい、激しく泳ぐ、暴れる原因は?で詳しく書いています。
日々の観察の中で、メダカの泳ぎ方にも要注目するようにしてください。
餌を食べない
メダカが餌を食べないときも、かなり体調が悪い証拠です。メダカは、よっぽど体調が悪くないと、餌を食べようとするからです。
水質の悪化や、環境の急激な変化などがあると、メダカは体調をくずします。そして、そのダメージが大きいと、餌を食べなくなってしまうことがあります。
また、病気を発症している場合も、餌を食べられなくなることがあるんですね。
治療が必要な状態ですから、塩水浴や薬浴を実施して、体調の回復に努めてあげてください。
痩せてきた
餌をある程度食べているのに、どんどんやせ細っていく場合も体調不良を疑う必要があります。
体表などに病気の症状があらわれていないか、確認してあげてください。
ただ、痩せていく場合は、寿命が近い可能性もあります。
寿命を迎えている場合は、残念ながらどうすることもできません。寿命をまっとうできるよう、できるだけ穏やかに生活ができる環境を作ってあげてください。
色艶が悪い
メダカの色がくすんできた、体表の艶がなくなってきた、というのも、体調不良のあらわれである場合があります。
ただし、こちらも痩せていくのと同じく、寿命が近づいている可能性があります。
メダカの寿命は、短くて1年、長くても4~5年ほどです。繁殖行為や、飼育環境によって寿命は変わります。
寿命が近づいているかどうかをそのあたりから判断してあげてください。
メダカの寿命、そしてどのような要素で寿命が変化するかについては、メダカの寿命はどれぐらい?死ぬ原因や長生きさせるコツは?を見ていただけるとうれしいです。
メダカの体調不良のサインとは?
メダカの体調不良のサインについて書きました。
メダカを長生きさせるためには、体調不良のサインにいち早く気づいて、適切な対処をすることが重要です。
なぜなら、体調不良が進むことで、回復させることがむずかしくなるからです。毎日ある程度観察する時間を持ち、メダカの体調不良に気づいてあげてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。