メダカの寿命を知りたい人「メダカの寿命が知りたい。メダカを飼おうと思うんだけれど、どれぐらい生きるものなのかな?また、長生きさせるためには、どのように飼育したらいいんだろう。そのあたりが知りたいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
メダカの寿命と、長生きさせるコツについて書いています
こんにちは、せいじです。
私たち日本人にとって、なじみの深い小動物にメダカがいますよね。昔は川にメダカをとりに行き、そのまま飼育するなんてことがあたりまえにできていました。
とはいえ、メダカを飼い始めてもすぐに死んでしまった、という経験がありませんか?
ですから、メダカは短命であるイメージを持っている人も多いのではないかと思います。
ところが、メダカはうまく飼育すれば4〜5年も生きることができるんですよ。
つまり、すぐに死んでしまうのは、飼育方法が悪いからなんです。
というわけで、今回はメダカの寿命がどれぐらいなのか、そして、長生きさせるためのコツについて解説します。
メダカの寿命はどれぐらい?死ぬ原因や長生きさせるコツは?
では、まずはメダカの寿命について見ていきましょう。
メダカは環境やその他、飼育の仕方によって、寿命に差が出る生き物です。ですから、その要件についても、整理していきたいと思います。
メダカの平均寿命
メダカの平均寿命は、1~2年とされています。
もちろん、これは基本的な飼育をきちんとしたうえでの寿命ですから、はなからまちがった飼育をした場合は、すぐに死んでしまうこともあります。
たとえば、カルキを抜いていない水道水に入れてしまう、といったことですね。
メダカの寿命の最長記録(ギネス)は?
いろいろ調べてみましたが、ギネスに認定されているメダカの寿命の最長記録は見当たりませんでした。
その他、情報を集める中では、4~5年生きた、という飼い主の声をけっこう拾うことができました。
その中でも、6年というのが最長と思われます。
メダカの寿命にあたえる要素
さて、メダカが生きることができる期間をまとめると、1年~5年と幅広くなっていますが、この幅にはどのような要素が影響をあたえるのでしょうか。
その要素をまとめると、次のようになります。
メダカの寿命に影響を与える要素
- 産卵などの有無
- 飼育下か野生か
- 室内飼育か屋外飼育か
- オスかメスか
- 種類による差
それぞれ掘り下げていきます。
産卵などの有無
メダカは、繁殖することによって寿命が短くなります。繁殖は、それだけ身体に負担がかかるからです。
産卵するメスはもちろんですが、オスも同様に寿命が短くなります。
メス複数に対してオスが1匹といった環境になると、オスの負担は大きくなり、さらに寿命を縮める要因となるようです。
飼育下か野生か
野生のメダカの寿命は、だいたい2~3年と言われていますね。
飼育されているメダカとくらべると、平均寿命では長くなります。
室内か屋外かでも変わる
飼育されているメダカでも、その環境が室内か、屋外かによっても寿命に差が出ます。
屋外で飼育しているメダカのほうが、寿命は長くなります。
太陽の光に触れることが、寿命が伸びるひとつの要因ではないかと考えられています。
オスとメスでもちがう
メダカは、メスのほうが寿命が長い傾向にあります。
人間と同様に、身体の作りがそうなっているのでしょう。
種類によってもちがいがある
メダカの種類によっても差があります。
人間の手によってたくさんの種類が生み出されてきたメダカですが、人の手が加われば加わるほど弱くなる傾向があります。
逆に、改良の元になったメダカの原種や、それに近い品種については丈夫です。
丈夫なメダカの品種をまとめると、次のようになります。
丈夫なメダカの品種
- クロメダカ
- ヒメダカ
- シロメダカ
- 楊貴妃メダカ
これらの品種は、長生きしやすいですね。
メダカが寿命をむかえたときの症状、サインとは?
1~5年生きるメダカですが、いよいよ寿命をむかえるといったときは、どのような症状が見られるのでしょうか。
メダカが寿命をむかえる際は、次のような症状を見せます。
寿命を迎えたときのサイン
- 餌の食べる量が減る
- 徐々に痩せていく
- 動きが悪くなる
人間が死をむかえるにときの症状に似ていますね。
それぞれ掘り下げます。
餌を食べる量が減る
メダカは寿命が近づいてくると、餌を食べる量が減ってきます。
そして、だんだんと食べなくなっていきます。
徐々に痩せていく
餌を食べる量が減りますから、メダカは徐々に痩せていきます。
動きが悪くなる
そして、動きも悪くなります。
元気に泳いでいたメダカの動きがにぶくなってきたら、寿命が近づいているサインとなります。
メダカを長生きさせるコツとは?
ここからは、メダカを長生きさせるコツについて書いていきます。
過密飼育を避ける
小さなメダカですから、ついたくさん水槽に入れたくなりますが、入れすぎるとメダカは死にやすくなります。
過密飼育になると、次のような問題が発生するからです。
過密飼育の問題点
- 水が汚れやすくなる
- 酸素が不足しやすくなる
- ストレスがかかりやすい
ですから、水槽のサイズに余裕をもって飼育するようにしてください。
目安としては、1匹につき水3ℓ、つまり60cmの水槽で20匹ぐらいが限度ということです。
1匹あたりの水の量は多ければ多いほど、メダカにとって良い環境となります。
水質を維持する
過密飼育のところでも書きましたが、水の汚れはメダカの寿命に影響します。
たとえすぐに死んだり、病気にならなかったとしても、水の汚れは確実にメダカの寿命を削ることになります。
ですから、定期的に水換えをして、きれいな水質を維持してあげてください。
餌をあたえすぎない
餌のあたえすぎも、メダカを死なせてしまう原因となります。
食べすぎは、消化不良の原因となりますし、排泄量が増えると水の汚れにもつながります。
くれぐれも餌をあたえすぎないようにしてください。
日光浴をさせる
屋内で飼育している場合は、定期的に日光浴をさせてあげると、寿命を伸ばすことができます。
とはいえ、水槽に直接太陽の光が当たるようにしてしまうと、水温の上昇を招いてメダカにダメージをあたえてしまいます。
また、コケの大量発生の原因にもなります。
ですから、別容器に入れて、太陽の光が間接的に当たるところで少しの時間過ごせる機会を、定期的に作ってあげてください。
繁殖させない
繁殖をさせないことも、長生きの秘訣になります。オス、メスともに、繁殖は寿命を削るほど大変な行為なんですね。
とはいえ、メダカについては、繁殖をさせることも飼育のひとつの楽しみでしょうから、繁殖を否定するわけではありません。
あくまでも寿命を考えた場合のお話しです。
メダカの寿命はどれぐらい?死ぬ原因や長生きさせるコツは?:まとめ
メダカの寿命について書きました。
本記事をまとめると、次のようになります。
この記事のまとめ
- メダカの寿命は1~5年
- 飼育下での平均寿命は1~2年、野性では2~3年
- メダカの寿命は複数の要件から影響を受ける
- 長生きさせるコツは、きちんとした飼育と太陽の光
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。